蓮見圭一の「水曜日の朝、午前三時」読んだ。この本は2001年に発表され、去年12月に文庫本された。噂によると20万部売れているらしい。読んだ本は今年7月に出たやつで六刷目。俳優で本の評論家の児玉清さん(アタック25の司会のおじさん)が書評を書いてから売れ行きが伸びたとのこと。
大阪万博、京都の街、70年代のアメリカのシンガーの話がよく出てきて、ジワ~とくる。そしてあの国の話もからんでくる。小説にサイモン&ガーファンクルは出てこないけど、彼らのヒット曲と同じタイトル。大阪万博の頃って携帯電話、インターネットもない時代。恋愛って今よりもずっと重かったんだろうな、と思った。