京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

  保健指導部会集会開催

2013年02月23日 | 委員会活動

 2月23日(土)部会集会開催いたしました。

参加は12名(保健指導9名、勤務2名、助産所部会1名)でした。4月から京都市の母子家庭訪問をされる方も参加してくださいました。

内容は: 1.交流会  2.藤垣副会長の研修会報告  3.医療安全管理について

交流会では、現在の活動状況について話し合いました。

プレママ訪問もあり訪問件数が多くなり、多い方では25件、キャンセルも増えた。また最近はトラブルも多いように思う。養育支援への関わり方は難しい。4月からは未塾児家庭訪問も開始となり、よりよい支援方法を検討中。 保健センターや支所では年2回位、事例検討会や勉強会開催で保健師や他の人との意見交換をされている。

総合病院勤務、フロアは女性のみ15床と少ないが、0歳~90歳、不妊治療から妊産褥婦、新生児、成人、更年期、老年期の女性のライフサイクルを考えながらの看護で色んな人がいて中身は濃いと。

藤垣副会長の研修会報告。

日助の「45都道府県の支援センターへの覆面電話調査結果と課題」全体の印象「個々の経験則での対応」個性が強く、日助の統一した方向性は感じられない。問題解決には2つの要点が必要 ①相談内容の原因や改善のための情報提供。②ご利用者様の不安や焦りのメンタルケアが少ない。

受電までに時間がかかると、相手が不安になる。 第一声、しっかり事業名を名乗る。電話対応のについては直ぐに実践しなくてはいけない事です。会館の電話だけではなく病院や普段の会話など意識して話していけるといいですね。

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医療安全管理について

H19年医療法の一部改正について、分娩を取り扱わない助産所でも、管理者は医療安全管理に積極的に取り組む事が求められている。保健指導部会において医療安全管理対策を考えていきたい。

人は誰しも 「ミス」 を犯す。 ハインリッヒの法則では1件の大事故。微小事故は300件と言われています。日常業務で”ヒヤリ”としたり”ハッと”した事例を皆で検証する事は大切です。

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京都府助産師会のヒヤリハットで多いのは訪問時間の遅れ。対策として余裕を持って、午前、午後各1件にされている人もいます。また訪問のアポ時に情報を取る。初産婦は子育てに対して不安が多いので時間に余裕を持つ。 対話では相手の受け取り方で、トラブルになることもある。相手の意思確認をすると安心など貴重な意見がでました。

また物品や書類の不足などある事が多い。訪問前と訪問終えて帰る前に書類と物品の確認は大切です。訪問時は緊急事態に備えて携帯電話を持参する事。

ヒヤリハットは記名でも無記名でもOKです。多くの方からの提出をお願いいたします。

  保健指導部会長  伊藤 正子


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2月ミドワイフ道場

2013年02月14日 | 助産師会支援事業

「ローリスクからハイリスクまで妊産褥婦への関わり方~助産師外来での実践を通して~」

担当 神原祐美(北支部)助産師

まだまだ寒空の中、参加者17名(会員10名、非会員5名、学生2名)、そのうち潜在助産師6名でした。

2組のお子様連れが参加してくださって、和やかな雰囲気で始まりました。

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神原助産師は、足立病院(院外助産院)「みのりの家」で長年助産師外来をされていた経験を持ち、地域ではプレママ訪問やこんにちは赤ちゃん訪問などもされています。

助産師外来に訪れる妊婦さんの最近の相談内容と実際の対応について、日頃の経験から詳しく話してくださいました。

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その後、参加者同士ペアになって、実際に経験された体重コントロールの事例検討を行い、女性のそばに寄り添う助産師としてどうあるべきかを参加者に気づかせてくださいました。

以下参加者の感想の一部です。

「寄り添う」助産師として、とても大切なことを再認識しました。

寄り添うこと、聴くことが大切なのだと気づきました。

妊婦さんの目に見えることだけを見がちでしたが、もっと深いところまで寄り添っていくことが必要なんだと思いました。

外来での実際の支援や、助産師として、女性と家族とどんな風に関わることが大切かを学べた。「安心感を持ってもらえる助産師(女性)になる」難しいけど、なれるようにはどうしたらよいかを考えていきたい。

とてもいい勉強になりました。妊婦さんと限られた時間で、背景、生活スタイル、食生活などを聞きながら、健診で見える情報からその後ろにあるものを見ていく。たくさんの(助産師としての知識や情報の)引き出しを増やしていくとともに、その人にあった情報を選んで提供する。指導するのではなく、ヒントを与える。本人に気づいてもらえるように一緒に考える。寄り添うetc。そんな関わりをもっていけるように、明日からの仕事に意識していきたいと思います。

助産師がどのようなプロセスを経て、その言葉を妊産婦さんにかけているのかがわかり、勉強になりました。どのような視点を持って、どのような姿勢で関わっていくのかというとても大切なことを学べました。これからに活かしたい。

事例検討ができて、実践につながる話も聞けてよかったです。

体験談をたくさん聞けたことがとてもよかったです。

今回参加して、一番興味のある保健指導のことがきけてよかったです。答えを出すのではなく、背景を考えて本人に気づいてもらうことの大切さ、いかに信頼関係を築いていけるかがよくわかり、参加して良かったと思いました。

(ミドワイフ道場担当 越山)


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えんどう豆ちゃんたちのファミリー教室開催

2013年02月11日 | 助産師会支援事業

2013.1.26(土)と2.9(土)に会館にて「えんどう豆ちゃんたちのファミリー教室」が開催されました。

平成9年から多胎育児支援事業として、情報誌「ツインズ通信」を発行し相談事業や検診付き添いボランティア等取り組み、平成18年からはご要望の強かった妊婦とその家族対象の教室を「えんどう豆ちゃんたちのファミリー教室」として年数回開催して来ました。のべ450人の妊婦様とその家族の皆さまの参加と、先輩家族講師として35家族の皆様がご自分の経験をお話に来てくださいました。

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1.26(土)は妊娠出産編でした。3組5名の参加で少なかったのですが、先輩家族講師の方から経験をお話いただき、助産師からは妊娠分娩経過を「胎児ちゃん人形」とともにお話ししました。その後ティータイムでそれぞれの妊婦生活の交流をしました。

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先輩家族講師のご家族は沢山の写真とともに母親父親のそれぞれからご経験をお話いただきました。旦那様による前後ろ抱っこは必見です。

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2.9(土)は産後の生活と育児編でした。参加できないご夫婦に代わって妊婦さまの実母様が参加されたり、以前妊婦の時にこの教室に参加されたご夫婦が1歳5ヶ月の双子さんを連れて見学に来られたりで、賑やかな開催となりました。活動に興味を持たれた助産師の見学もありました。

先輩家族講師の方からは、帝王切開分娩、母乳育児、同時授乳、お子さんの成長に合わせたその時々の生活、「私流双子ママの対人極意」も伝授して頂きました。ありがとうございました。

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先輩家族講師であるパパ、以前にこの教室参加された今は多胎パパ、近い将来多胎パパになる多胎妊婦の夫と・・・3人揃って盛り上がりました。勿論ですが子守りしながらです。

参加できないご家庭へは訪問事業や電話やメールによる「多胎のほっとめ~るこ~る」も行なっています。ご利用ください。

当会は、2013.2.5に 平成24年度「子どもを共に育む京都市民憲章」実践推進者表彰をいただきました。今後も更に関係団体や医療、保健センター、サークル等との連携と協働の中で、多胎育児支援事業に取り組んでゆく所存です。

                                                      多胎育児支援事業代表 森光孝枝



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   ミニ講座開催 ~多胎育児について~

2013年02月11日 | 助産師会個人事業

 

 2月7日、助産師会館一階ホールにてミニ講座開催いたしました。

多胎育児支援 えんどう豆の会と保健指導部会の合同で行いました。

テーマ  「知ってほしいふたごの子育て」~ふたごと過ごすホントの日常~

講師:同志社女子大学 現代社会学部助教 越智祐子先生。

    宝塚市でご活躍の多胎育児支援グループCherry peer 新海様、萩田様。

参加者は23名 児童館の方2名。当事者、助産師。

 講義では「多胎育児は単に数の多い単胎育児ではない」ということを、社会関係上の特徴や、育児規範の関係を話して下さいました。

 DVDはふたごの育児についてのインタビューなどから、ふたご育児の難しさが伝わってきました。外出場面ではエレベーター、トイレ、スーパーのレジなどベビーカーが入りにくい。また歩きだすと2児同時にみられないなど。「大変さ」がよくわかりました。状況をみて支援の声かけが必要と感じました。

  グループワークでは4Gに分かれて話し合い。ご自分の思いを話し笑声や歓声、話しは盛り上がりました。子どもが小さい時は外出もままならない。ストレス、イライラが募った。 一日中忙しく自由がなかった。 上手に手を抜くことが大切。二人、同時に同じようには難しい、平等でなくてよい。一人ひとり別に考えて、個性を出すのも大切。保育園で特別配慮を希望したが受け入れてもらえなかった。当事者の話。

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 講座終了後、2グループに分かれて交流会開催しましたが、 時間が短くて話せなかった。とのご意見が多かった。 (時間がなくてごめんなさい)

今後も当事者の思いを考えて医療関係者や行政と協働して多胎育児支援事業を勧めていきたい。

講師の先生方。またご参加下さいました皆さまありがとうございました。

 (担当 伊藤)

 


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