京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

お茶教室開催 4月

2019年04月28日 | 助産師会個人事業

 4月25日お茶教室を開催しました。

4月25日知恩院 法然上人御堂にて法要後 献茶式(武者小路千家) 若宗匠が献茶されました。

毎年、この日に三千家が交替で献茶されます。 薄茶・濃茶を頂きました。 お点前やお作法は違いますが、千利休が伝えた茶の心は同じです。

献茶式や茶会ではお茶のこころ、亭主が客をもてなす。 茶室の設えは、季節の花、道具の数々も季節感を持って、こころを込めて”おもてなし”をします。

茶会ではお待合に会記や書付の道具箱がおいてあり拝見します。

茶道は茶室の中に縮小した日本文化そのものです。 お点前や作法は相手に対した ”おもいやり” や ”おもてなしのこころ” がいっぱいです。

一つ一つの所作やおじぎも意味深く主、客そして道具との対話ができます。 

茶会に参加すると、茶室の雰囲気が全てがわかります。 亭主の思い ”おもてなし” ~~

 寄付きの会記     

               

 

    

 

  会館お茶の様子

        薫風自南来 (くんぷう みなみよりきたる) 春になって南のほうから暖かい風が

 大徳寺 黄梅院主 太玄師                                   吹き薫り高い、さわやかな風で心地よい気持ちになる。 

 

  白雪芥子(白い花) 都忘れ(紫の花)               香合  黄交趾菊蟹(きいこうちきくがに) 形物香合の写

                   

 濃茶点前

 濃茶では服紗で四方さばきをし茶入れをこころして清めます。 この時は無の時です。

 濃茶は一椀のお茶を皆で楽しむためには、連客への気遣いをわすれず、 総礼や 「お先に」 飲み終りの 「送り礼」 など丁寧な挨拶をする。

 丁寧にしながら、「濃茶が冷めないうちに」 速やかにまわす事で濃茶を美味しくいただける。

 

「客の作法」 濃茶が点つと亭主は茶碗と出帛紗を出す。 正客は取りに出る。茶碗を右手でとり、左手をあしらって膝前に置く、出帛紗を右手で取って

 、左手に持たせて、茶碗を左手に受け、膝を連客の方にくり自席に持ち帰る。  会館は小間なので、茶碗と出帛紗を引き持ち帰る。

 茶碗と出帛紗は縁外正面に置き居ずまいをなおす。 茶碗を右手で取り左手であしらって右手で縁内、次客との間に置く、出帛紗は茶碗の左へ置く。

 いただく人皆で礼。 正客は茶碗を膝前に置き、出帛紗を左手に広げて右手で茶碗を左手にのせ、おしいただき右手で2度まわしてお茶を一口飲み、

 亭主は挨拶する。濃茶は軽く3口半で飲み、元に戻して飲み口を懐紙で拭く。 次客は3客に「お先に」の挨拶をする。  

 茶碗は必ず右手、左手をあしらって扱います。

                          

 薄茶点前

 点前では流れがある 「動と静」を使い分ける。 服紗さばきは流れるがごとく、柄杓の扱いは優雅に、手は自然に構えるとより美しい。

 お茶はまずはじめに形をつくり、後からこころが入るもの」   美しく大きなこころの器を作るためにしっかりと形を身につける。

 まだ数回のお稽古ですが、予習・復習をされて、一つ一つの点前をとてもお上手にお点前をされています。 

 柄杓の扱いは基本どうりで、練習の成果が大ですね。 ご自分の物として「身」につきます。

 作法やお点前は日常生活の中で取り入れられます。 挨拶時や食事の時、箸の使い方、お味噌汁を頂く時に右手で取り左手での上にのせて

 頂く。 蓋物を開ける時も同じです。 全て生活の中からの作法です。 

          

 

            

 ご三器の拝見(茶入れ、茶杓、仕覆) 順次手に取り拝見する。

   濃茶は必ず三器の拝見に出す。、客は拝見する。 茶入れの銘は重々しい物とするとよい。

    茶入れの作、形、好み、銘。   茶杓の作、塗、銘。  仕覆の裂地など問答する。

  

             

  5月6日には立夏を迎えます。暖かくなり茶の湯もこの時季から、炉から風炉の点前となります。

  正面を向いての点前ですが、点前の手順は同じです。  みんなでお茶を楽しみましょう。

  いつもブログをご覧くださりありがとうございます。

  次回のお茶教室は5月23日です。   ご参加くださいませ。

 

           お茶教室担当     文責 伊藤正子


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3月6日 【共通研修】産前産後訪問支援員養成講座

2019年04月03日 | 報告

3月6日
産前産後訪問支援員養成講座
【共通研修】

平成30年度の産前産後訪問支援員養成講座4日間の日程が先日終わりました。
本日3月6日水曜日は、産前産後ケア専門員のと産前産後訪問支援員との共通研修が京都アスニーで行われました。

あいにくの雨の中、講師の先生方、参加者のみなさま(53名)には、お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。

(掲載されている写真は参加者のみなさまの了承をいただいています。)

〜本日のプログラムです〜

講義1.
「京都府の産前・産後包括支援、産前・産後ケア専門員、産前・産後訪問支援員の役割」

講師
京都府健康福祉部こども総合対策課
きょうと子育てピアサポートセンター
藤本萌美 技師


講義2.
「福知山市の子育て支援事情」
〜子どもの健やかな育ちのために、私たちにできること〜

講師 
福知山市福祉保健部子ども政策室家庭支援課
高山明子 係長

講義3.
「市町村でのファミリーサポート事業の取り組み状況〜宇治市ファミリーサポートセンターの産後支援制度について〜」

講師
市役所子ども福祉課主幹
宇治市ファミリーサポートセンター 山本圭一郎 センター長


・ワークショップ説明
・グループごとの活動自己紹介
・事例紹介
・グループワーク
・発表、意見交換
・まとめ

・閉会



講義1では、講師に京都府健康福祉部こども総合対策課、きょうと子育てピアサポートセンターより藤本萌美技師をお迎えしました。
各地域、市町村の支援の実際を地域の特色を踏まえてお話いただき、京都府全体の子育て支援状況を捉えることができました。

講義2では講師に福知山市福祉保健部子ども政策室家庭支援課より高山明子  係長をお迎えしました。


事例を踏まえて、関係職種と連携して家庭の中での支援も必要であること、お母さんと子どもさんには家庭の外にも出て行くきっかけが必要であることを学びました。



講義3では、
講師に宇治市役所子ども福祉課主幹、
宇治市ファミリーサポートセンター 山本圭一郎センター長をお迎えしました。


ファミリーサポートセンターとして産後支援制度を取り入れて実際に支援に取り組まれている宇治市の現状と事業の課題について学びました。
訪問支援は単なる家事代行ではなく、少しのお手伝いをしたり、寄り添ったりすることで、そこから先はご自身で外へ出て行かれる方もおられ、そのきっかけとなる機会であることを学びました。

 

 



ワークショップでは、まずグループごとに参加者が各1分で普段の活動紹介を行った後に、各グループ内で持ち寄った事例を出し合い、当事者と家族のニーズ、対応についての問題点や今後の課題、こんなサポートがあったらいいのになぁなどといった活発な意見を出し合い1枚の模造紙にまとめました。
10グループを代表して、北部と南部地域の2グループに発表していただきました。
参加者のみなさまが普段から感じていらっしゃる考えや、こんな支援ができたらいいのに、といった思いや葛藤が詰まった素晴らしいグループワークになりました。



南北に広い京都府ではありますが、お母さんと子どもさん、家庭に寄り添う気持ちは一つに、今後もみなさまの力が発揮でき、ますますご活躍できますように。
お一人お一人に実りのある共通研修となったかと思います。

 

 



以下、参加者のみなさまのアンケートより抜粋です。

・今後自分の活動にも取り入れていける内容ばかりでした。
・事例を自らあげてその支援方法を探るというプロセスがよかった(特に事例は今まで与えてもらっていたので)
・これまでの講座で学んだことを基にして事例をあげたり、それについて支援員ができることを考えたりできた。
・相手の話を聴き、ケア専門員さんと訪問支援員が一緒に話し合えたことがよかった。
・いろんな方とつながれたので、今の子育て中、産前産後の若いお母さんたちの現実が垣間見れた。
・多職種の方がそろわれていたので、自分にはなかった視点を知ることができた。

アンケートからは、みなさまのさらなる学習意欲と、お母さんたちに寄り添うためにそれらを現場で活かしたい強い気持ちが伝わってきました。

 

 


(文責: 岡野琴美)


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