今年も残り少ない日々です。
色んなことがあった一年でした。 皆さまは如何でしか?
今年最後のお茶の便りをいたします。
表千家北山会館の道具組です
色紙 清水寺貫主 森清範師 筆
「安如泰山」 (あんじょたいざん) 中国 山東省にある名山 「泰山」 その泰山のように微動だにいない、安定した様子をいう。
物事が安定して揺るぎないさま。
主菓子 銘= 藪柑子(やぶこいじ) 葉っぱと小さな実の真紅がいいですね。 とても美味しい~~ 遊月製
今年最後の稽古は薄茶・濃茶をしました。
薄茶は 「絞り茶巾」 をしました。 冬は寒中、夏は極暑にします。
寒中では筒茶碗で、茶巾は半絞りにして、茶巾に端が左になるように横に置きます。
薄茶の点前ですが、茶碗にお湯を入れ、茶筅とうしを始めて、最初に軽く茶筅を茶碗に落としそのままに置いて、お茶碗を温めます。
お釜の蓋の上の茶巾をとり、茶巾の端を両手にとって、一度茶巾をのばし、次に四つ折りにして、建水の上で絞り直して、そしていつものように茶巾を
たたんで、茶碗の中に置きます。茶碗をとり上げて、茶碗の中を拭き、次は回りを拭きます。
筒茶碗の持ち方は右手が少し茶碗の淵にかか程度です。
お点前は、手の使い方、少しでも手先まで気をつけるとより綺麗な点前になります。
拝見後に返却する。 正客は亭主にお尋ねする。 平棗 根来塗 お成りは? 作者? 銘は? 茶杓も同じく
茶入、茶杓、仕服をお尋ねする。 ご挨拶は正客だけ、お辞儀は、いつするか、誰がするのか?? 考えてすることが大切です。
濃茶点前 中仕舞いをして、お茶碗にお湯を入れ茶筅とうし、お茶碗を温めて湯を捨てる。茶碗を拭き、お茶を入れてお茶を点てる。
お湯を二回にわけて入れます。 一度目に少し多めにして、よく練ります。 二度目は不足分の湯を入れて練ります。
皆さまお点前 よく覚えていられます。 お茶の点前だけてなく、所作は日常生活に生かしていけます。
今年一年ありがとうございました。
皆さま、よいお年をお迎えください。 来年の御題は 「 望 」 です。
お茶教室担当 文責 伊藤正子