京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

【勤務助産師セミナー】ヨーガ交流会

2016年08月07日 | 報告

8月6日(土)勤務助産師セミナーが京都府助産師会で行われました。

病院、クリニックで働く助産師、保健センターや地域で働いている助産師、これからヨガを始めようとしている助産師、現在、ヨガ教室を運営されてる助産師、ヨガビギナー助産師など参加者様の経験年数は様々でした。

講師は長年マタニティ・産後ヨガをされてこられた片又助産師です。

長年の知識と経験から今日は私達にお話しと実技をしてくださりました。

マタニティ・産後ヨガが目指すものは、体が硬いからヨガに向かないという事ではなく、自分の体に気づき、いかに気持ち良く感じるかということだそうです。

ただポーズをとったからといいわけではない。ヨガの奥深さを学びました。

そして安産に導くための骨盤の動きを感じてもらう事や、腰痛に効くアーサナ、産後骨盤を閉めるアーサナ等も教えて下さいました。

呼吸は筋肉の緊張と弛緩のたびにゆっくり行い、吸って、吐いてと片又助産師の心を穏やかにさせてくれる声の調和で導かれます。

体操の後は、リラックスに入ります。自分の一番力が抜けるシムス位をとり頭の中は無の状態にします。マタニティの時に訓練をしておくと、お産の時陣痛の合間にとても役に立つとお話しされていました。

自分の内に心を向けるということは、健康な生活をおくるためにはとても大切なこと。現代の人間社会は膨大な情報処理を日々行っており、動が強く静が弱いです。

この静を大切にすることが、何よりも心のサプリメントだと思います。

 

午前中のヨガで心と体もすっきりした後は、ランチをとりながら交流会を行いました。

参加者様からはマタニティヨガを実施する前に何を気をつけたらいいか、観察ポイントについて、ヨガ運営のノウハウ、産後の親子ヨガについてもお話しを聞けました。

お互いの意見などを共有し、お腹一杯のセミナーになりました。

 

次回の勤務助産師セミナーは、

9月24日(土)午前:マザークラス、岡本美由紀助産師 午後:乳房トラブルを予防するための指導、藤垣真貴子助産師

場所はアスニーです。

お申込みは当会HPの申し込みフォームにて受付中です。

スタッフ一同、お待ちしております。

 

(矢杉真美・渡邉安衣子)


性教育・親子講座「赤ちゃんのヒミツ」開催

2016年08月06日 | 報告

8月2日(火)、暑い暑い夏休み。

性教育親子講座「赤ちゃんのヒミツ」に保護者23名、子ども37名、スタッフ合わせ約60名の皆様がご参加くださいました!

実はこの講座、募集間もなくすぐ満席。

急きょ午後枠も設けましたが、それも6月の半ばにはすぐに満席と、

大変ありがたい反響をいただきました。

小学生さん向けなので夏休みの自由研究にしたいお子さんや、

将来の夢は助産師です!というかわいらしい方もいらっしゃいました。

講座は、一見無力にも見える赤ちゃんがいかにすごいのか!というお話で展開されていきます。

「赤ちゃんとみんなの違うところはどんなところ?」

元気いっぱいにみんな答えてくれました!

一人で歩けない、おしゃべりもできない、おっぱいやミルクももらわないと・・・

「でもね、赤ちゃんって、じつはすごいんだよ!」

胎児や新生児の持つ5感や原子反射の説明をしました。

「受精卵の大きさは針の穴と同じです~穴のあいた紙を透かしてみてみましょう。」

受精のDVDをみたり、

 

胎児人形を抱っこしたり、

助産師による迫真のお産劇を見たり、

      

「腰をさすってもらうと楽だなぁ~、ありがとう」

子宮袋で胎児・生まれる体験であったか~い思いに浸ったり、

  

「大好きよ~。早く生まれてきてね。」

ママのはぐはぐは、陣痛さんを表現しています。

「おめでとう!みんな、みんなまっていたんだよ!」

性教育関連の絵本コーナーも人気でした。

「精子と卵子はどうやって出会うの?」性交のイラストがある絵本で説明します。

 

【アンケートより】

・今回何よりよかったのは「あなたが大事」「生まれてきてくれてありがとう」

という気持ちを子どもに十分伝えるきっかけになったことです(小3母)

・たくさんの中から選ばれて生まれてきたのかと思うと、

日頃のこどもへの接し方を優しくあらためようと思いました。(小2母)

・赤ちゃんのことについてとてもよく分かりました。

学校の自由研究で赤ちゃんについてかきたいです。(小5女)

・いのちは大切=あなたは大切というところに子どもがすごく反応していたのが印象的でした(7歳の母)

・出産体験の布にくるまれたとき、とっても気持ち良くて泣きそうになりました。(8歳、5歳の母)

 

午前の皆様

午後の皆様(保護者の方はお写真撮影でカメラ側にたくさんいらっしゃいました

 

たくさんの方にお越しいただき、性教育チーム助産師一同本当にうれしく思います。

そして、皆様の関心の高さに身が引き締まる思いです。

私たち助産師は性の専門家です。

幼い時期から正しい知識を与えることで、

子どもたちの健やかな性の健康を守れると信じています。

今年度はこれで会館の親子講座はおしまいです。

秋からは、学校への出張が多くなりますよ~。

こんなお話会してほしいなぁ・・・とご希望の皆様、どうぞ会までお気軽にお問い合わせくださいね。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

(性教育チーム 渡邉安衣子)

 

 

 

 

 


パパスイッチオン!妊夫講座を開催致しました

2016年08月01日 | 報告

7月24日 9組のご夫婦が妊夫講座に参加してくださいました。

妊婦さんにとって、夏の暑さは過酷です。しかしそれを吹き飛ばす程、ご夫婦で出産・育児を乗り越えようとされる気持ちが伝わってきました。

なんと今日はパパ全員が、自ら志願して参加してくれました。

もうこれだけで、助産師としてはパパに頭が下がる思いです。

というのは、男性は父性が女性よりも大分遅くに芽生えるといわれています。

妊娠中から父性があるというのは、とても少数派なんです。

この記事をみて、「俺って父親の自覚って芽生えてないな。」と思われるパパ達!!安心してください、大多数の中の一人です。

 ママのお腹で日々命をつないでる、赤ちゃんについて、赤ちゃんがどうやってママから生まれてくるのか、神秘的な新しい命の出会いをお話させていただきます。

聞いておいて、決して損はないとおもいます。今以上にママへの思いやりの気持ちと、小さな命を大切に育む事を是非、妊夫講座で聞いて帰ってください。

 

 話は24日の妊夫講座に戻して、いつものように予定日並べ変えクイズからスタートし、赤ちゃんは、実はパパに似る傾向が多い事。

夫婦の言葉のコミュニケーションは果たして相手にどれだけ伝わっているのかなど夫婦で考えてもらいました。

(写真はすべて参加者の了承を得て掲載しています) 

助産師からのお話が終わると、お産劇をさせていただきました。お産は必ずしも経膣分娩だけでなく、帝王切開の流れや赤ちゃんとの早期の触れ合いも出来ることなどを、劇を通してお伝えしました。

 

後半は育児編です。

パパ達は人形といえども必死に沐浴をされています。

 

 ここまでは出産病院やクリニックなどの両親教室でもされているところが多い印象ですが、妊夫講座は欲張りかもしれませんが、最初から最後まで体験型をとりいれています。

3か月から10か月の胎児人形やベビーバンド、スリングなど多数御用意しています。

 

そして参加人数に応じて、複数人助産師がいますので、いつでもご相談ください。

皆様のご参加楽しみにしております。