9月25日、産前産後支援員養成講座4日目最終日。
参加された皆さんは講座終了の度にレポートを書き、次回講座日の朝に提出されます。
そのレポートは、毎回びっしりと書かれていて、とても熱心に受講されているのがわかります。
その分、こちらも頑張らねば!と気合が入ります。
午前中は「育児支援ヘルパーの視点から~お母さんの安心を明日につなげるために~」
社会福祉法人京都福祉サービス協会の竹内加代子さんよりお話いただきました。実際に妊娠中や産後の支援が必要なご家庭に訪問し、様々な支援をされていることより、訪問を仕事にしている人にはすぐにも活かせる具体的なアドバイスをたくさんいただくことができました。
午後からは「児童館、子育て広場など、地域でつながる楽しさを学ぶ」
京都市立修徳児童館館長木戸玲子さんのお話。
0歳から18歳までの子どもたちが自由に遊べる児童館で、いろいろな取り組みのご紹介をしていただきました。
来館される子どもたちの様子から家族背景も伺えると。さまざまな家庭の事情もあり、お家で一人でご飯を食べている子どもが少なからずもいるというお話もありました。
みんなでご飯を食べよう、一家団欒のような機会をと、子ども食堂の取り組みもされています。地域で育つ、地域が育つ「子どもたちの24時間を支える」として修徳児童館の試みです。このような温かい輪が広がっていくといいな、、、
そして、最後の講座京都府助産師会より「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」
~今どきの子育て世代の心強い支援者になるために~パート2
1日目の講座から通して14個目の講座です。
沐浴実習~
懐かしいな。こんな感じだったかな。
お風呂上りでオムツをして服を着せています。
妊婦体験です。10キロ、重いです。
階段上り下り。足元見えにくくて、体も重くて。
お気をつけて。
抱っこひもで実際に赤ちゃんを抱っこします。
お乳をあげるときの抱き方もこんな感じ。
ケーススタディ、ロールプレイをしました。
訪問支援員さんが実際に依頼のあったお母さんのお家に訪問しているところです。
3人一組でお母さん役、訪問支援員役、オブザーバーでロールプレイ。
4日間で学んだことをフルに活かして訪問支援員さんが訪問します。
お母さん役も名役者!
パート1で考えていたよき支援者とは?から4日目の14講座を終えてよき支援者とは?
考えが変わったところも出てきたでしょうか。レポートが楽しみです。
内容のとても濃い4日間が終わって京都府より修了証が授与されました。
皆様、大変お疲れ様でした。
参加された皆様が繋がり、所属団体の連携がとれるきっかけになったことと思います。
今後の現地実習でさらに学びをご自分のものとして深めていただき、産前産後支援に一歩踏み出せますように。
アンケート結果より
・地域とのつながり(中で)私ができる事は、人とのつながりをさらにつなげ、サポートしていくこと
・育児支援ヘルパ-の概要や実践例、具体的な活動内容・心得等の話が分かりやすく、現状イメージもわきやすくすごくよかった
・最後の実践でいかに人の気持ちや考えを聞きとることの大変さ、認めて支援することの難しさを体験出来てよかったです
・相手に不快感を与えないマナーが大切と思った。聴く姿勢が必要、大切というのが心に残った
・どんなに辛いケースでもほめるところはたくさんある お母さんががんばったこと、よかったことを認めてあげて声をかけること
・自分を出さずに“傾聴”することを徹底する 相手に共感し、背中をそっと支えてあげる立場というか黒子さんに徹することに決めました(できるかどうか…)
・実際の訪問支援員さんお話やロールプレイを通して「あ~こんな風にするんだ」と支援員さんの深いところを勉強できた 同時にこんな責任重い仕事、できるかはと不安も正直ある
・福祉サービス協会での支援に入る前の心構え・研修内容 児童館の役割がとても大きいということ 沐浴や妊婦体験は30年近く前の事で人形でも体験できてよかった
・今は集いの広場事業のみだが、今後展開予定の訪問支援事業に反映させていきたい
・支援員の心構え、マナー、話し方など普段の生活にも活かしたい
・なんとなく今まで子育て支援活動していたが、知らないことも多く今後の活動に生かしていけそう
・今は支援員として何かするということはないが、講座全てが興味深く大変ためになる勉強ができた
・現場ですぐに使えるアドバイスなどがあった
・支援者の心構え 保育サポーターと育児支援ヘルパ-は似ている点が多い
・周りのお母さんや友達によかったことを広めたい。
文責 西川