11月27日お茶教室開催いたしました。
11月立冬を迎え、このころから風炉から炉とかわります。
[口切り]
茶壺の口(封)を切る。 初夏に摘まれた茶の新芽はいくつかの工程を経て、てん茶となり、茶壺に入れられる。茶壺は封印し、ひと夏を過ごし、立冬のころ封が切られる。これを「口切り」(くちきり)といい、「お茶の正月」ともいわれています。
我が国の喫茶の文化が中国から伝えられたのは唐時代で弘法大師、伝教大師によって紹介されたのは団茶で、中国では健康管理目的の薬でした。
宋時代には抹茶の法が普及した。栄西禅師によって茶の樹と抹茶の法が伝えられた。
日本最古の茶園は滋賀、坂本の日吉神社です。 献茶祭は昭和17年11月、表千家先代家元、即中斎宗匠が始められた。
日吉の茶園 白く可愛い茶の花 日吉神社の献茶式の準備
大徳寺 瑞峯院の独座庭 蓬莱式庭園と紅葉
大徳寺 大慈院 千葉宗立先生のお席、会付け 画賛 久田尋牛斎宗匠の筆と千葉先生の画 「時雨して一入露地乃もみじかな」
待合の掛物は季節感がありました。 茶会時は丁度、時雨ありもみじも綺麗でした。
掛物 「結果来自然」 黄梅院主 小林太玄師 花入れ、 旅枕、 花=やぶ椿、てるは 香合=つぼや焼き
椿は種類が多いです。「炉」には椿と言われるくらい重花です。 茶席には蕾か咲き掛けの状態でいけます。
猩々木(しょうじょうぼく) ボインセチアの別名 ポインセチアのように花びらはとても赤い、赤と緑、金ぱくが綺麗でした。
6か月ぶりの炉となりました。 炉の点前は客付に向きますので、亭主、客も楽しめます。
お点前 置き炉にて 棚 利休好み 木地丸卓
濃茶の点前
炉の濃茶はお茶を点てだしたら、正客が濃茶を一口いただいたところで、「お服かげんはいかがですか」と尋ねる。
そして「中じまい」をして正面にまわり、正客からのあいさつ 濃茶の銘、菓子のこと、また取り合わせの道具の銘や作者などについて尋ねる。
末客が飲み終えたら、亭主は「中じまいを解く」 正客はお茶碗と仕服の返却をする。
濃茶は薄茶と違い「格」が高い。 点前中は静かにしその時を楽しみます。 濃茶は数人で飲みまわします。
今回は席入りからしました。客の心得とは、お菓子をいただき、お茶を飲む。 ①思いやりの心 ②譲り合いの心「お先に」 ③人をうやまう心
④感謝の心「ちょうだいします」 ⑤ものを大切に扱う心「拝見の所作など」
客と亭主が、お互いを思いやる心を持つことがたいせつ。お茶を知れば知るほど、興味深くなります。
作法は日常生活にも役立ちます。
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次回のお茶教室は12月25日(月)13時からです。 皆さまご参加くださいませ。
お茶教室担当 文責 伊藤正子