京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

   お茶教室 9月

2015年09月29日 | 助産師会個人事業

 

    9月28日(月)助産師会館にてお茶教室を開催いたしました。

   27日は[十五夜] でした。 中秋の名月を鑑賞されたことでしょう。 お月様、綺麗に輝いていました。

   28日は ~スーパムーン~ で月が地球に最も近づく日、月が大きく見えると! 大きく見えました。 

 

         今回のお茶のテーマは、 月、自然、季節の花にしました。

   

    28日は千利休の月ご命日です。 大徳寺にて毎月、献茶があります。 ちょっとご案内します。 

                 

    大徳寺、玉林院、瑞峯院、大慈院で献茶がありました。 玉林院の庭、瑞峯院の薄、

    テーマの月                                ウサギは団子を持って月に感謝しています。

 

 清風拂明月(せいふう めいげつをはらう)     大徳寺 黄梅院 小林太玄師

                                 

               

        和菓子は 紫野 源水さんのです。 萩、きせわた(菊の上に綿) 

        源水さんのお菓子は見た目もよく、甘さもよく、お菓子とお抹茶が互いに助け合って、最高の味となります。

        いただく人の心を捉える。

     小さいころは、祖母がいつも十五夜には、ススキを飾り、月見団子やサトイモをお供えし、お月様や自然に感謝しました。  

     「秋の七草」は 野原にたくさん咲いていましたが、今は中々そんな風景は見られなくなり寂しいです。  

     自然の光景を思い出して、「秋の七草」を飾り、心豊かに秋を楽しみたいですね。

     日本はまだまだ四季が楽しめます。 

      我が家の花です。  水引き草、(赤、白) 紫式部、むくげ、矢筈ススキの穂もでました。 

   

     皆さまのお点前~です。 楽しまれています。

     相手の事を思いながら~心を込めて無心になりお茶を点てます。 美味しいお茶となります。

     お茶のお点前は薄茶が基本です。 時候により風炉の位置や棚などが違ってきます。

    今回は秋になり、お客様に少しでも火を近づける意味で 「中置き」 でお点前しました。

    お点前は何度も行うと、身に付きます。 またどのようにしたら綺麗な所作になるかも大切です。

    皆さまお稽古されて短期間ですが、手順もよく、とても所作がキレイです。 

   

     次回のお茶教室は10月19日(月)13時~です。  

     皆さまご参加下さい。                     伊藤正子

 

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第3回 勤務助産師セミナー

2015年09月28日 | 助産師会支援事業

9月26日(土)秋晴れのさわやかな日に、第3回目の勤務助産師セミナーが行われました。

会場の助産師会館の近所の小学校では運動会のにぎやかな声が聞こえてきました。

午前は自宅分娩を行っている出張開業助産師の中村由美子さんに

「開業助産師の妊婦健診」と題してご講義いただきました。

始めに自己紹介のあと、グループワークから始まりました。

それぞれの勤務先での妊婦さんとの関わりで、うまくいったこと、うまくいかなかったことを出し合い、

その中から1つ事例を挙げて丁寧に検討していただきました。

  

たくさんの発見、学びがありました。

・妊婦さんに対して、思い込み、偏見を持たないようにしたい。

・丁寧に話を聞きだし、その方に合わせたアドバイスをしたい。

・問題意識の低い妊婦さんの場合、たった数回の短い対話の中で、
 どう指導したらよいのか難しいが、
 各機関などと連携はかり、長期的に見守ることも大切。

その後、中村さんからのご講義と、実際の妊婦さんの全身の診方の実際を見せていただきました。

  

「まず足からみていきます。冷たいかな動きはどうかな

「おなかを触ります。すぐ硬くなる場合はゆっくりと。羊水や赤ちゃんは温かい

「指先に目をつけて・・・」と、全身を確認しつつも、お母さんにはマッサージも兼ねた癒しのタッチをしていきます。

 

「妊婦健診は癒しのチャンスでもありますね。気持ちよかったな。また受けたいな

そんな健診にしてみてください

「触ったとしても、お腹くらい・・・。」という声も。

時間がいくらあっても足りない位

もっともっとお話を聞きたい、もっと教えていただきたい

そんなお声があちらこちらから聞こえてきました。


午後からは「院内助産所の開設~地域開業」と題しまして出張開業の宮川友美さんにご講義いただきました。

始めに、全員にシールタイプのお灸を配布され、
近くの方と「三陰交」を探し、お灸を貼り付け、講義スタートしました。

院内助産院の立上げについて、

お産のケアについてはエビデンスに基づいた多くのお話、

また勤務助産師が明日から取り入れられる分娩時のケアの実際など力強くお話いただきました。

そして最後に、これからの開業助産師のあり方を学ぼうと、

石川県にある「ひろ助産院」に見学にいかれたご報告もしてくださいました。

ひろ助産院は出張開業助産師達が利用できる「オープンシステム」を取り入れている
全国でもめずらしい助産院です。

1人のオーナー助産師と数名のスタッフという上下の関係性はなく、
経験の差はあれど、どこまでいってもプロ集団、どの助産師も横並びという関係だそう。

そうでないと、若い子が育たない。
自分がリタイアしても、ここが助産院であり続けてほしい・・・
非常に先駆的な井上ひろ子先生。

 

「3回の引っ越しでどんどん使いやすくなってきた。分娩室とトイレとお風呂を一続きにしたよ。

ここで胎盤計測もするよ~。」

宮川さんはこれから施設開業を目指しており、今後どのように京都で花開くか本当に楽しみです。

力強いまなざしと、その迫力に会場の皆さんも心が熱くなられたことでしょう。

感想の中には、

・開業を目指したくなりました。

というお声も聞かれました

お灸の効果も感じつつ、カラダがポカポカしながらのあっという間の3時間でした


ご参加いただきました皆様、長時間お疲れ様でした。

また、ご講義いただいた先生方もお忙しい中、ご準備から本当にありがとうございました。

勤務助産師と開業助産師、働くスタイルは違えど、みな同じ「助産師」です。

熱心な助産師達が集まり、互いから学びあう姿に感動いたしました

またこういった機会を持つことの大切さも痛感いたしました。

 

今後もまだまだ勤務助産師セミナーは続きます。

来月も妊娠、分娩管理についてです。

講座は全て満席、キャンセル待ちでございます。申し訳ございません。

また丁寧にご報告させていただきたいと思います。


勤務助産師セミナースタッフ  渡邉安衣子

 

 

 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いのちのふれ愛講座②「からだを大切にするお話」開催

2015年09月12日 | 助産師会支援事業

さわやかな秋晴れの土曜日。

本日、性教育チームによるいのちのふれ愛講座②「からだを大切にするお話」を開催いたしました。

会場は大変にぎやか!12組、30名の親子様がご参加くださいました。

  

まずは、私たち助産師のお仕事の紹介、胎児人形や赤ちゃんが生まれるスライドショーをみんなで見ました。

たくさんの人に喜ばれて、頑張って一生懸命生まれてきた大切な私たち。

大切でないのちなんてないよね。

こころとからだはしっかり結びついていますよ。

  

パネルや絵本、紙芝居を使って、性器は恥ずかしいところではなく、大切なところ、

プライベートゾーン、いいタッチとわるいタッチなどを学びました。

  

そのあとは、実際どんな場面でいいタッチや悪いタッチがあるのか、

助産師とご参加くださった保護者の皆様でロールプレイをしました。

子どもさんから、うちのお母さんにやってもらいたいな!ってリクエストをくださったりして、

女優たちが前にでてきます

1、いいタッチ(両親からほめられ、抱きしめられる)

2、ことばの暴力(ことばも見えないけど心を傷つけ、悪いタッチになります。)

3、悪いタッチ(知っている近所のおじさんに無理やり抱っこされ体を触られる)

4、車の連れ去り(お母さんのお友達と名乗る女性にお母さんが入院したし連れてってあげようといわれた。)

→①ついて行っていいのかな?

→②お友達として、ついて行ってしまった現場を見てしまった時、どうしたらよい?

こんな緊迫な設定のロールプレイをしてみました。

幼い子どもをねらう性犯罪の加害者への調査によると、

しっかり目を見て挨拶をしてきた子どもは狙いにくい、静かなタイプの子どもの方が狙いやすいことが

分かっています。

「このことは内緒にするんだよ。」そう言われたらそのまま従いそうだから・・・と。

普段からおうちの人としっかりコミュニケーションがとれていること、

自分の体はとっても大切で、プライベートゾーンを脅かす存在には「NO!」といってよいことを知っていることが大事です!!

助産師の声にも力が入ります。

その後は自分たちが被害にあわないために気を付けること、親としてできることはなんだろうと、皆様に考えていただきました。

思いつく限りのことを付箋に書き出して貼り付けていただきました。

   

子ども達からは、学校でも習ったと

「いかのおすし」が大切!と。

「行かない・乗らない・大声を出す、すぐ逃げる、知らせる」の頭文字。素晴らし~!!

ほかにも行き先を告げる、「いや」「やめて」というなどたくさんの意見が発表されました。

保護者からは、子どもとこんな時はどうするなどよく話し合う、

子どもとしっかりコミュニケーションをとるなど、積極的にお子様とかかわっていくことが大切だというご意見がたくさんでました

 

以下、本日いただいきましたご感想の一部をご紹介いたします。

 

・こどものいのちを大切にすることを事例や劇を通してわかりやすく教えていただきとてもよかったです。

・健康な性の知識が親も子もこれから必要不可欠になると思います。

 「めしべ・おしべ」のぼんやりした話しでなく、きちんと性器の話をしてもらえてよかったです。

・性教育、防犯の話は一度で終わらず、何度も何度も機会あるごとに親子で触れていきたいと思います。

・実際にあり得る怖い話も、普段の会話で避けがちだったが、子どもを守るためには避けることなく話すことが大事と思いました。

・このような活動が広がってくれたらいいなと思います。ぜひ学校でも授業をしてほしいです。

 

みんな、み~んな安全で安心して暮らせる「けんり」があります。

真綿のような、綿菓子のようなふわっふわの「けんり」です。

誰からも踏みにじられてはいけません。自分は、とっても大切な存在なんです。

そんなまとめをさせていただきました。

 

「自分のからだはとっても大切→二次性徴→交際、性交の光と影→いのちの誕生」

この流れが、大人になるまでにどの子どもにもしっかり正しい知識として伝わるように願ってやみません。

思いきって親に聞いてみたけど、はぐらかされてネットで検索・・・

正しい知識を得ることは難しいでしょう

保護者の皆様も聞かれてドキリとしたり、どう答えていいのか悩まれることも多いと思います。

このような講座がきっかけとなり、今後の親子の会話が深まることが私たちの喜びです。

10月24日(土)には、二次性徴のお話、11月21日(土)は保護者向け講座を開催予定です。

性のお話を真面目に、明るく、楽しくお話いたします。

どうぞご興味のおありの方はお気軽に遊びにいらしてくださいね。

助産師さんも大歓迎です。今後のご自身の活動の参考になさってください

本日お越しいただきましたみなさま、ご参加くださいまして本当にありがとうございました

 

性教育事業担当 渡邉安衣子

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いきいき孫育て講座

2015年09月06日 | 助産師会支援事業

   9月5日、京都府助産師会館に於いて いきいき孫育て講座を開催いたしました。

  朝晩は涼しくなってきましたが、昼間は暑くて、そんな暑い中、みなさま来てくださり、ありがとうございました。

  参加者は7名の予定でしたが・・・ 当日は6名で大阪、西舞鶴、宇治市、京都市からおばあちゃま3名、妊娠7ヶ月のママさんと実母さん

  生後5ヶ月のお嬢ちゃんとママさん、実母さま、5ヶ月の〇〇ちゃんは可愛くて表情も豊かで、会場の様子を見たりお話を聞いて、玩具で遊んだりして

  表情やちょっとしたしぐさに皆が癒されました。

   講座は参加型で、1講座終結です         

   講座の様子をご紹介いたします

   メーン講師は藤垣真貴子氏

 

                                              

                            

 

   < テーマ > ご自身が妊娠中、出産時、子育てをしていた頃、今でも印象に残っていること、嬉しかったこと、悲しかったことなど!

             話し合いました

               

        みなさまご自分の思いを話して下さいました。 

       

       *児がNICUに入院した。母子同室で児がいないことで寂しい思いをした。

          大家族で妊娠中から産後もゆっくりできず、家事をしながら、自分の身体を守りながら子どもとの関わり方を考えた。

          色々と嫌な事を言われた。

       *母が助産師で妊娠中から出産、産後は里帰りし沐浴や子育てのこと全てしてもらい助かった。  

          今度は沐浴などして子育てを助けてあげたい。  

       *不妊治療してやっとの思いで産まれた。嬉しかった。 自分が苦労したのでお嫁さんは大切にしたい。

         嫁が可愛くて仕方がない。何でも話せるいい関係で幸せです。

       *妊娠中、早産だったり未熟児で産まれて心配だった。また3歳で病気になって入院して辛かった。

      妊娠・出産・子育ては随分と前のことですが、鮮明に覚えていられました。  

      女性にとって、妊娠・出産・子育ては特別なことで生涯忘れられない大切なことです。ですからご自分の思いを話すことで、振り返り

        心の整理をすることは大切。 されて嫌なことは嫁や子供にはしない。させたくない。 この思いは大切ですね

 

   < テーマ >  子育てで困っていること、これから心配な事~

       *紙オムツと布オムツについて

         その時により紙オムツ、布オムツの使用方法を考える。 

         経済的も考慮する。また時間のロスを考えて子どもとの接する時間を大切にする

        *離乳食の時期

 。

   < 沐浴実施 >

      2グループに分かれて、最初はデモストレーションを行い、参加者の皆さまに実施していただきました。

                     

 

        赤ちゃんの洋服を脱がせて、沐浴して、洋服を着せて全てされました。

        皆さま沐浴されて、とてもお上手でした。 赤ちゃん人形も気持ちよさそうでした。 気持ちいい

        

      感想

      

      子育ては自分の考えを押し付けではいけない。

      子育ては進化しているので新しい事を知りたい。

      仕事と子育てでするので困ったことは助ける。 でも子育ては夫婦で協力してやっていってほしい。

      沐浴では、この赤ちゃん重いですね。動かないし、泣かないからいいです。 でも本番は?? どうなるか心配ですが、

      実際にやったから、要領がつかめました。

      力が入り手が痛い、腱鞘炎にならないかしら~ と心配されていましたが、本番に備えて色々考えて工夫されると思います。

      沐浴や入浴は身体を清潔にする以外に肌と肌との触れ合いが大切。祖母様とママ、パパにとって楽し~い、スキンシップの一時です。

 

      最後に代表 味谷氏より 講座の修了証書をお渡ししました。  講座受講お疲れ様でした。

                    

       

      ご参加下さいました6名さまと5ヶ月の〇〇ちゃんありがとうございました。

      ご家族様を支えて下さる、祖父母さまと共に子ども様のお健やかな成長をお祈りいたします。 

      京都府助産師会は子育てから、すべての女性をサポートしております。  

      助産師会館にて孫育てカフェも開催しております。 

      次回は10月9日(金)13時30分~15時。楽しくおしゃべりしませんか?

                   

                                     伊藤 正子 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                    

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする