京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

助産師として、この時代を生きる。研修会終了しました!

2016年11月19日 | 研修会

2016年11月19日。

京都アスニーにて潜在助産師再就業促進事業企画の研修会が開催されました。

朝は大雨で足元が心配でしたが、研修時間には晴れ間も見えていました。

今回のテーマは「助産師の未来とイノベーション」

第一部は、知財コンサルタント、行政書士の奥先生のご講演でした

普段マーケティングとは縁遠い医療職の私たちにとって、

顧客の満足を生み出してゆく視点はとても新鮮でした。

ママたちが価値を認め、必要としている満足を問うことなく、

助産師の仕事を必要以上に狭めていた自分に気付かされました。

ドラッカー、今更ながら読んでみたいです(*´∀`*)

先生のお話にはヒントが満載で、

即刻行動したくなった方もおられたのでは?

とにかくまずは行動計画!

10年前と10年後の助産師の行動を分析して、

さらに30年後の子育てにまで思いをはせ、

私たちがママたちのために

今、何が出来るのかを考えたいと思います。

第二部はシンポジストによる実践報告でした。

舞鶴共済病院から大谷師長による20年の軌跡。

保健指導部会長のふじわら助産院藤原先生と

助産所部会長の悠育助産院谷口先生からは

開業助産師としての熱い思いを語っていただきました。

第三部はおまちかねの交流会!

自分の現在の勤務形態にはこだわらず、

勤務・保健指導・助産所にわかれて

ぶっちゃけトークの時間をとりました。

30分の予定を40分に伸ばしましたが、

「もっと話したかった!」というご意見が

アンケートに多数ありました。

普段は話す機会がない、勤務と開業の助産師が

一同に会して交流できる、貴重な時間となりました。

 

ところで、助産師会館では、日常的にこのような

奇跡の交流が為されております

 

入会されていない助産師の皆様、

ぜひご一緒に助産師の未来を語り合いませんか?

助産師会館は助産師のパワースポットです!

産婆会からの諸先輩方のお写真にも会いに来てくださいね

 

         (文責:中川淑子)

 

 


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パパスイッチオン!妊夫講座

2016年11月17日 | 報告

先日開催されました、パパスイッチオン!妊夫講座のご報告です。

秋晴れのなか、10組のパパ・ママと2歳のお兄ちゃんが参加してくださいました。

 

まずはアイスブレイク!

この講座ではおなじみの、参加者の皆さんの予定日あてクイズを行いました。

予定日が近い方が数組おられたのでなかなか難しいと思ったのですが、

なんとパーフェクト!!会場がどよめき、雰囲気も和らぎます。

 

次に赤ちゃんは妊娠の各時期にどれくらいの大きさで、お腹の中でどのようにいるか、

どうやって赤ちゃんはお産の時に出てくるか、人形をつかって勉強しました。

実際に人形を抱っこしてもらい、皆さんにいま赤ちゃんはどれくらいの大きさなのかをイメージしてもらいました。

 

妊婦さんは妊娠によるホルモンの影響で、腰痛が起こりやすいことをお話しました。

今晩からできる腰痛を和らげるマッサージを練習しました。

そして毎回好評のお産劇。

産婦さん、パパ、助産師に扮して実際のお産がどのような感じなのか、劇を通して見ていただきました。

途中にお産の時に必要な物品やパパができるケアのヒントがたくさん散りばめられていて、

皆さん「なるほど〜」と参考にしていただけたようでした。

 

続いて産後の劇もご覧いただきました。

よく泣いてなかなか眠ってくれない赤ちゃん。ママは1日中、おっぱいが足りないのかな〜と心配していたようです。

そこへパパが仕事から帰ってきます。赤ちゃんの今日の様子をママから聞いたパパの言葉は・・・?

 ママはどんな言葉を求めているのでしょうか?パパはどのようにママの気持ちに寄り添ってあげたらよいのでしょうか?

産後必ずやってくるこの状況を、皆さんと一緒に考えていただきました。

 

【参加者の感想】

・出産劇がすごくわかりやすく、内容も感動しました。 

・ 出産シーンの劇には度肝を抜かれましたが、覚悟しなくてはと新たに思いました。

・妻への配慮の方法もわかりました。

 

その後は沐浴の体験です。

 まずは助産師のデモンストレーション。初産婦さんが多かったので、みなさん熱心に見学されていました。

その後はいよいよ沐浴実習。実際に赤ちゃん人形をお風呂に入れていただきました。

パパの危なっかしい手つきにママは心配そうな様子。ふたりで協力しながら人形をお風呂に入れてくださいました。

ひとりは不安でも、ふたりでやれば大丈夫。協力しながら沐浴してくださいね!

 

【参加者の感想】

・沐浴の具体的な方法を実際にやって体験したことで気を付けないといけないことや難しい部分がとても良くわかりました。 

・沐浴を体験できてよかったです。

 

沐浴の順番を待っている間や終わった後は、妊婦体験やあかちゃんの抱っこ、いろいろな種類の抱っこ紐を見ていただきました。

 

【参加者の感想】

・妊婦体験で今まで妻はこれほど大変だったのかと今更ながら知ることが出来ました。

・抱っこひもを選びかねていたので助産師さんのアドバイスで私達でも選ぶことができそうです。

・抱っこひもを2つもっているということを思いつかなかったので、目からウロコでした。 

 

今回もあっという間の2時間でした。 

【全体の感想】

・2回目のお産とはいえ、前回は里帰りだったので夫にとっては初めて同然。しかし経験者と思っている本人。夫婦のギャップを少しでも埋められたら…と思っていましたが、沐浴などやる気が出てきたようです。

 ・妊婦の気持ちを代弁して主人に伝えていただき出産後の夫婦関係も安心できました。

・助産師さん達と直接お話ができ、相談でき安心できた。 

・パパが主体のイベントでとてもよかったです。パパもやる気になってくれそうです。

 

皆様が無事にご出産されますように。

産後はぜひ、パパプロ講座にもお越しください!お子さんとのからだ遊びや関わり方を楽しくご案内させていただきます。

ママはヨガやベビーマッサージにいらしてくださいね。

 

助産師はいつでもママとパパをサポートします。

お気軽にご相談ください。

中支部 竹下


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プラチナ世代のいきいき孫育て講座in助産師会館

2016年11月07日 | 助産師会支援事業

プラチナ世代のいきいき孫育て講座を11月5日(土)に開催しました。

今回は助産師会館のすぐ近くにある月かげ保育園の小寺直見園長先生を
講師にお迎えして、最近の子育てについてのお話をお聴きしました。

町全体で子どもを育てる環境がむかしから京都にはありました。
園長先生どっぷり地元だそうです。

30分という時間でしたが、現場のエピソードの一つ一つが「うんうんうん」
納得のお話ばかりで、受講者からの質問も時間延長して濃い~お話をうかがうことができました。

おじいちゃんから聞いたみかんの話…園児みんなで盛り上がっちゃったんですね。
じぃじ、すごい!

~園児さんが描いたじぃじ・ばぁばの絵のご紹介~
最近の幼児が描くじぃじ・ばぁばは若いです。

今どき、やっぱり自分の生き方も大切にするプラチナ世代なんですね。
心強いです。

後半はいつものグループワーク。自分のウン十年前の子育て時代を振り返ります。

いろいろあったけど、がんばっていたよ。ほんとうに。
この場でめぐり合えたみんなでほめたたえあって…。

ほめてもらうとうれしい!シンプルだけれど大切な事。

思いやり…相手の立場になって感じてみる
思いやりのない一言は人を傷つける凶器にもなる

今度は娘・息子の子育て世代とうまくコミニュケーションをとって
みんながにこにこ過ごせるようにサポートできればうれしいですね。

まずはプラチナ世代がかがやいていないと、ですね。

27年ぶりの沐浴です。
手が自然に動きます。覚えているもんですね、さすがです。
                  (講座担当 藤垣)


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     お茶教室 10月

2016年11月05日 | 助産師会個人事業

 早や11月となりました。 10月31日 月1回のお茶教室でした。

 10月11月は気候もよく献茶会、茶会が多く、 自然に触れることは楽しみですね。

  献茶式、茶会の様子をご紹介いたします。

         

             藤袴                             秋明菊                         ススキと秋の空

 

        

   二条城の清流園、市民茶会に参加しました。 残月亭写の茶室 和楽庵にて家元席、香雲亭と2席、と点心を頂きました。

   今年は夏日から急に寒くなり~~  木々も色づいて、紅葉が楽しみです。

   

  八坂神社、清々館の茶会    「 寄付掛物と会記 」                     千葉宗立様のお席でした。

  「冬枯れて虫の音遠くなりにけり」  尋牛斎宗匠 久田家 12代。  冬の光景が出ている詩です。         (隠し撮りでした)

  ご立派なお道具ばかり本席の掛物 「大哉心乎」  「大いなる哉 心や」  心はなんと大いなるものであるか。 建仁寺の老師の書。

  香合は永楽了全作 菊丸香合、   茶碗 黒楽 長入作(楽7代)  

 

  お茶教室の様子です。 

     お花は   アメリカ花水木の照葉(アメリカから返礼、寄贈) 秋明菊、ほととぎす、よめな。  花入 信楽焼。

     掛物は 和敬静寂 = 利休居士の茶の湯の精神をいいあらわした言葉。   大徳寺 黄梅院主  小林太玄師

                 

  今回は始めて濃茶のお稽古をしました。

  薄茶は気楽な雰囲気の中で点前が進みますが、濃茶は厳粛な雰囲気の中で重厚な点前なので、稽古でも客は私語をつつしみ、真剣な態度で望 

  ます。

  薄茶との違い  ◎ お茶は人数分が一つの茶碗でたてる。客は回し飲みします。 ◎ 茶碗には出し服紗が添えられます。

            ◎ 飲む前に、正客の次礼を受けて、次客以下、総礼します。   ◎ 正客はお茶を飲み終わった後で、亭主に茶銘と詰(茶舗)

            ◎ 飲むとき茶碗を出し服紗にのせます。 全員が飲み終わって茶碗が亭主に戻ったときに、総礼をします。             

     濃茶の点前は茶入れ、仕服をとく、服紗さばきも 「四方さばき」 で茶入れを大切に扱います。 ちょっと難しいですが、始めてのお点前でした。

     茶も薄茶と濃茶では質も量も違います。 今回は 「祥雲の昔」 表千家而妙斎宗匠御好 柳桜園詰  

     菓子は秋の味覚 栗きんとんで中に栗も、和菓子と濃茶は最高ですね。 平安殿製

     

       

   美味しいお菓子と濃茶  4人で飲みまわしました。  濃茶の時は座布団を使用しません。

 

  ご三器の拝見もしました。(茶入れ、茶杓、仕服)

  茶入れを清めて出す、次に茶杓、仕服の順です。  亭主が拝見に出した状態        

                      

          正客が持ちかえり拝見します。 拝見が終りお尋ねします。      亭主が持ち帰る 左手に仕服と茶杓、右手に茶入れ

   濃茶は正客がご三器の拝見から、茶室での道具を訪ねます。 お茶碗は楽で桂窯 長谷川嘉祥作 銘 「鉄幹」

   茶入れのお形、(なす形) 京焼、ご銘 (初霜・閑座)  茶杓、煤竹(秋の声)  仕服(時代物)

   銘は禅語や和歌、古典文化から~また季節から考えると、今の時期、秋から冬の光景が浮かんで楽しいでしょうね。

   お茶は常に相手の事を考え、美味しいお茶を点てるに集中します。 我を忘れて無心の境地に到達していきます。 人生の修行でしょうか

   お点前や所作がもとても綺麗です。 

   月一ですが、継続は力なりと感じます。                                      

   次回は12月5日(月)13時~ 助産師会館 2階和室  皆さまご参加くださいませ。                 

   いつもブログをご覧くださりありがとうございます。                                   

                               お茶教室担当  伊藤正子    


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