
午前中、灯油の移動販売で庫裏と本堂で使用する分を購入したところだった。
今月は報恩講を勤めることもあって、少しずつできる準備は進めなくてはならない。
本堂は石油ストーブと火鉢で暖をとっている。
ストーブやロウソクの消し忘れとか、火の元には注意を払ってきているが…。
西本願寺の向かい、堀川通を挟んだ門前は、北へもだが、南へは龍谷ミュージアムや旅館や仏具店、民家など、ブロック一画はとても建て込んでいる。夕刻のニュースで、通りに面した仏具店倉庫から出火したことを知って、びっくりした。
火事は怖い。「火事」は一年中いつでも起こりうるが、冬の季語になる。暦の上ではまさに今日は立冬。
ぬけろうじでもなさそうよ火の用心 西野文代
抜路地。通り抜けができる路地をいうが、路地といえばどん突きがある。
「通り」によって区切られたブロックが並ぶ京の街。その1区画の中を縦横に抜ける細道があったり、どん突きだったり、というわけだ。
家が集まり多くの人が寄って暮らしている。大事にならなくて本当に良かった。
ひと事ではなかった。気を引き締めなくっちゃいけないと思ったのだった。