goo blog サービス終了のお知らせ 

京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

名にし負う

2018年03月11日 | こんなところ訪ねて
大坂で暮らす娘から京都での梅見はどこがいいかしらと問われ、梅だよりで満開だとあった城南宮を薦めてみました。京都南のインターを降りればすぐですから、家から3-40分で移動できそうです。第2出口からだと念を押し…。待ち合せない?という言葉はありませんでした。


こちら梅宮大社は、名にし負う“梅のお宮さん”です(市・右京区)


この時季に梅を見に行かずして、…ところが実はこの度が初めてでした。空気が冷たいものの日差しはやわらかです。
奈良時代の政治家・橘諸兄の母による創建とのこと。本殿、拝殿、幣殿、回廊、中門は元禄13年(1700)に再建されたものと。
近くの桂川から飛来してくるのか、アオサギが三羽つぎつぎにやってきて参拝者の頭上をぐるりと一回り、後方の林の梢高くに止りました。寝床でもあるのでしょうか。

紅白の花の光に満ち、白い花の明るさは清浄を尊ぶ社寺にとてもふさわしい樹木だと思えてきます。ようやく迎えた春という思いに気ぜわしさは全くありません。


       咲くやこの神も名にしおふ梅の花
              御代の春べにあふはうれしな   宗良親王
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする