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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

顔見世、2ヵ月連続で

2018年03月05日 | 今日も生かされて
2年前から耐震補強のために大規模な工事行われてきた南座ですが、今年十一月には再開場するという記事がひと月ほど前に新聞に掲載されました。
顔見世興行は11月から2ヵ月間連続で開催されるようですから、年末にとてもそんな余裕がないと見送っていた方にとって少しでも朗報となればいいですよね。それに、3階まである客席を、公演によっては1階席を舞台と同じ高さにまで床をかぶせてフラットにしてしまうという演出設備も整えられるとのこと。これはぜひ一度足を運んで観覧したいと楽しみになります。座席も一新とあります。お隣と、前席とも、あの空間の窮屈感は解消されるのでしょう、とこちらの期待も増します。

ただ私はと言えば、歌舞伎に関する知識は皆無と言ってよく、ですので単に名台詞だけ知っていても展開は楽しんで追えずでして、となるとさほど顔見世にこだわりはありません。記事によれば、これまでの年間200日の開館が300日に増やされるようですので、お芝居を選んでとなりそうです。

   顔見世や六文銭をふところに
   ひとねむりして顔見世におでましか
   しぶしぶのやうなかほして顔見世へ

いずれも西野文代さんの句。孝夫ぬきの顔見世なんてつまらない、と心は早々とそっぽを向かれる様子です。

コメント (6)
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