京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

北のめぐみ

2008年11月16日 | 日々の暮らしの中で
「北のめぐみ 北の大地が育てた季節のめぐみをそのままでお届けします」とある。北海道産野菜詰め合わせセットを新米入りで受け取った。
Oさん、お心遣いに感謝します。嬉しく皆で分け合いました。

札幌のあるNPO団体からの依頼を受けて、京都とを結んだ活動が続いている。
まるまるミットに収めた形での受け手となっての協力態勢。

セブン‐イレブンのお食事配達サービス、「セブンミール」(月刊)を視覚障害のある方がたにお届けするために点訳をしている。いくつもの工程を経て、いわば時間勝負、短期間で一斉に仕上げてしまわなければならない。申し込み開始日に間に合うよう、全国からの希望者に配送する時間も必要だ。

製作に関しては、労力さえいとわなければ容易だ。
これは、使われることで、利用者によって初めて生命が与えられるものだ。
様々な受け取り方が反映され、本当に必要なものか、もっと便利な形で提供できないか、利用者数の拡大につなげるには…。

作ることばかりに目が行けば、「受け手」不在に。コミュニケーションは一方通行、独りよがりに陥り、キャッチボールにはならない。課題である。社会性を持つ活動にしていくためにも。ここ京都で取り組む点字メニュー作りにもいえる。

こうした活動は、対視覚障害者だけのものではない。こうしたものの存在に目を向け、心をとめていただく、社会への啓蒙でもあるのだ。
少しでも住みよい社会に、知ることは理解への一歩なのだ。

札幌に向けて、ありがと~~。
「あ(A)りが(GA)とう」、のども口も大きく開ける「あ母音」が、弾んだ明るい気分を届けてくれることだと信じ。
京野菜のはがきにお礼の気持ちをのせて~



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする