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アパッチの壁

2005-09-29 11:37:43 | アート・文化

Sany0069 私はまだ行ったことがないけれど、ダンナが時々友人と行くお店に「アパッチ(tel:098-868-7534)」というところがある。
オールディーズから最新まで色々なタイプのバンドの入るライブスポット。迫力あるライブと踊るお客たちで毎夜大盛況ということだ。
先日場所を移転したということで、“顔パス”の面々とともにダンナも繰り出し楽しい夜を過ごしてきたようだ。

その店の壁に、なんとダンナが昔描いた絵が飾られることになったという。
かれこれ20年も前だろうか、ニューヨークの情景を立体画(ボードに紙粘土・アクリル)に作ったシリーズがあり、その中の1つである。
5~6作あっただろうか、色んなヒトに欲しいといわれてお譲りし、1点残ったのが、ウチの玄関に飾られているこの"TAXI(yellow cab)"である。

今まったく絵を描かないヒトになってしまったが、工夫してモノを作る才能と情熱は、アートよりもう少し大きなもの、ビルなどの建造物に向けられて現在に至っている。
・・いやしかし、モノが大きいと動くお金も大きい^^;。そこんとこ、よろしく。。


私の方が教えてホシイ

2005-09-27 00:37:00 | アート・文化

Sany0009 日記ブログたるもの、たまには毒を吐いてもいいだろう。

時々「ニューヨークについて教えて下さい」というメールが来る。
私の知るニューヨークのアートシーンは、レポートや新聞エッセイでほぼ書き切っているので特段付け足すこともない。また、ビザを取って本格的に拠点を移しているわけではないので、参考になるほどの活動をしているとは言えない。

米国で展示会をしたいと目論んでおられる若い作家からの質問が多く、男性が多いようだ。
教えて下さいと言われても・・。一体何が知りたいのか漠然としていて、かなりのやりとりをしないと質問の意図すら判らない。なかには、メール(手紙)の書き方すらわかってないと思われる文面もある。
こうなると、もはやアート・コンサルタントかクリエイティブ・コーチの仕事の領域だ。時間と神経をかなり費やす作業である。
長々と返事を書いても、なんとお礼のメッセージすら来ない場合もかなりある。

まず申し上げたいのは、日本語をきちんと学び、英語を仕事で使える程度に勉強し、他人に対して礼節を知ることから始めてみてはどうだろうか。
そうして、メンタリティを国際標準に持っていくことだろう。曖昧な気分や表現、夢みがちな心情、他人頼みの依存心。すべて甘く、弱肉強食の米国では絶対に通用しない。また、自分さえ良ければ、という気持ちの有り様も、特にニューヨークのような人種の入り混じる街ではやっていけない。
どの国の人も、基本的に親切である。その親切を裏切るようなことを、してはいけない。

行きたい街にまず行って、自分の目と頭と体で確かめてみる必要があるのではないだろうか。
若く独身、しかも男性とくれば、怖いものなどないだろう。何も、3人の子を持ち、製作・展示会活動・画廊運営・執筆活動・地域や子供の学校活動その他でドタバタ忙しい私なんぞに教えを求める必要などないのではないかと思うのだ。

以上のような成り行きから、私は“NY教えてメール”に返事を書くのをやめた。申し訳ないと思うけど、やめた。

私の周りには、色々な分野の、尊敬すべき仕事人がたくさんいる。仕事にはもちろん主婦業も入る。
友人しかり、お客様しかり、仕事関係の人々しかりである。歳など関係ない。若くても、素晴らしい活動をしている人がたくさんいる。
そのような人は、たぶん、目標をたて、勉強し、時に喉が焼けるほどの焦燥感に苛まれながらも地道にコツコツ歩んできた人だと、私にはわかる。

自分の道を歩むことは、孤独な旅なのである。しかし、決して孤立することはないだろう。
誠意をもって、真剣に、ごまかしのない生き方をする人には、良い人が集まってくるのだから。類は友を呼ぶのである。

失敗したって良いではないか。みっともなく転んだって良いではないか。
人生は常に喜びや愛を発見でき、人間のハートは柔軟性に満ちている。。皆で大いに楽しもうではないか!

(※写真は、ニューヨーク・チェルシー近辺のアベニュー)


ドレスメーカー

2005-09-26 18:53:34 | アート・文化

Sany0066 子どもの父母どうしとして親しくなる知人に、面白いヒトがたくさんいる。長男の幼少時代から数えるとかなり長いお付き合いである^^。お世話になったり和んだり、折々楽しい時間を共にしている。

そんな友人2人が画廊に遊びに来た。手土産に頂いた美味しいパンをおやつに食べ、おひとりが最近首里ではじめた素敵な洋裁のお店を見にいった。どこか外国の、古い町の通りにありそうな佇まいの、小さな可愛い空間である。アンティークのミシンや花が飾られ、丁寧に巻かれたファブリックや服でぎっしりの夢いっぱいの店内は、もともと東京で服飾にたずさわっていたオーナーのセンスであふれている。口コミのお客が多いということで、おしゃべりしてる間にまた知人が入ってきた^^。みんなPTAのお馴染みメンバーである。ブランド品の、タグの付いたままの服やバッグも扱っていて、よく選ばれた状態の良いものばかりを揃えている。私は、サイズがぴったりのサンダルを見つけて購入。

これから色んな生地を仕入れていくとのこと。ぜひ何か縫って頂こうと思う。年内移転予定につき、転居先が決まってから店名を決めるそう^^。色々楽しみである。


獅子舞

2005-09-25 14:08:30 | アート・文化

Sany0031 昨日は、毎年恒例の汀良獅子舞が賑やかに開催された。我が家の男どもも時々参加している500年の歴史あるイベントで、特徴ある獅子頭や美しい芭蕉糸の毛をもつ荘厳な演舞は見事である。

Sany0052 青年会が連綿と伝統を受け継ぎ、昼は家々をまわり、夜は公民館の大舞台でたくさんの演目を披露する。毎回かなりの人出となり、地域のお母さん達(私含む)の出店も大盛況。婦人会の踊りや子供たちのエイサーもプログラムを華やかに彩っている。

Sany0044 こうした村祭りの面白さは、地域住民どうしの懇親である。この町で暮らし、子供を育てることができて本当にラッキーと、いつも祭りの余韻にひたりながらしみじみ思う。

terasisi もっとも楽しいのは、出店仕事の合間に舞台を眺めながらお母さんたちどうし、焼き鳥片手にサーバーの生ビールを好きなだけ頂くことかしら(笑)。


ブータンのウイスキー

2005-09-23 14:40:32 | アート・文化

bu- 大分個展が終了した。会期中に台風14号の直撃、衆院選挙とまさに怒涛の日々である^^;。企画をしてくれた画廊美慶社長も台風により出張先で足止めを余儀なくされたり、画廊の浸水、看板も壊れ、さんざんな9月となってしまった。私は今回現地へ行かず、ご一緒に苦労をしたわけではなく、ただただ感謝し「ご苦労様でした」のひとこと。。(何より、そんなさなかに個展を訪ねて下さったお客様へ、心から感謝申し上げます!なおも続く現地の早期復旧を祈念いたします。)

週明け27日(火)には、KYOKOARTギャラリーにてアクリル画・墨絵新作の展示となる。明日・明後日&月曜の定休日には、戻った作品の展示作業である。

昨日は、珍しいお客様のご来廊やお電話などで賑やかであった。デザイン関連の知人と、米ジョージア州から糸満へ移住してきたファブリックデザイナーの女性が来られ、久々の再会で楽しいおしゃべりであった。お二方とも、前職やお住いが一新したばかりで、“これから”にキラキラと輝いてまい進しているご様子で何よりである。心から応援したいと思う。画廊を持っていると、こうして折々に色んな業種の方が訪ねて下さるのが楽しみのひとつである。画廊は、絵をお目にかける場であること以外に、人生の語り場としてもとてもふさわしい場所である。

画廊ビルに、ブータン王国からの留学生が住んでいる。芸大でデザインや紙作りを学ぶ、物腰優しく大変礼儀正しい青年。ブータン製のウイスキーを里帰りのお土産に下さった。モンドセレクション受賞とあり、パッケージも面白い。

楽しみにお味見したいと思う^^。