仲本京子作品常設画廊KYOKOART Gallery
今日は、第28回沖縄広告協会「広告賞」の審査員をつとめさせて頂いてきた。
今年もまた厳しい一次審査を通過した珠玉の作品が、TV、ラジオ、新聞、商業デザインに雑誌と揃いぶみ。一過性の広告とするにはもったいないくらいに深い取材、表現の工夫、素材のこだわりと隅々まで作りこまれた作品が多い。ひとつひとつじっくり見て聴くのにとても時間がかかり、魂を吸い取られる気がする。
ちょうどNYのチェルシー地区の画廊を何十件もはしごしてじっくり見ていくとき、脳に鈍痛がするのと似ている。
作品に力があるからである。良い作品は触れる者のハートを揺さぶり、気持ちを掴み、脳に刻印を捺す。
広告作品は、クライアントがいて目的をもって作られる。広告代理店のプロによるハイレベルなチームワークが必要で、担当各々が身を削って折り合い(納得)の接点を、高い位置で決めなければならない。納期もある。
それぞれにテーマが違うから、本当はワタシなどが甲乙つける問題ではないという気もしてならないが、なんとか無事審査会は終了。今回は「審査評論」の原稿書きまで仰せつかってタイヘンなことになっている。じっくり向合わねばなるまい。
さて、普段使わない脳を酷使したのちフラフラと会場近くのデパートリウボウへ。いくつかの売り場担当に知り合いがいてしばしおしゃべり。美術サロンでさらにおしゃべりして帰宅した。
うーん・・。みんなクリエイティブ。いよいよ4月。ワタシも頑張らねば