仲本京子作品常設画廊KYOKOART Gallery
先月(7月)の『みやらび民俗史跡サークル』史跡まーい(廻り)は首里赤平町だった。
折りしも猛暑の始まりで脳が湯豆腐になりそうな昼下がり、われわれ取材班は果敢にも出発。全天候型で元気な先生の解説を拝聴しながら、王府認可によるユーリー井戸、尚寧王時代に冊封使をもてなすための調理場・火神之嶽、仏の坂、蔡温邸跡などなどを巡り虎頭山へ。
遠く首里城を望む眺望の良いこの山は、三山時代に北山に対する遠見の場所であった。北山からの攻撃があると座喜味城が狼煙をあげ、浦添城、虎頭山、首里城に連絡が届く仕組みだったという。
狼煙の上がる音やざわめきが聞こえてくるような気がした。歴史は面白い。
しかし、あまりの暑さに山のふもとでメンバーがひとり脱落。ワタシも一緒に脱落しようと逃げ腰になったところ、帰りに首里の老舗パン屋「金城ベーカリー」に寄ろうという声に生き返り、美味しいアイスメロンパンですっかり立ち直った。ここのオーナーも首里観光協会でご一緒している。
そんなこんなで暑いので当分史跡まーいはお休み。秋に再開予定となっている。しかし・・まだまだ旧跡ザクザク。先生によると首里だけでもあと3年くらいかかりそうとのことなので、せいぜい体を鍛えて頑張ろう。ドクター仲松の“ジャンピングシューズ”があったらちょっと楽かな。
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