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ご鞭撻

2007-08-26 00:53:28 | アート・文化

Sany0336 ここ沖縄では旧暦のお盆を迎えている。心の中で、しっかりと、ご先祖様に感謝し、自分が生まれ、また次へとDNAをつなげていけている幸運を喜びたい^^。

高校野球も終わり、夏休みもいよいよ最終章へ。それにしても佐賀北高校の優勝戦は素晴らしかった^^。あのような学生達を育んできた健全な土地柄に心から感動する。佐賀には絵のお客様もお住まいなので何だかよけいに嬉しく、身近に感じられる^^。

さて、盆をヨソに明日から少し遠出の予定。怒涛の製作も一時中断である。まぁしょっちゅう中断してはいるのだけど・・。よその展示会を観に行ったり、劇を観たりとけっこう賑やかな毎日である。先日みた演劇空間「大地」の舞台は相変わらず連日大入り満員の盛況ぶりであった。http://www2.tontonme.ne.jp/users/daichi/ 10年前の内容(まだ小さかった我が家の男の子たちも声の出演をしたっけ^^)をリニューアルした芝居は脚本も演出もパワーアップしていて、特に自分探し中の若い人には共感できる内容だったろう。面白いのは、今の自分がとっくに「当たり前」になってしまった(要するにすっかりトウのたった)私達世代にも、何かしら答えを与えてくれるような気がすること。自分を見つめるのに、芸術は一役も二役もかってくれる。

さて、私に届いた声のご鞭撻は・・

声「あんたはもう何も探さんでよろしい。とっとと絵を描きなさい」 

私「・・ですが時々飽きて気が散ります」

声「展示会に間に合わんぞ」

私「そうですね。頑張ります」

・・・いやまったく、なんのドラマにもならんスーパーリアルなご鞭撻であった^^;。

※写真は、めずらしくダンナが買ってきてくれたお花。ものすごく喜んだんだけど、「・・でもホントは食べ物がいいでしょ。」と、ここでもスーパーリアルに見抜かれた。


尻着火

2007-08-17 11:59:41 | アート・文化

Sany0260 ★残暑お見舞い申し上げます★

日本各地猛暑で大変である。熱中症などの被害が大きくならないように祈りたい。
台風こそあれ、今や沖縄などしのぎやすいくらいの気温になってしまったようだ。地球の危機だろうか。災害や戦争のない世界構築を目指し、より良く生きなければなるまい。

アトリエでは、変わらず続く作品製作。目下、11月27日から始まる恒例のリウボウ美術サロン個展に向け集中している。が、かなり気が散ってもいる^^;。出かける用事も多く、観たいものもいっぱいある夏とあり仕方ない。
子供の宿題と同じで、ギリギリで尻に火がつくのも毎度のこと・・。ただでさえ焦りつつあるところに「Kyoko,how would you like to be had on our calender next year?来年のイベントスケジュールを決めましょう♪」と、米国人向けgiftshopのmanager,Anneから電話があった。ひ~。。もう来年の話?日本では鬼が笑うんだよと言ったところで通じるワケもなく、2008年末までのartprint display&saleイベント日程が決まった。考えてみれば、今年の年末自分がどうなってるのかすらイメージできないんだけどね^^;。

先日、画廊にフランスからのお客さまがあった。私は会えなくて残念だったけれど、素敵な女性のお客様で部屋に飾るためにと「楽園シリーズ」アートプリントをたくさんお求め下さった。壁いっぱいにディスプレーするのが好きな人が多いのも欧米の特徴だろう。
絵、写真、版画など、異なる種類のアートや様々な大きさのフレームを、組み合わせて一つの壁に掛けるとリズミカルでとても面白い。不思議と一点一点それぞれが引き立って見えるものである。

画家にとって、「この絵好き♪」と言ってくださる方がいるのは何という幸せだろうか。頑張っていよいよ尻に“点火”したいと思う^^;。

※写真は、san luis obispo 街中のこんもりとした“木”。もっと巨大な街路樹があちこちにあった。


“車ばか”の集い

2007-08-11 21:20:07 | アート・文化

Sany0346   “ばか”と言っては本来失礼だが、カーマニアの皆様に敬意を込めてそう呼びたい。
先日、欧州車を専門に扱う修理工場の移転オープン祝賀パーティーがあった。粋なポルシェのポロシャツを作業着とする社長はやり手のナイスガイ。ちなみに奥様がまた相当美しいんだわ。画廊にも以前いらして下さっていて、ご本人も絵を描くのが趣味。・・社長、まじで「全てを手にいれたオトコ?」。

Sany0345 趣向を凝らしたご自慢のガレージにはケアを待つヨーロッパ車がずらりと。日本に2台しかないという仕様のポルシェも美しいボディカラーでオーラを放っている。ウチのダンナによると、整備工具や建具までその筋のブランドものであるらしい。
車の好きな色んな方々と会話もはずみ、楽しい晩だった。車好きに悪いヒトはいないというけれど、車のために働き、車に熱い愛を傾ける面々ばかりで夢がいっぱいである(たぶん相当散財もしてるな・・)。温厚な、クラシックカー協会の会長さんともおしゃべり。会の趣旨や、これまでの様々な活動について伺うことができた。とにかく皆さん面白い方ばかりであった。
Sany0347 「愛車でお越しください」というご案内だったので、招待客の車もずらりと並んで圧巻。私は運転役に甘んじお茶ばかりすすっていたけれど、ダンナはすっかりイイ酒飲んで欧州車談義で大盛り上がりである。

Sany0349 帰るとき、私がバックでポルシェを出そうとしていたら、お客が皆寄ってきて下さる。なに私が人気なワケでもなんでもない。皆さんご自分の愛車を守ろうとしていただけである(笑)。そんなに運転ヘタクソじゃないってば。

Sany0350 週明け早々「オイル交換に行ってくる♪」と同工場にいそいそ出かけたダンナ。何やらオプション部品を注文してきたとホクホク帰ってきた。
教訓。オトコ連中に、ホームセンターと車屋さんに行く際には大金を持たすべからず、である^^;。


鯉の滝のぼり

2007-08-07 09:43:29 | アート・文化

Sany0360 親しいご近所さんのお嬢さんがめでたく結納をされた。沖縄独特の結納のお菓子をわけて頂き、何だかこちらまでワクワク気分だ^^。末永く幸せになってほしい、と心からお祝いしたい!

さて、話は一転「鯉の滝のぼり」である。
なんでもそのモチーフの絵が福を招くと話題なのだそうで、私の母が未婚の息子(私の弟)の良縁を願って私に「走り描きでもいいから描いてちょうだい」と電話してきた。
とりあえず母は自分で描いた鯉の絵を(けっこう絵は上手い^^)、そっと床の間の隅に隠してあるのだという。泣けてくるので、仕方なく協力することにした^^;。

Sany0359_1  そもそも“縁起モノ”に興味のないタチなので気分が乗らず随分難儀したが、なんとか小さな墨絵が完成。錦鯉のほうは岩場で瀕死の重傷を負った風に見えなくもないが、まぁ気にしない、気にしない^^;。

・・・これで成功するなら長者どんになれるんだが。


カタカリ

2007-08-06 10:06:59 | アート・文化

Sany0341 先日、インド四大古典舞踏のひとつ「カタカリ」を観た。知人から幸運なことにチケットを頂いて、娘を連れていそいそと出かけた。
会場となる“国立劇場おきなわ”に入るのも初体験である^^。
劇のパンフレットによると、「カタ」は物語、「カリ」は舞踏の意味だそう。歌舞伎や京劇のように仮面のような凝った化粧、華やかな衣装、力強い踊り、迫力のパーカッション演奏に終始する実にパワフルでかまびすしい舞台であった。
あらすじはおなじみシバ神や王、王の娘の繰り広げる愛憎劇。裏切りや復讐、首をはね たり生き血を飲んだりと物騒きわまりない展開だが、あくまで神に捧げる舞踏であり、古来からの信仰心が土台になっている。
貴重な体験をさせてもらって、知人にとても感謝である。

Sany0353 20代の頃、小劇場「ジァンジァン」で毎回シャクティのインド舞踊を観に通っていた。前半が古典、後半は創作と、まとまりの良い舞台であった。
劇場といえば、友人が劇団を長年主宰している。劇場まで運営しているツワモノである。その公演も間近なので、楽しみにしているところだ。
http://www2.tontonme.ne.jp/users/daichi/

劇場という空間もまた、独特だ。濃密に、自分と向かい合うことができる場でもある。すべからくアートを観ると、自分が見えてくることがある。だから"no idea"のときややるべきことが見つからない時、重く言えば自分を見失っているときなど、ぶらぶらとアート鑑賞するのはお勧めである。私もよくそうしている。

そうそう、TVで以前みたけど、食品会社「永谷園」創設期には商品アイディア出すために一年間の“ぶらぶら社員制度”というのがあったんだって。すごい会社だ。