キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

MFJモトクロス全国大会・・決勝。

2012-08-10 12:57:00 | レース参戦・観戦

3日間の練習の成果を期待して・・・いよいよMFJモトクロス全国大会当日です。

この日も朝から猛暑。
チームテントの横には、TARGETのブースも完成。

チームのみんなも、朝から気合が入ってました。

直人の方ですが、公式練習も無事に終わり・・・予選はB組。
注目ライダーは、A組に集中しているように感じましたね~
予選上位、各15台が決勝に出場できます。

直人だって、油断をすれば予選落ち!ってことも、十分に考えられるので、手は抜けません。

で・・・予選。
4周で争います。
直人はイン側に入り勝負。

スタート・・・ま~ま~かな~?い~方じゃ~ないけど・・・
1コーナーから大坂では、6~7番手って感じでした。
奥のヨーロピアンから出てきた時は5番手。

ルンバルンバからKYBにかけて4番手に浮上。

前の2台は、関東代表ライダー。
チャンスを見ながら走っているのか?
無理に前に出る様子も無く・・・そのまま無難に4位でフィニッシュ。
正直、元気のない走りに・・・イライラしました。

予選後、直人から”リヤがゴツゴツ跳ねて、ブレーキングに影響が出る?”とのことで・・・前日のコース整備で、コーナー手前がボコボコになっているようです。
全日本と比べれば、かなり綺麗な路面に感じていた私としては・・・え~本当?この程度の路面で?・・・って思ったのですが、本人が何とかして欲しい?じゃ~見直しが必要ですよね~
少々サスのセッティングを変えて・・・本番で勝負してもらうことにしました。

さ~決勝です。
直人は予選8番手だったようです。
この位置だったら、希望の場所にも入れますからね~スタートでしっかり前に出ればチャンスもあります。
本人的には落ち着いてるように見えましたが・・・さ~ど~なるんでしょうか?

予選と同じようにイン側を選択しました。
チームの仲間や、仙台の先輩方も応援に来てくれています。
直人のヘルメット上に見えるモンスターのパラソル・・・N.R.Tライダーと成田選手です。
成田選手が、スタートエリアに近づいてきた時に、目があったようですね~
直人”やべ~成さんが見てるよ~緊張すんな~ど~しよ~”と、ビビリ発言。
”久しぶりにお前の走りを見てもらうんだから、そんなこと言ってないで、しっかり自分の力を出し切った走りを見せればい~んだよ~・・・他に考えることは何もないぜ、しっかりやるだけだからな~”・・・で、背中をたたいて激を入れます。



さ~いよいよJ85決勝のスタート時間です。

スタートのタイミングは良く、左右のバイクより車輌半分ぐらいは早く走っていたんですが・・・15メートルぐらいからか?まわりのバイクが一気に加速・・・後方に下がるような雰囲気で飲み込まれます。

あれ~どうした?どうした?・・・って~のが、この時の感想でしたね~
1コーナーイン側には、アウトラインからも沢山のバイクが押し寄せてきて・・・横では数台の絡んだクラッシュが起きてるし・・・大丈夫か?1コーナー無事に出られたのか~?って感じでした。

ビデオで見たんですが・・・18~20番手で1コーナーでしたね~
そ~はいっても、大坂からスネーク・山健までにガンガン前をパスして・・・9番手まで浮上。
ヨーロピアンから戻ってきた時には7番手。

上位は、スタートから飛び出した、予想通りのライダーがガンガン走っています。
私もルンバルンバの横で直人の応援。

2周目に入る手前で6番手に浮上。
その後の数周は、前との差も縮む様子がなく単独走行。
これがまた、元気のない走り・・・
どうしたんだ~?
リヤサスを気にしてるのか?
ま~見ていて、とにかくペースが上がらない・・・どころかペースを上げる気があるの?ってスピード。

上りのスピードも加速しきれず?
コーナーも、手前から早い段階で減速?
下りでも、頑張ってる様子には見えないし?
まさに、初日の練習走りを再現しているような感じでした。

このKYBジャンプだって、決勝では1度も飛びきれてないんですよ~手前の加速が甘すぎるんです。
ルンバルンバも、練習の成果が見えるどころか、1回もまともに決められることがありませんでした。
も~ありえませんよ~?かなりがっかりしましたね~

そんな走りで後半戦。
かなり離れていた7番手が、一気に直人の背後から狙っています。
今の走りだったら確実にやられるな~って直感しました。
”落ち着いて走れ”・・・のサインを出し、うなずいて通過。

で・・・L1。
必ずどこかで仕鰍ッてくるだろうな~と、こっちは不安でいっぱいでした。
青森の昔から直人と一緒に走っている、仲の良いライダーでしたからね~
直人の走り方・性格を、よ~く知ってますので・・・乗れてない直人を感じているのは間違えないですからね~確実に狙ってくるでしょうね~

スネークからの加速でラインを変えてステップアップ・・・あ~~~来た~~~
山健で並んでジャンプ・・・
あ~これじゃ~ヨーロピアンから出てきた時は、抜かれてるな~?と、予想ができました。

予想通り・・・直人は7番手に落ちます。

あ~これで入賞すらできね~か~最悪だ・・・関東にも、みっともなくって帰れね~よ~・・・って、そんなことを考えながらトップグループに目を向けると・・・2番手がトップに最後の猛烈アタックをかけて転倒。
振り返ると直人は、6番手の真後ろにつけてKYBジャンプからの左コーナー。
わ~棚ボタで入賞できるか~?

ゴール手前でのアクシデントで・・・ラッキーな6位フィニッシュ。

トップ3台はCRF150の九州勢。
4位は、関東代表・・・カイセイ君。
5位は、東北代表・・・コウタ君。

で、直人の順でした。

あれだけ元気の無い走りで入賞・・・本音で言えば、まったくよろこべませんでした。

何が原因で、あんな本番での走りになったのか?・・・そこが知りたいですよ~
パドックに戻っても、”入賞できた~ニコニコ”って雰囲気じゃ~ありませんでしたね~
本人も、そのようでしたが・・・

当然、直人に”なんであんな走りになったのか?”を聞きましたよ~

スタートは自分でも、いけるって思ったんだそうです。
ところが自分が遅いんじゃ~なく周りのバイクの伸びが良く、一気に左右から前をふさがれ、イン側にいた事で身動きできない状態で、自分でもこりゃ~まずいって感じて、かなりあせったんだ~そうです。

それ以降~とにかくラインを無視して、必死で前に出たんだそうですが・・・バイクがめちゃめちゃ暴れて、3回あ~だめだ~転ける~~~って、思ったんだそうです。
1周目は、とにかく必死で走っていたそうですが・・・
KYBから先の下りで、先頭グループが見えた時、自分のポジションがわかって、以外に前に出られた~って、思ってからは・・・なんか体に力が入らなくなった?

その後は、これじゃ~前に追いつかない・・・と、感じ出したんだそうですが、も~疲れちゃっていて思うように走れなくって、コウタ君に抜かれる時も完全にいっぱいいっぱいだった・・・そうです。

スタートの伸びが足りなかったか?
バイクの原因か?
そのことで、後のレース展開を冷静にさばけなかった?ってことのようだと思います。

すべてのレースが終わり表彰式。

表彰台に呼ばれるのは3位までと思っていた我が家は・・・片付け優先。
直前、直人は6位まで呼ばれると聞いて・・・表彰式。
ま~こきたなくなってた、TARGETのTシャツで・・・

チームシャツ・ダンロップ様の帽子・・・も無しって、やばいですよね~
副賞も沢山いただきました。

全国大会のもう1つの表彰。
地区表彰。

2番手の東北に大差をつけて、関東が最優秀ブロック賞をいただきました。
直人も、ちょこっと貢献できたかな~?
これで関東には、安心してニコニコ帰ることができます。
関東の仲間達のガッツの結果でしょう。

今年、ジュニア最後としての大きなイベントである全国大会が、これで終わりました。
結果的には、本来の力を一生懸命出し仕切る走りではなかったことは、親としても本当に悔やまれますが・・・これがレースなんですよね~
これが本人の実力・・・ってことです。

これで最高!的なゴールの無い世界です。
常に自分の心の中の自分と戦い、自分を磨き続けることが必要です。
その意味でも・・・まだ未熟者。

この結果を自分なりに考えて、これからも一生懸命モトクロス・勉強も!頑張って欲しいです。

猛暑の中での数日間でしたね~
参加の皆さん~
応援の皆さん~
主催者関係の方々~
本当に、ご苦労様でした&お疲れ様でした。

このような、い~経験をさせていただき、感謝しています。
ありがとうございました。