こだっちとくうすけの冒険

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 こだっちとくうすけ より

「旬」 「妻恋鳥」 「料峭」

2011年04月14日 06時55分15秒 | 言葉の面白さ・楽しさを知ろう
おはようございます

今日は、ちょっぴり寝坊助をしてしまいました。

たぶん、朝がちょっとヒンヤリしてたせいで、

巣からでることができませんでした

そのうち、暑くて目が覚めることだと思います

それでは、今日は言葉の面白さ・楽しさを知ろうシリーズをお楽しみください


   『旬』(しゅん)

☆-----季節の食物が出盛りの時-----

 「旬」は、十日間を意味する漢字です。

 今でも、上旬、中旬、下旬という言い方が残っていますね。
 
 中世、朝廷では、毎月1日、11日、21日に、

 天皇が臣下から政務を聞く「旬儀(しゅんぎ)」という
 
 儀式が行われたそうです。

 これを略して『旬(しゅん)』というようになりました。
 
 この日には、季節に最も適したものや、

 その時期にもっとも味のよい食物などが支給されたのだそうです。
 
 そこから、季節の食物が出盛りの時や、

 最も味がよい時を、『旬』というようになったというわけです。
 
 最近では、『旬』がわかりにくい時代になってしまいました。
 
 昔から人々は、めぐる季節に思いをはせながら、感謝の気持ちでいただいてきたはず。
 
 そう……。

 『旬』は、それぞれの季節からの贈り物なのですから。





  『妻恋鳥』(つまごいどり)

 ☆-----雉(きじ)の異称-----
 
 ~春の野に あさる雉(きぎし)の 妻恋に 

 己(おの)があたりを  人に知れつつ~ (『万葉集』大伴家持)
 
 春の野に、餌(え)をあさる雉は、妻恋しいと鳴くばかりに、

 自分の居場所を人に知られてしまうんだなあ……。

 この歌から、雉(きじ)は、『妻恋鳥』と呼ばれるようになりました。

 ところで、つっけんどんな態度を、「けんもほろろ」といいますね。

 これは、雉の鳴き声からきた言葉です。
 
 雄は求愛する時、全身の力をふりしぼるように、「ケーン」と鳴いて、

 「ホロロ」とあの美しい羽根を打ち鳴らすのだそうです。
 
 その「ケン」を「剣突(けんつ)く」「慳貪(けんどん)」などの

 「ケン」にひっかけて、

 深い意味もなく「ほろろ」をつけただけのことだそうですが……。

 語呂がいいので、親しまれたのでしょうね。
 
 もちろん、雉の雌が、「けんもほろろ」な態度をとるわけではありません。



     『料峭』(りょうしょう)

☆-----春風が肌に寒く感じられること-----

 「料」は撫でるという意味、「峭」はきびしいという意味。

 よく、「春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)」

 「余寒料峭(よかんりょうしょう)」などと、

 四文字熟語にして使われます。

 あたたかくなってからの、きびしい風は、

 とりわけ頬に冷たく感じるということでしょう。
 
 「立春」を過ぎてから、また、寒さがぶり返すことを、

 「寒(かん)の戻り」といいますね。
 
 ここでいう「寒」は、「小寒」と「大寒」の時期を指します。

 ほかにも、「春寒(はるさむ・しゅんかん)」「冴え返る」…。

 どれも、春が来た後に感じる寒さをあらわす言葉です。
 
 まるで、浮きたったり、はやったりする心を、いさめるかのような、冷たい風。
 
 でも、そんな風の中に、まぶしい光を感じます。

 きっと、私たちも……。
 
 何度も何度も、後戻りを繰り返しながら、春に近づいていくのですね。


お楽しみいただけましたでしょうか?

言葉言葉の歴史って、面白くないですか?

知らず知らずのうちに、自分の口から発しているものですが、

言葉には、それぞれの歴史があって、

その中から、生まれているものです。

どんな経緯で生まれた言葉なのかを知ることは、

日本人として必要なことだと思います。

昔は、筆を入れていたことから、

筆箱といいますが、今の時代はシャープペンシルなので、

SPケースかな

昔は、下駄を入れていた下駄箱は、

今はスニカーや革靴、運動靴などをいれますね。

逆に学校に下駄をはいていけば、

起こられることだと思います

なので、昔の言葉を大事にしていく中でも、

今を生きる我々は、日々時代に即した新しい言葉を

使っていく生き物だと思います。

なので、流行語なども、

その時代その時代を表現する上で、

歴史ある言葉になっていくのだと思います。

言葉って、本当に面白いですね


      
コメント
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