水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

2017初詣 @蒲郡・岡崎

2017-01-09 | ├ 愛知(ひとり旅)

 

2017年最初の神社めぐりは、
愛知県岡崎市の六所神社か数社へ。

蒲郡 → 岡崎 というルートであれこれ歩き回って来ました。

 

 

 

 

 

乙姫神社、②水竹神社、③清田の大樟 (以上、愛知県蒲郡市)

天白神社、⑤真宮神社、⑥真宮遺跡、⑦六所神社 (以上、愛知県岡崎市)

てなかんじで、神社に巨樹に縄文遺跡に・・と、
公共機関&徒歩で正月明けの一日を満喫しましたが、
初詣と言いつつ、実はこの日のメインは清田の大樟でした。

元旦に近所の氏神さんを詣でたから、正確にはそれが初詣なんだけど、
せっかく方々を訪ね歩いたんで、写真をいくつか上げていきます。

(まわった各所をきちんと記事にするのはまた後日・・。)

 

 

【乙姫神社】 蒲郡市水竹町下島 (創建1581年/額田郡千万町より遷座)

主祭神:豊玉姫命

配祀神:肆長彦命、水分神

 

 

 

 

【水竹神社】 蒲郡市水竹町大坪 (創建1186年)

御祭神:菅原道真公、高オカミ神、保食神、稲倉魂命

境内末社御祭神:応神天皇、岐乃命、伊射波止美命

 

 

 

 

【清田の大樟(せいだのおおくす)】 蒲郡市清田町下新屋 (国の天然記念物)

樹高22m、根回り13.6m、幹回り14.3m、樹齢は推定1,000年以上。

愛知県下では最大の大クスで、
源義家が奥州の反乱平定に出陣する際に植えたという伝説をもつ。

 

 

 

あまりに大きすぎて、全体がフレームにおさまらない。

 

 

 

 

建物の後ろまで下がって、なんとか上から下まで撮ってみました。

 

 

左端にいる人と比較すると、大樟の大きさがよくわかる。

 

 

寒さで震えながらもこの場に1時間(笑)いたんだけど、
その間ずーっと木のまわりにいた白っぽいハト。

地面を啄みながら、とことこ歩いてたよ。かーいいな。

 

 

それなりに人慣れしているようで、近づいてもあまり驚かないの。

足に青い輪がついているので、野鳩じゃないよねえ・・。伝書鳩?

現地ではあまり深く考えず、かわいいわーって眺めてましたが、
帰宅後調べてみると、この子はやはり伝書鳩(レース鳩)のようで、
保護したのち、協会などに連絡するのがベストだそうな。

今もまだ木のそばにいるのかなぁ。

 

 

木の周囲をぐるぐるまわりながら全方向から撮る私。
ふと見ると、いつも足元にハトがいる。

こちらと1メートルほどの距離を保ちつつも、そばに寄ってくるんだよね。

そういえば今年は酉年じゃん!ってふと気付いて、
新年早々、縁起がいいようで何だかうれしかった。 

 

 

 

 

 

 

【天白神社】 岡崎市天白町吉原 (創建1546年以前)

御祭神:瀬織津姫命

 

 

 

 

 

 

【真宮神社(しんぐうじんじゃ)】 岡崎市真宮町 (創建131~190年)

御祭神:伊弉諾神、伊弉冉神

 

 

 

 

【真宮遺跡】 岡崎市真宮町~六名1丁目 (国の史跡)

矢作川左岸の河岸段丘上に位置する、縄文~鎌倉時代までの複合遺跡。
実際の遺構は地下約1メートルに埋め戻され、
住居跡や方形周溝墓などを再現した史跡公園となっている。

 

 

 

 

【六所神社】 岡崎市明大寺町字耳取

 

 

 

 

平成27年2月から始まった、本殿、幣殿、拝殿、楼門、神供所の重要文化財修復工事も、
残すところ楼門、神供所のみ。

 

 

本殿は昨年の11月に完成したそうで、このきらびやかさ。

 

 

 

 

松平太郎左衛門親氏(松平宗家初代)は、
奥州より、かつての氏神である鹽竈六所明神を勧請し、
東加茂郡の松平郷(現:豊田市)に六柱の神を祀りました。

親氏は、この六所明神(六所神社)を産土神として崇敬。
御祭神:猿田毘古神、塩椎神、岐の神、日本武尊

 

 

 

のち、7代の松平清康(家康の祖父)が、その豊田市の六所神社を勧請し、
猿田彦命・塩土老翁命・事勝国勝長狭命の三神の分祀を受けて、
岡崎の当
地に六所神社を創建したとされています。

御祭神は、塩土老翁命、猿田彦命、衝立船戸命、
太田命、興玉命、事勝国勝長狭命など。(瀬織津姫命とかもいらっしゃるらしい。)

 

 

 

いつか、勧請元である豊田市の六所神社(六所神社下宮)、
さらにはその元宮でもある古六所神社(六所神社上宮)へも行きたいなあ。

特に古六所神社。(&八ケ峰神社)

山の中で、巨石に囲まれて鎮座してらっしゃるのよね・・。

どちらも車じゃないと無理っぽいけど、いつか参拝したいです。

 

 

 

実はこの六所神社、以前から一度参拝したかったところなんですよね。

その理由は、
ご祭神の中に
衝立船戸命がいるから。

 

衝立船戸命=クナトノ大神(岐神/久那戸大神/来名戸祖神/八衢比古)。

猿田彦神や少彦名神や塩土老翁神は、このクナトノ大神と同一神とも言われます。

 

もともと好きな神さんなのですが、
島根の出雲井神社へ行って以来ますます気になる存在になってしまいました

 

 

クナトノ大神といえば、
対になって出てくるのがアラハバキ神(荒脛巾/荒波々伎/荒羽々気)です。

 

 

愛知県の三河地域にはこのアラハバキ祭祀が結構多くて、
私が過去に参拝した中だと、
竹生神社(荒羽々気社)、石座神社(荒波婆岐社)、砥鹿神社(荒羽々気社)などがそう。

ちなみに、
上記の
竹生神社の荒羽々気社を代々奉祭していたお宅の先祖は、
松平親氏3代の信光です。(9代が家康。)

 

 

松平宗家の初代・親氏が、氏神の鹽竈神社から鹽竈六所明神を勧請し、
松平郷(豊田市)に六所神社を建てて猿田毘古神塩椎神岐の神、日本武尊を祀った。

7代・松平清康は、その六所神社から勧請して、
岡崎市に六所神社を建てて塩土老翁命猿田彦命衝立船戸命らを祀った。

また、3代・松平信光の子孫は、
新城市の荒羽々気社(現:竹生神社の境内社)を代々奉祭していた・・。

 

 

クナトノ神、アラハバキ神、そして徳川家が、何となーく繋がったような気がして、
やたらスッキリした気持ちで境内をあとにしたのでした。

 

 

 

拝殿全景を撮りたいけれど、これ以上下がれないため写すことができません。

というのも・・

 

 

目の前の楼門が、現在この状態なので。

すべての修理が完了するのは今年11月らしいです。

 

 

2017年も穏やかな一年でありますように。

 

 

 

 


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