水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

合格通知 届く -神社検定2級-

2016-09-02 | 神社検定

 

 

昨日ようやく神社検定の試験結果が届き、無事2級に合格しました。

てか、試験(6/26)から通知(8/30発送)までがえらく長かったなーー。

 

 

 

 

100点満点(100問)中、

平均点63点、合格ライン70点、合格率38%。

 

私は自己採点通りの80点でした。

 

 

 

 

最高点98点とか・・。すごいね。

どうやったら取れるんだ???

 

合格の認定証はちょっと変わってて、木曽檜の絵馬です

 

 

 


(島根県立 古代出雲歴史博物館 ---展示物のほぼ全てが撮影可能

 

今回、試験勉強するにあたり、

公式テキストは、2級用テキスト3冊(神社のいろは続・神話のおへそ・万葉集と神様)と、

念のために3級用テキスト1冊(神社のいろは)も用意しました。

ちなみに過去問は買ってません。

 

 

 

 

また、2級の試験の出題範囲には、

上記4冊のほかに「季刊誌『皇室』」という本も含まれていたのですが、

そこからは、100問中の1割程度しか出ないということで、

これも買わず。

 

 

 

 

要は私の場合、上記テキスト4冊を完璧に覚えたとしても、

90点以上は取れないだろうということ。

 

 

 

 

初めから10点分捨てる事になるため、

凡ミスを考慮しても4冊のうち8割覚えないと合格ラインに達しない。

ということで、目標を80点に設定して勉強してみました。

 

結果80点だったので、予定通りというか予想通りというか・・。

 

 


(オアシス21 名古屋市内)

 

 

 

公式テキスト読んで思ったんだけどね、

図解や写真、表の数を増やして、

視覚的に理解しやすい構成にしてほしかった。

 

 

 

 

たとえば、「遷宮」と「遷座」の違いとか、

「奥宮(上宮)」と「本宮(下宮)、「元宮」と「本宮(下宮)」の違いとか、

合祀・分祀・配祀の違い、注連縄・注連柱・勧請縄の違い、

参拝と参詣の違いなどなど。

 

 

 

 

そんな、「よく聞くけどなかなか理解できない用語」が

容易に学べるといいのにと思いました

あー、あと神奈備(かむなび)や神籬(ひもろぎ)とかもね、わかりにくいから。

 

 

 

 

神社検定受ける人って、やっぱ「神社や祭神に興味がある人」が多いと思うのだけど。

ちがうかな?

 

 

 

 

日本史や万葉集なんかを突き詰めるんじゃなくて、

一般人には窺い知ることのできない「神社のあれこれ」を、知りたいんだよな。

 

個人的には古事記や日本書紀をもっと掘り下げてほしかったし、

各祭神ごとの詳しい説明や、

全国分布(○○神はどの地域に多く祀られているかとか)や、

各大社の変遷(かつての繁栄ぶり)なんかも知りたかった。

 

 

 

 

ちょっと趣味に走るけど、

たとえば中央構造線(丹生=水銀)と丹生津姫の関係、

スサノオと砂鉄の関係、持統天皇が三河行幸でしたこと、

日神と水神、三輪氏とニギハヤヒ(物部氏)・・

といった、「朝廷と在地豪族と祭神の関係」みたいなもんにも突っ込んでほしかった。

(立場的に無理か・・。)

 

 

 

 

“神社の一日”でもいいし、各大社の社家の歴史でもいいし、

日本各地の主な祭祀跡や遺跡、発掘された遺物をまとめた写真なんかも見たいな。

 

さらには仏教との絡みで、

習合時代の各神社の様子(祭神や祭祀形態など)と、現在のそれとの差とか。

一般人は見られない宮中祭祀の様子の図説とか。

(殯宮儀礼の詳細なんかは個人的にツボだった。)

 

 

 

 

とにかく、“私の知らない神社のこと・神さんのこと”を学びたい。

神道説やら国学者の詳細よりも、神社そのものにもっと触れられると、

学ぶ楽しさが倍増する気がするんじゃないかと、個人的に思いました。

 

そうは言っても、「神社検定」の正式名称は「神道文化検定」なわけだから、

日本史と神道がメインなのは、しゃーないか。

 

 

 

 

はじめてチャレンジした神社検定。

3級すっとばして受けた2級だったけど、受かってホっとしました。

 

短期間ではあるけれど久々に勉強らしいものをして、

なーんかすごく新鮮だった。

 

いい経験になりました。