水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

神とよばれた人々

2015-01-03 | ルーツ

 

個人的に、水神とか龍神が好きなんですが、

日本には水の神さまがたくさんいますよね。

 

罔象女神(みずはのめ)、丹生都比売神(にうづひめ)、

闇淤加美神(くらおかみ)、闇御津羽神(くらみずは)、 高オカミ神、

水戸神(みなと)、水分神(みまくり)、

瀬織津比売神(せおりづひめ)、

若宇加能売神(わかうかのめ)、豊宇気比売大神(とようけひめ)、 久比奢母智神(くひざもち)・・・

 

 

後世はごっちゃになってるかもだけど、

もともとの出自は、

 

国津神(土着系) = 瀬織津比売神 ( → 宗像三女神※のちに弁財天に習合 などに変化)

天津神(渡来系) = 稚日女神 ( → 罔象女神 、丹生都比売神などに変化)

 

っていう感じかな。

 

代々の後継者が名前を襲名しつつ、一族の移動にともない各地にその名を残す。

さらに別系統が跡をとって名を変える。

もしくは、後世の有力者が土着の神々の名前を隠したり、

複数の神名に分化、あるいは別の神に習合したり。

 

だから記紀に出てくる神々は、正体不明のややこしい人物がいっぱい。

 

 

これってY-DNAのハプロタイプと絡ませて考えると、

日本神話の神々のアウトラインもかなりはっきりしてくるよね。

 

以下は個人的見解を含むけど、


 2万5,000~2万年前 --- オーストラロイド C1a1 の渡来<半定住/舟・漁撈 海洋民>

    ※日本列島最初の縄文人。(ナイフ形石器文化の担い手)

 1万6,000~1万30,00年前--- ツングース系 D1b の渡来。<定住/採集生活民> ※縄文人

 1万2,500年前 --- シベリア系 C2a の渡来。<移動/狩猟生活民> ※縄文人(細石刃文化の担い手)

 6,400年前 --- 鬼界カルデラの大爆発により、九州のC1a1文化が崩壊。

 6,000~4,000年前 --- オーストロネシア語族 長江文明人O1aO2a(夏王国、殷王国、楚王国などの末裔。倭人。)

    などの渡来。 ※縄文/弥生

 3,000年前 --- オーストロアジア語族 越人O2a倭人)、呉人【狗呉人】O2b倭人)の渡来。 ※縄文/弥生

 2,500年前 --- 呉人【狗呉人】O2b倭人)の渡来。 ※縄文/弥生

 2,100~2,000年前 --- 呉人【人】O2b の渡来。 ※弥生  / 縄文と弥生の政権交代

 

・・・だいたい大まかに分けるとこんなもん?

 

 

登場人物は、こんな感じかなー。

(※ハプロタイプは今日現在の区分)

 

飛騨の上方 ----- C2a  D1b 

出雲神族(久岐神 --- C1a1 

八島篠命 ------ 狗呉人】O2b

天御中主神 ---- C2a  D1b (+ 狗呉人】O2b

山積神 --------- C2a + D1b (+ 狗呉人】O2b

綿積神 --------- C1a1 + 狗呉人】O2b

 

熊襲、隼人 ----- D1b + C2a + 狗呉人】O2b

・土蜘蛛、鬼 ----- C1a1D1bO1a狗呉人】O2b

国栖 ----------- D1b狗呉人】O2b

蝦夷 ----------- D1bC2a

 

 

人の歴史も多角的に突っ込んでいくと

 

いろいろ分かって面白いですね。