個人的に、水神とか龍神が好きなんですが、
日本には水の神さまがたくさんいますよね。
罔象女神(みずはのめ)、丹生都比売神(にうづひめ)、
闇淤加美神(くらおかみ)、闇御津羽神(くらみずは)、 高オカミ神、
水戸神(みなと)、水分神(みまくり)、
瀬織津比売神(せおりづひめ)、
若宇加能売神(わかうかのめ)、豊宇気比売大神(とようけひめ)、 久比奢母智神(くひざもち)・・・
後世はごっちゃになってるかもだけど、
もともとの出自は、
国津神(土着系) = 瀬織津比売神 ( → 宗像三女神※のちに弁財天に習合 などに変化)
天津神(渡来系) = 稚日女神 ( → 罔象女神 、丹生都比売神などに変化)
っていう感じかな。
代々の後継者が名前を襲名しつつ、一族の移動にともない各地にその名を残す。
さらに別系統が跡をとって名を変える。
もしくは、後世の有力者が土着の神々の名前を隠したり、
複数の神名に分化、あるいは別の神に習合したり。
だから記紀に出てくる神々は、正体不明のややこしい人物がいっぱい。
これってY-DNAのハプロタイプと絡ませて考えると、
日本神話の神々のアウトラインもかなりはっきりしてくるよね。
以下は個人的見解を含むけど、
2万5,000~2万年前 --- オーストラロイド C1a1 の渡来<半定住/舟・漁撈 海洋民>
※日本列島最初の縄文人。(ナイフ形石器文化の担い手)
1万6,000~1万30,00年前--- ツングース系 D1b の渡来。<定住/採集生活民> ※縄文人
1万2,500年前 --- シベリア系 C2a の渡来。<移動/狩猟生活民> ※縄文人(細石刃文化の担い手)
6,400年前 --- 鬼界カルデラの大爆発により、九州のC1a1文化が崩壊。
6,000~4,000年前 --- オーストロネシア語族 長江文明人O1a、O2a(夏王国、殷王国、楚王国などの末裔。倭人。)
などの渡来。 ※縄文/弥生
3,000年前 --- オーストロアジア語族 越人O2a(倭人)、呉人【狗呉人】O2b(倭人)の渡来。 ※縄文/弥生
2,500年前 --- 呉人【狗呉人】O2b(倭人)の渡来。 ※縄文/弥生
2,100~2,000年前 --- 呉人【呉人】O2b の渡来。 ※弥生 / 縄文と弥生の政権交代
・・・だいたい大まかに分けるとこんなもん?
登場人物は、こんな感じかなー。
(※ハプロタイプは今日現在の区分)
飛騨の上方 ----- C2a + D1b
出雲神族(久岐神) --- C1a1
八島篠命 ------ 【狗呉人】O2b(倭)
天御中主神 ---- C2a + D1b (+ 【狗呉人】O2b(倭))
山積神 --------- C2a + D1b (+ 【狗呉人】O2b(倭))
綿積神 --------- C1a1 + 【狗呉人】O2b(倭)
・熊襲、隼人 ----- D1b + C2a + 【狗呉人】O2b(倭)
・土蜘蛛、鬼 ----- C1a1、 D1b、 O1a、 【狗呉人】O2b(倭)
・国栖 ----------- D1b、 【狗呉人】O2b
・蝦夷 ----------- D1b、 C2a
人の歴史も多角的に突っ込んでいくと
いろいろ分かって面白いですね。