水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

新城さんぽ

2021-05-15 | ├ 愛知(ふらり旅)

 

ようやく2017年秋の参拝記事を上げ終え、
ほっと一息・・

 

って、いつの間にか2021年も前半終盤ですけど!

あかーん、ぜんぜん追いつかない。

 

次に予定している田峯(新城市)の記事は、2018年年始のものなので、
一歩前進と言えなくもないが・・。

 

せっかくなんで、田峯記事の前に、
以前おとずれた新城市内を先に上げてしまおう。

 

 

 

愛知県新城市は、私にとって第2の故郷。大好きな場所です。

毎年、年に何度か訪れています。

 

 

公共機関で行くのはなかなか大変なのですが、
数年前の第二東名開通に伴い、
名古屋市内の藤が丘駅から、高速バスが出るようになりました。

新城市内まで1時間ちょっとなんで、
とっても便利よー。

 

 

今回は、父との二人旅。

新城に到着してからはオール徒歩で、↑のエリアを廻ってきました。

 

 

上記の他、城跡や陣屋跡なども訪れたため、
移動距離は、トータルで 15キロほど。

日ごろ、30キロとか平気で歩く父には、
少々物足りなかった様子(笑)。

 

 

私以上に神社仏閣・史跡巡りをしている父。
社寺・城跡・古墳・宿場町などを踏破し尽くし、
訪れた場所は、数千ヶ所にも上ります。

しかも毎回、公共機関&徒歩なので、
父に比べれば私なんぞまだまだヒヨっ子です。

 

 

新緑まぶしい一日。

今回、参拝プランは父にお任せ。

私はすべて初訪問ですが、
父にとっては、どれも再訪、再々訪。

 

 

さて、まず最初に訪れたのは、新城駅近くの新城古城です。
(新城市東入船)

「しんしろ市」の名の由来になったとされる城で、
市指定文化財(史跡)です。
 

小学校の敷地内にあり、
現在は碑が立っているのみとなっています。

 

 

しかし、
城跡<<<<巨樹  な私は、
この樹に釘付け・・ ✩*˚

 

 

 

いやー、いいわあ。

なんて美しいお姿なのかしら。

こんなん見たら、この場を動けなくなってしまう。

 

 

 

 

さらに、予想外の建物を発見。

 

 

 

 

なにこの素敵な木造校舎・・

タイムトリップした気分。

 

 

 

ステキすぎる・・

 

 

案内板によると、
この木造校舎は、昭和55年に当時の東校舎(大正4年造営
)を移築したもので、
当時、新校舎建設に伴い取り壊される予定だったものを、
第22代中西校長の尽力と、市当局の配慮により残すことができたのだそう。

 

 

ケヤキ造りの玄関に、見事な鬼瓦・・。

着物姿の児童たちが、今にも飛び出してきそう。

 

 

 

素晴らしい文化財ですね。

 

 

こうして新旧の校舎が向かい合って立っている光景を見ると、
部外者の自分ですら、胸にこみあげて来るものがあります。

 

 

よくぞ遺して下さったと思います。

 

 

 

 

思いがけない出会いを堪能したあとは、
豊川を眺めながら桜淵へ。

(新城市庭野字八名井田)

 

 

「豊川きれーだねーー」と私がいうと、
「とよかわ( → ↗↘︎ ↗)じゃないよ。とよがわ( → ↗↗↗)(笑)。」
と直されました。

「ちょ、こまかいなーww」
「元豊橋市民だでなw」

 

 

いつも、
幼少期から毎日豊川で泳いでいた昔話を、
目キラキラさせて語っている人なので、
やはりそこは譲れないらしい(笑)

 

 

 

 

桜淵は、その名のとおり桜で有名な場所で、
新城城主・菅沼定実が植樹したのが始まりとされる、
由緒ある桜の名所です。

 

 

訪問時はすでに桜の時期は終わっていたので、
のんびりと散策することができました。

 

 

笠岩橋

新緑と赤い橋のコントラストが綺麗。
桜シーズンは、一層美しい光景になるのでしょうね。

 

 

 

釜屋建民家(市指定文化財)

19世紀前半に作られた、木造茅葺の民家を移築したもの。

 

 

 

 

旗頭山尾根古墳(復元)

 

 

続いて、一社目の神社へ。

 

 

庭野神社

(新城市庭野川大田40)

 

 

初っ端からいい神社です。

元気出ます。

 

 

御祭神:大室神

 

 

創建不明。

往古は、国津天神と称されたそうです。

 

 

 

 

庭野古墳(市指定文化財)

境内にあります。

 

 

 

 

 

社叢が見えてきました。

 

 

貴船神社

(新城市石田字道日記114)

 

 

 

御祭神:高龗神

 

 

創建は、正保4年(1647年)だそうです。

 

 

ここも良いなあ・・。

昼寝したくなる心地よさ。

 

 

 

 

 

 

津嶋神社

(新城市野田西郷30)

 

 

御祭神:素盞嗚命

 

 

寛永12年(1635年)、
産土神を勧請したことに始まるとされます。

さっきの貴船神社は癒し系だったけど、
こちらは充電させてもらえる神社だね♪

 

 

 

 

千郷神社

(新城市野田字上市場3)

 

 

御祭神:誉田別命、天穂日命、押武金日命

 

 

大宝年間(701年~704年)に藤原公宣が創建した八幡社と、
1508年に菅沼定則が創建した八幡社を合祀し、
創建されたと伝わる古社。

秋に奉納される手筒花火が見事なのだとか。

 

 

ここはいろんな疲れを取ってくれる神社だな。

回復系です。

 

 

 

 

 

最後の神社は、

富永神社

(新城市宮ノ後78)

 

 

創建不明。

1576年頃、平井郷の産土神の天一天王社があり、
1603年にその分霊を現地に勧請し、
「牛頭天王若宮」と称したそうです。

1868年に富永神社と改称。

 

 

秋の例大祭は、奥三河の秋祭りで最大とされ、
境内の能舞台で地元住民らによる祭礼能が奉納されます。

 

 

ここは、その場面に合った手助けをしてくれるかんじ。

休みたい時、逃げたい時、前進する時・・
その人の状況に合わせた力添えを、そっとしてくれるみたいな。

でも、与えてくれるのは少しのきっかけ。
だから、そこからは自分の力でね。

 

 

 

狛さん、かわええ・・。

 

 

 

 

新城旅の最後は、バス停前の大善寺

(新城市西入船22)

 

 

 

1532年、田峯城主菅沼定継が、
片山(新城市片山)に大膳庵を建てたのが始まりとされます。

 

 

その後、徳川家康の長女・亀姫の発願により、
大膳庵を現在地に移して、大善寺と改めたそうです。

亀姫は後年、母の築山御前の法要や、
長篠合戦の戦死者の法要などを行っています。

 

 

徳川家と縁が深いため、
江戸時代から使用を許されていた葵の紋。

境内各所で使われています。

 

 

亀姫の墓とされる五輪の塔に手を合わせ、
本日の親子旅をしめくくりました。

 

 

 

いつも弾丸一人旅なので、
誰かと一緒に参拝するのは、新鮮かつ楽しい。

ほんとは母とも出歩きたいんだけど、
膝が悪いので難しいんだよなあ・・。

 

 

自分を含め、
やっぱり足腰元気なうちに行っとかなきゃね。

両親には、まだまだ長生きしてもらわないと。

 

 

コロナが収まったら、
本格的に親子旅しようねー。