水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

長野県 6 戸隠神社-6 宝光社 <長野県長野市戸隠>

2015-05-30 | ├ 長野(ひとり旅)

 

戸隠神社つづき。(長野ラスト)

 

 

 

 

 

 

中社まえからバスにのり、宝光社へ。

 

 

宝光社の入り口です。

 

 

振り返ると綺麗な景色。

 

 

最初の石段をのぼると鳥居にたどりつきます。

 

 

石段の中間にあった売店。

おやき美味しかったです

 

 

 

こちらの鳥居もシンプルで素敵だなー。

 

 

御祭神は天表春命。

中社の御祭神、天八意思兼命の御子神です。

 

 

縁起によれば奥社の相殿として949年に創建されたもので、当地への鎮座は1058年。

 

 

うぉ、また石段だ・・。270段ほどあるらしい。

でも先に奥社へ行ったせいか、まったく気にならない(笑)

 

 

それより、気になったのはこの狛さん。

 

 

なんてユニークなお顔・・

か、かわいすぎる・・(>∀<)

 

 

でもね、
尻尾が台の部分に少しかかってたりして、とても芸が細かい。

狛さんの造形が台の上におさまっていない所がいい。

これ造った方の美的センスに惚れる。

 

 

 

手水舎の龍さん

 

 

気の毒なことに、角が片方だけ折れてます。

画像ググると、数年前からこの状態みたいね。

 

奥社への参道にあった一龕龍王祠 の注連縄とあわせて、早く直りますように・・

 

 

 

いつもとは打って変わって、足取りも軽く石段をのぼります。

奥社参道の石段乗り越えパワーつよし。

 

 

段の途中、右手に気になる鳥居がありましたので、
のちほど・・。

 

 

途中まで段を数えてたんだけど、写真とってるうちに忘れた。

 

 

 

と言うことで、とうちゃーく。

 

 

石段からの距離が近いので、手すりが入らないよう引いた画を撮影するのは難しい・・

 

すごいな。ここ。

奥社、九頭龍社とはまた違ったかんじで神がかってる。

 

 

この社殿は1861年の建立で、現存する戸隠神社五社のうち最古の建築だそう。

 

 

神仏習合時代の面影を色濃くのこす寺院建築の様式を取り入れた権現造りで、
拝殿周りには龍・鳳凰・麒麟・唐獅子牡丹・象の木鼻などの彫刻がほどこされています。

もう見事と言うほかありません。

 

 

たしも木彫好きなんで、なんとなーく思うんですが、
これ彫ってる時って凄く楽しかったんじゃないかなあ。

 

 

式年大祭の特別参拝で拝殿の中に入り、里帰り中の仏さまを間近で見せていただきました。

向かって左から、木造聖観音坐像(奥社御祭神:天手力雄命本地仏)
木造阿弥陀如来像(宝光社)、木造釈迦如来像(中社御祭神:天思兼命本地仏) がいらっしゃって、
みなさま穏やかなお顔で、思わず涙出そうになりました。

仏さまって優しいよねー・・。

右端にいらっしゃった釈迦如来像は、今にも動き出しそうでした。

 

 

 

先述 のように拝殿内上部には干支の彫物が並んでいまして、
そのうち戌と亥だけは外側(左が戌、右が亥)に配されています。

 

 

ちょっと分かりづらいですが、左側の壁上部にある戌。

 

 

神職さんのお話のあとは、
御神坐回廊内に展示された数々の仏さまや、
善光寺から里帰りされている勝軍地蔵騎馬像(宝光社御祭神:天表春命本地仏)
九頭龍辨財天(九頭龍社本地仏) などを拝観。

さらに、「こちらは触れてOK」とのことで、正殿床下の中央に建てられ御神坐と結ばれた心柱に、
しばしのあいだ手を置かせていただきました。

 

 

最後は、

「九頭龍大権現の加護により罪障の魔を断ち、大日如来に象徴される印文を受けることで

一切の煩悩を破砕する堅固な本性と一体になり、健全な身体との縁を得て幸せをもたらす」

との事で、御印文拝戴。

 

少し膝を折り願い事をしながら頭上にこちら(戸隠山大権現の護符)をかざして下さいねと言われ、
神職さんにご真言を唱えていただきました。

じつは、「御印文って何?」状態だったため、
真言を唱えていただくのはもちろん人生初でしたし、
さらに神社で願い事をする機会も自分的には滅多にない(子供の合格祈願時ぐらい)ので、
何もかもがすごく新鮮でした。

しかも一週間もしないうちにその願い事が叶ってしまって、本当にありがたく・・。

なかなか御礼参りに行ける距離ではないので、戸隠神社の方向にむかって丁重にお礼を言いました。

 

 

 

当然ながら殿内は写真撮影不可です。

ですが、拝殿内に居たときに、中からの眺めがとても素敵だったので、
ふと 「内部から外をとるのはどうなのだろう?」 と思って神職さんに伺ったところ
「中から外ならいいですよー(笑)。」とのお返事をいただき、参拝者に考慮しつつ一枚。

おかげさまで、普段お目にかかることのない風景がとれました。

ありがとうございました。

 

 

さて、帰る前にさきほど気になった石段途中の鳥居へ・・。

左手の境内社天満宮

 

 

右手には幾つかの石祠があります。

由緒も由来もわかりません。

 

 

 

 

由緒をお伺いしたところ、
こちらの御祭神(および神社)の守り神であるとのことでしたが、やはり詳細は不明。

 

 

地面には根が無数に走っていて、模様みたいでとても綺麗でした。

 

 

 

さきほどのバス停に戻り、長野駅行きのバスに乗車します。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうわね。

 

 

次に再訪する機会があれば、こういった宿坊に泊まってゆっくり五社を廻りたいな。

 

途中から、「ここは霊場であり、お寺なんだ」と思い直して巡った戸隠神社。

お寺には疎いせいもあり、すべてが新鮮かつ楽しく、
幾つも貴重な経験をさせていただきました。

 

 

 

諏訪、戸隠と、
時間に追われつつも心から満足できた長野日帰り旅。

またいつかご縁ができることを願って・・。

 


(戸隠神社 奥社 御朱印)


(戸隠神社 九頭龍社 御朱印)