水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

九州旅 前置き ⑤(佐賀県)與止日女神社

2022-07-13 | ├ 佐賀(ふらり旅)

 

九州旅つづき。

 

 

 

 

 

宗像大社から宿泊地の佐賀県へ移動する途中、
唐津城に寄りました。

 

 

 

時間外で場内には入れなかったため、
公園内から外観を眺めて回りました。

 

 

 

釘付けになったのはこの藤。

 

 

 

舞鶴公園の藤(市天然記念物)は、
根廻り:約3メートル、花序:長さ1.5メートル、樹齢100年以上。

 

 

 

 

藤棚の長さは107メートル、幅26メートルもあるそうです。

 

 

すっごいな・・。

 

 

開花時期に訪れたかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌、3日目。

與止日女神社】佐賀県佐賀市大和町大字川上1-1

 

 

式内社、肥前国一宮

別称:河上神社

 

 

 

御祭神:與止日女命(豊玉姫とも)

 

 

社伝によれば、創祀は564年。

 

 

国衙と関わりが深く、
1261年には正一位を授かっています。

 

 

川上峡に鎮座し、水・川・海の守護神として崇敬されてきました。

 

 

御祭神の與止日女命は、
一説には豊玉姫であるとも。

 

 

 

 

 

こちらの感想は、

・水神さんの休息所
・無条件で歓迎してくれる。
・境内が薄い水の膜に包まれていて、その中でキレイにして帰してくれる。

 

 

川との一体感が水の流れを感じさせる、心地よい場所です。

とても優しくて、心穏やかになる神社ですね。

 

 

 

いつもの「神さん目線」。

参拝時は、拝殿前の階段に座って、
少しの間こうして境内を眺めることが多い。

 

 

ただ境内を歩き立ち止まるだけよりも、
神さんとの距離が一気に縮まるかんじがして好きです。

 

 

 

 

大楠の幹。

 

 

こちらの大楠は、樹齢約1450年。

巨樹好きにはたまりません・・

いつも、あまり予備知識なしに参拝するので、
境内に足を踏み入れてから、こんな光景に出会ってしまうとね・・
あーーー時間が足りなくなるーと泣き笑いでした。

 

 

 

さて、佐賀といえば吉野ヶ里遺跡。(国営 吉野ヶ里歴史公園)

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843

 

 

117ヘクタールの広さを有する国の特別史跡であり、
弥生時代最大規模の環壕集落跡です

東京ディズニーランドとほぼ同じ広さということで、
全域を周るのはさすがに諦め、2時間ほどでメイン箇所を見学しました。

 

 

おーーー。これが小学生の頃に社会科で習った、吉野ヶ里遺跡かー

 

 

当時は勉強の一つでしかなかったけど、
大人になってからこうして訪れると、感動も2倍。

 

 

年取ってからのほうが良さがわかるものって、あるよね。

 

 

しかし規模がすごいなあ・・。さすが国家的プロジェクト。

 

 

あぁぁ来てよかった。

 

 

 

さてこの日は運良く、
10年振りに再開された「発掘調査 特別公開」の期間内で、
貴重な発掘現場を訪れることができました。

 

 

 

 

うぉーーー感激!!!!

 

 

リアルタイム出土品っっ

 

 

わたしの遺跡好き歴は、かれこれ高校時代からなんで、
感動で目眩しましたよ。ええ。

 

 

 

甕棺墓列(一般の人々の墓)の復元。

どのエリアもとても興味深くて良いのですが、
中でもここ、祭祀エリアに最も心惹かれました。

 

 

こちらは、北墳丘墓(歴代の王の墓)。

発掘当時の状況を公開する施設で、
点在しているのは、発掘された本物の甕棺14基です。

埋葬の時期は、弥生時代の中頃(紀元前1世紀)。

 

 

 

 

吉野ヶ里遺跡。

もっと早く来ればよかったと心から思いました。

 

同時に、
日本の歴史を肌で感じられる場所は、国内にいくつもあるのに、
この年になるまで、そのほとんどを訪れていなかったことに、
今更ながら気づきました。

 

 

自分が生まれたこの国の成り立ちや流れ、人の営み。

わたしが社寺に出向くことは、そこに積もった人々の想いに触れることであり、
歴史の一端を垣間見ることでもある。

 

 

・・そう思いながら神社仏閣を訪れているけれど、

吉野ヶ里の地に立って、
このような場所を訪れることも、参拝と同じくらい大切だなあと感じました。

今後は、国内の史跡にももっと目を向けようと思います。

 

 

 

その6へつづく。