蒲郡ラスト。
三谷祭を見学し終え、再び歩いて竹島方面へと向かいました。
(会場から竹島までは徒歩30分ほどです。)
途中、三谷町に鎮座する八劔神社で参拝。
ちなみに、
三谷祭はこの八劔神社と若宮神社の例祭です。
幟旗が青空に映えてとてもきれい。
やっぱ鳥居には晴れた空が合うなー
社号標
一の鳥居
「八剣神社(やつるぎじんじゃ/はっけんじんじゃ)」は、
主に中部地方(愛知・岐阜)に偏在している神社です。
名古屋市内でもよく見掛けるとともに、
特に、岩倉市や一宮市などの愛知県北西部に多い印象です。
あまりに身近すぎて、
こうして改めて八剣神社に参拝するのは今回ほぼ初かも。
(初回は新城市の八剱神社だったかな。)
御神体は8本の剣そのものであったり、
素戔嗚尊、大国主神、日本武尊を御祭神とするものなど様々。
熱田さんつながりで、個人的には日本武尊・尾張氏のイメージが強いです。
二の鳥居
あー快晴の空が眩しい。
お天気っていいよね~。
二の鳥居から三の鳥居へ。
とても立派な下社務所です。(上社務所は拝殿の左手)
三の鳥居
神社の創建は1089年。
熱田神宮を勧請したことに始まります。
一時期荒廃しましたが、
1190年に源頼朝の命により社殿の造営が行われ、再興されました。
拝殿
御祭神:日本武尊命
天照大御神、素戔嗚尊、宮簀媛命、建稲種命
三谷の産土神として尊崇されており、
徳川家康の二度に渡る参拝など、代々の武将から武神としても崇められました。
神社北東の砥神山には、当社の奥の院と呼ばれる巨石があって、
かつての磐座祭祀の面影を残しています。
祭事仕様の拝殿内。
夕刻、山車が神社へ戻ってくるまでの、
賑わい前の静かなひとときです。
チラっと見えた本殿。
拝殿右手には摂社。
源太夫神社
御祭神:乎止與命(尾張氏祖神)
源太夫社といえば、
熱田神宮の摂社「上知我麻神社」(御祭神:乎止與命) の別名です。
熱田神宮の元宮である氷上姉子神社の、そのまた元宮には、
社地だけとなった摂社源太夫社がありましたっけ。
(江南市の龍神社にもありましたが、こちらは御祭神がいまいち定かでない)
ちなみに、
熱田神宮摂社の知我麻神社と、星宮社摂社の知我麻神社は、
ともに式内社「知我麻神社」の比定社とされていますが、
星宮社の知我麻神社が、熱田神宮の知我麻神社の元宮だという説もあるようです。
源太夫神社の前の末社。
大国主社
事代主社
(源太夫神社のおとなりの諏訪社(御祭神:建御名方大神)は、
不覚にも写真撮り忘れ。)
天満社(御祭神:菅原道真公)
この日はお祭りなので、お守りも露天で。
「にーちゃん達、どっから来たー?」
「大阪です」
「まー遠くから。じゃあせっかくだで、みんな買ってってー」
「おじさん言いますねー(笑)」
(方言うろ覚え)
大阪から来たという参拝客二人と、氏子さんとの
軽快なやりとりがとても面白かった。
拝殿の左手前に稲荷社(御祭神:宇迦之御魂大神)。
(例によって写真ナシ)
稲荷社のおとなり。
左から、
尺地社(猿田彦大神)・御鍬社(豊受大御神)・秋葉社(火之迦具土大神)
その向かい側に、水神宮(御祭神:水波能売大神)。
水神宮の右奥には、靖国神社遥拝所があります。
珍しいですね。
遠く、英霊のみなさまに向かって手を合せました。
皇大神宮遥拝所もあります。
こちらは・・何でしょうか?
たぶん龍って書いてあるんだよね。
ちゃんと龍の絵になってるところが素敵。
最後は、
下社務所のとなりに鎮座する金毘羅神社(御祭神:大物主大神)。
石積みの上に腰掛けて、涼みながら一息。
境内を走り回る子供の声と、木々を揺らす風の音が、
耳に心地いい。
心安らぐいい神社です。
短い間しか滞在できませんでしたが、
とても居心地のよい素敵な所でございました。
2017年の秋もお邪魔できたらいいな。
(八劔神社 御朱印)