いまあるべき古民家

古くからある物を大切に、今あるべき事を取り入れて・・・。

杉並木

2014-07-17 22:18:32 | 日記


仕事で日光の近くに行きまして、杉並木を久々に見ました。

杉は真っすぐ伸びて、育ちも早く、良いイメージがあったのですが

花粉症が流行ってきて、あっという間に悪者になってしまいました

檜の柱を使った住宅を売りにする建築会社も多く

杉の出番は無いかとおもってみたものの

まだまだ杉はいろんなところで使われています。

ノコギリやカンナの加工道具が無い時代に、木の加工は「木を割く」が

大工さんの腕の見せどころで、杉はとても加工しやすかったそうです。

(繊維方向が縦に真っすぐで薪割りなんかしてみると気持ちよく「ぱかーん!!」って割れますよ。

今の建築基準法では合板ありきの基準なので、そんな加工も無垢材も出番はありませんが

力強く伸びた自然そのものを活かし、建てた建物は小細工したのもより数倍丈夫なのでは・・・

と思うのは自分だけでしょうか??

適材適所・・・

工夫は大切ですが間違った考え方はたくさんあるのもので


*杉並木のど真ん中走る車・・・気持ち行けど、杉の気持ちはいかがなもんかと・・・。




カラスって

2014-07-15 23:38:29 | 日記
子供が犬を飼いたいと言い・・・

当然、簡単に買って与えると言うワケには行かず・・・

友達で犬飼ってる人がいるのかな?

子供は何にでも影響される、年頃になったのかなと思う反面

動物飼ってしまったら外出もままならなくなるのが目に見えているのと・・・

家の中が「毛」だらけになってしまう・・・・

潔癖症ではありませんがこれ以上家が荒れるのも、気軽にお泊り出来なくなるのも

ん~。

って言ってたら何故か鳥飼う事に落ち着いたらしく

かみさんも昔飼ってたので「それなら・・・」と妥協したらしいです。

お家に来た子は、まあかわいらしくそれなりに癒されておりますが・・・

こないだ外を歩いてるとカラスがやたらさわいでおり

電線に止まって3~4匹がかなりうるさく、その下を通るのが躊躇するほどでしたが

ふと、歩道脇の空き地を見ると、足を引きずったようなカラスがバタバタしてた・・・

車に引っかけられたのか、何かに襲われたか?・・・

あっ!!

電柱のカラスたちは仲間を助けようとしてるのだろうか・・・?

気易く手を出す事も出来ない感じでその場を離れましたが、良く見ると

結構遠くからカラスが飛んでくる・・・・

声を聞きつけて助けに来るのか

自然界の動物でそんな助け合いをするのはそうそういないと思います。

普段、忌み嫌われるカラスがそんな感情を持ってるなんて・・・・・

良く言われる、人間が一番節操無いと言われるのが、最近の話題の中にたくさんあると

思います。

「あわてないあわてない、一休みひとやすみ。」

一休さんの言葉今更ながら、見に沁みます。
久々お祭り、残したい伝統の一つです。

イベント

2014-07-10 23:09:00 | 日記
寒い季節の頃

仲間内で「何かセミナーとかイベントやりたいね」

なんて打ち合わせしていて、あっという間に暑い季節となり

何ごとも無く時間が過ぎてしまいました

新聞にはいつも講習会、セミナーなんかのイベント事の広告が出ていますが

「あんなんで人来るのかな~」

なんて思いますが、やっぱりメディアの影響は大きく

TVでやったグルメ番組なんか、次の日とかその店、大変な事になるそうで・・・・

いいのか悪いのか・・・?

有名だから大丈夫、安心!!なんて事は無い時代になって来たと思いますが

お家を考える人の大半はやっぱり住宅展示場に行くようで

安心を買うために行くのかな~なんて思います。

(でも土地付き一戸建てで2千万台はうちじゃア無理ですね~場所選ばず、田舎ならOKかも??!)

なんでもあるし、お金出せば願いが叶うなんて感じがするこの時代ですが

気づかないところで、手に入らないものもたくさんあると思います。

(恋愛と結婚は別!という考えはやっぱり夫に甲斐性ないとダメって事なんだろうな~)

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮さなくなり

親戚のおじさん、お兄ちゃん、お姉ちゃんとも遊ばなくなり

お父さんの会社で行く家族旅行なんか無くなってしまったこんな社会ですが

家族が楽しく、安心して暮らして繋いでいける

お家造りをしませんか。


知り合いが今旅行してるところですが、どこかすぐ解りますよね~

今の日本の建て売り住宅群写真、海外の人に見せても日本って解ってもらえないんでしょう。(さみしい・・・)

サービスエリア

2014-07-06 20:53:04 | 日記
最近の高速道路のサービスエリアは建て替えられてすごく綺麗になっていて

お土産、食事、トイレなどが充実しています(高速代が使われてるのかな?)

目玉になるようなイベントや特産品などもあって

自分も寄ってみようかな~なんて気になってしまいます。

この間連れて行ってもらった所は、建物が古民家風になっていて

見た目は木造のようですが、コンクリートで造られていて(瓦は本物でした)遠目で見ると

解らないし、まるで映画のセットか、どこかいい感じの温泉街に来た感じがします。

昔からある古い家はどんどん解体されて行くのに

安らぎを求める為に偽物の古い町を再現する・・・・

なんかどこか間違ってる気がしませんかね?

自分もたまにお世話になる、郊外の大型店舗などは田んぼや畑をつぶして建てられ

人がどんどん減って、高齢者社会が進み、近くの商店街が普段の買い物の場として必要と

されているのにもかかわらず、商店会が解散し、商店街がなくなる・・・・・

林業と言うのは、今すぐ使う木を育てるのでは無く、50年・60年先の世代に向けて育ています。

未来の世代に残し、託す。

無くなってその大切さに気づくのでは遅すぎます、そんな経験を数多くしてきたのに・・・・・

多くの間違ったことが今でも大きな権力のもとで進められてる現実に

少しでも軌道修正したいですね。

新建材を使わず、建築現場のゴミを減らし、住み継がれる家造りをする。

自分に出来ることはそんなところからですかね?!










自然乾燥材

2014-07-03 21:18:27 | 日記
自分の田舎は半端無く、山の中なのですが

林業や地域材を活かした家具作りが盛んで

何度か見学に行った工場では

反りや 亀裂が出やすい杉材を蒸気圧縮加工(確かそんな感じ)して

家具材として使っています。

厚さ5㎝くらいある杉が半分以下になるくらい圧縮されていました。

木の繊維がつぶれてしまうなど、賛否両論ありましょうが

工夫していろんな事に日本の木材を活かすのは素晴らしいことだと思います。

森の木は伐採した後、一般的にはは製材所にもって行きある程度加工した後

人工乾燥(大きなお釜のサウナみたいな感じ)で100%近くある含水率を

20%前後まで(もっとかな?)乾燥させてしまうので

人だったら カピ カピになってしまう感じかな。

高温蒸気減圧乾燥とか言う木の内部、外部をうまい事乾燥させる特殊な

乾燥機もあるそうですが

こだわる人は、時間がかかっても自然乾燥で無くては!

と言う人もいます。

実体験で言うと、自然乾燥材のほうが使い込んだ木の艶が違うと思います。

どう、うまく乾燥しても、木の脂分も抜けてしまう人工乾燥ではそこがちがうのでしょうか?

長く住まう家は

歳月と共に味が出て来てほしいものです(人もそうですよね)

今の新建材を使った家は、引き渡しを受けた時が、一番良い状態で、年々傷んで塗装したり取り、換えたりしてメンテナンスしますが

経年の良さは無く、古臭さが目立ってしまう気がします。

無垢の木、自然の材料もメンテナンスは必要ですが

引き渡しの時とは違った味が出てきますし、自然乾燥材の木の強度は伐採の時よりも

年数が経過したほうが強度が上がって行くそうです。

いろんな工夫でいろんな家は造れると思うので、いろいろ調べていろいろ見て

良い家を建ててほしいものです。



工事する前の状態、ほんとに何にも無い所だったのですね。

*明治神宮の森は人が造ったものだそうです、照葉樹林の森(簡単に言うといろんな種類の木が混在する森)が
 良いと、当時の学者が考え今の森になったのですが、当時の大隈重信総理は「植えるなら杉にしろ」と言っとか??
 いつの世も勉強不足の政治家は多いのでしょうか?(自分も相当勉強してませんが・・・。)