木と住まいの大博覧会

　この時期、大手商社さん主催？で各納材店さん後援？で

各メーカーの展示会が開催されます。

いろんな展示会に参加してきましたが「木」をテーマにと言うことで初参加しました。

各ブースの出店費用がいかほどかは解りませんが、それなりの負担があると思います・・・

広告・CMと同じで物販とはそこに費用をかけないと売れないシステムなのでは？（あくまでも個人的な感想です）

出店の様子は、建材・設備メーカーさんの商品アピールの部分と

地方林業・材木屋さん・役所の振興課？さんの商品アピールと　木工製品・無垢材直売などの部分とに分かれていました。

神奈川・栃木・静岡・宮崎・・・etsいろんな県のブースもあって

県産材をアピールしているのを見ていると、「国産材を使おう！」と言う動きが

少しづつ広がってきてるのではと思いました。

国主導？の木材ポイント補助金もイマイチの動きで・・・

県産材を一般住宅で使うには、その精度・品質・使用量がすぐに調達しにくい・・・など

問題点がまだまだあるそうです。

それならば「国産材を！」と言うことで関東全域から木材を調達する動きをしてるそうですが・・・

なんでも、究極だけを目指すのではなく、今やれることを少しづつ・・・

廻りとの関係も考えながら目標に近づけるように行動することが良いのだと思うので・・・

「木」の良さ・・・もっと伝えていけたならと思います。

杉材を圧縮して狂いの少ない材として、家具を作る工夫です。（木の良さは少なくなってるのですが・・・）


ある大手家具メーカーショールームに展示してあったのですが、地方の伝統的家具・・・気になる。

社会科見学

　最近目の保養をしていないかも・・・

待ち合わせ時間に余裕があったので、久しぶりに古き良き時代の建物見学に行きました。

「旧岩崎庭園」　三菱財閥　三代目社長　岩崎　久彌邸本館です。

洋館・和館・撞球室（ビリヤード場）

全体の雰囲気もそうですが床の木組みや各部屋デザインを変えた暖炉

テラスの床タイル・手の込んだ壁紙・扉、額縁、天井などの細かな装飾・・・

個人的な感想ですが、金に物を言わせた造りとは少し違った感覚を感じました。

大物政治家の邸宅を見たことはありませんし、成金的な自邸もそんなに見たことはありませんが

なんとなく嫌味のない感じの造りだと思いました。

何故そう思うのか・・・

日本が揺れ動く時期に一部の役人・議員・政治家・・・国の方向性を左右する聖職にある方々が人の羨む生活をしている・・・

それも少々というレベルでは無く・・・そんな環境の人達と

自分の力（決断力・判断力・運）で財をなした商人の方々との違いが

生活の一部分「建物」にあらわれているのでは？と思います。（あくまでも個人的見解です）

話は変わりますが、世界遺産で有名な「ガウディ」さんの建物・・・など

パトロンでだった「グエイ」（グエル）さんがいなければ多くの建物は建たなかったと思います。

その　グエイさんがお金持ちになったのは「奴隷売買」を職業としていた部分もあったのではと言われています。

時代と言われればしょうがないと思いますが、そんな時代背景・裏の部分もあるのだと知って見ると

いろんな考え方が出来ると思います。

建物の細かな仕様はどうしてこれに選ばれたのか？

どうしてこの形になったのか？

どうじてここに建っているのか？

どれ一つとっても奥は深いですね。

洋館全体像


タイルが美しい！


ベランダの床雨仕舞どうなってんの・・・？


ビリヤード場
いい感じの梁組です。


和館、軒の出すっきりして美しい！

年明け完成

　年末にようやく足場が外れまして

年明けに全面土間打ちを行いまして最終完了となりました。

今時な建物になってしまいすごく残念ですが、多くの方は使い勝手の悪い納屋より

コンクリートの土間で段差なく、いつ倒壊するか解らない不安の無い建物が良いのでしょう。

それでも窯業系の部材は使わず、合板も極力使わず可能なかぎり少しだけこだわりました。

無垢の杉材・松材ですが一部見えていて、それに外壁材のガルバリウム鋼板の黒が良い感じにまとまっているかと思います。

国産木材、土壁、漆喰、瓦といずれはもう少しこだわっての造りが出来るように

自分ももっと勉強し、良い提案がしていけるようになりたいものです。


築100年、歴史の重さを感じます。



規模は少し縮小しました。

明けましておめでとうございます

　昨年は日々忙しく仕事をしてきましたが、目標が無いままではその意味もやりがいも無いと思うので

今年こそは、目標を作って・・・・と毎年思ってはいましたが・・・。

あっという間に2年（晴に入社して）

今年は初心に帰り

①　自分が住んでみたい　お家を建てたい

②　環境にやさしいお家を建てたい

③　心休まる空間造りとして自然素材でのお家が建てたい

④　住み継がれる事が出来るお家を建てたい

漠然とはしていますが、そんな仕事を　楽しく出来ればと思います。

（そんな想いに共感していただけるお客様にお声頂けるようにならなくては・・・）

昨年末まで手がけていた納屋建て替えも年明け　土間を打って完了ですが

理想とは少し違いますが　それに近いカタチで少しは楽しく建てられたと思います。

経営と理想とのバランスもありますが3年後にはもう少し理想に近づけるよう

日々の積み重ねです。

まずはいろいろやってみることですね。

今年もよろしくお願い致します。