いまあるべき古民家

古くからある物を大切に、今あるべき事を取り入れて・・・。

住み継ぐ

2017-08-21 23:02:31 | 日記

 以前にブログなのかFacebookなのか? 書き込した事がありますが

鎌倉の古民家改修前の古民家鑑定をお手伝いさせて頂いた時・・・

お施主様が語った言葉ですが

「時代を経て住み継がれ、今に残された建物は地域で守り・地域で住み継がれるのが本来の姿では・・と」

(確かこんなニュアンスだと思います・・・少しの違いは大目に見て下さい・・。)

これも少し前に書きましたが・・・

建売のような数十年しか耐久年数の無い建物よりも、何世代も住み継がれる気候風土に合った、こだわりの建物が良いのでは・・・?

と話していたところ・・・ある人に

「自然素材でしっかりとした構造の建物が良いのは解るのですが、

今の時代自分の息子や娘にこの家を継げと無理やり押し付ける事は出来ません。」と言われました。

その時は そうか~そうだよね~・・。と思いましたが。

先のお施主様の考えでいくと、地域で継がれたり、次の世代の人がその建物にし住みたいと言ってくれるような

住まいを造ることが出来ればよいのでは・・・?と思いました。

海外ではDIYしながら50年~100年~と住み継がれる建物はたくさんあります。(環境の違い、木の文化石の文化の違いはありますが・・・。)

確かに海外の建物は何気ない所がとてもかっこよく見えます。

個性的な建物が多く、奇抜な建物がもてはやされては いますが、日本の良さ・日本の伝統・地域の文化・・・

自分たちが発信できる良さ・・!なにかあると思います。

以前見学した、藤野市の古い蔵です。

どこかの長屋門。

鎌倉の改修前の古民家・・・今では立派なシェアハウスです。


すくらっぷあんどびるど

2017-08-15 22:47:21 | 日記

 知り合いに誘われて横須賀基地のイベントに行ってきました。

1年に2回開催されていて、知り合いは見学できる軍艦や潜水艦を目当てに毎回参加しているようで

アグレッシブに見て回る1日になりました。

米国の戦艦を見た後に自衛隊の戦艦(掃海艦)を見るとその綺麗さにびっくりでした・・・

あちこち錆びていて当たり前かと思って米国艦を見ていましたが、・・・日本人の几帳面さはこんな所にも・・・?

以前聞いた話しですが、自衛隊の独身寮?の官舎はいまだに昭和初期の建物使っているようで・・・

米国基地内にも戦前・戦後?のアメリカンハウスが残っていたりその頃の施設をいまも現役で使っているそうです。

スクラップアンドビルドは米国の代名詞かと思っていましたが・・・

意外な所で遺産的な建物が残されている事を知りました。

一般住宅の寿命は日本より米国、それよりも欧州が長くて100年・200年は当たり前のようです。

木の文化と、石の文化の違いや、高温多湿な気候などの違いもありますが・・・

戦後古い物を解体し新しい物に価値を求める感覚は、長いものにまかれやすい、周りと同調しないと良く思われない、と言う

島国・日本人の国民性なのでしょうか?日本の精神を解体したかった米国の方針なのでしょうか?

公共工事を増やして票がほしい政治家さんのもくろみなのでしょうか・・・?(政治・宗教にもの申す訳ではございません・・・。)

個性=変わった人・・・・だったのが最近は少しづつそんな流れも減っては来ていると思いますが。

一方では常に新しいことを求め続けようとする厄介な風潮もあるので、自分が何をしたいか

何を想うか・・・何が正しいか・間違っているか?

一本筋の通った考え方を持った方が良いのではと思います。

自衛隊や軍隊などは歴史ある規律や考え方で、今の時代も変わらないのかと思っていたのですが

サービス精神旺盛な兵隊さんや、自衛官さんを見ていると時代とともに少しづつ変わってきているのだと感じました。

長年住み継がれる家造りが、時代とともに1代限りで解体される住宅作りに、今は個性的な建物作りになってきている気がしますが

時代とともに建築も変わって行きます・・・

正しい住まい造りが出来ればよいかと思うのですが、その正しいが何か?を楽しく提案できればと思います。

 

どこの国にも旧車文化はあるのもで・・・詳しくはありませんがこんな車達を見るとわくわくしてしまいます!