いまあるべき古民家

古くからある物を大切に、今あるべき事を取り入れて・・・。

冬の海

2014-11-30 21:16:18 | 日記
雨が続きそうだったのでその前に少しドライブに行ってきました。

どこ行くとも考えず出ましたが、晴れ!ならやっぱり「海」でしょう。

久しぶりに江の島に行きました。

すっごい寒そうな海では無くて、優しい太陽の光が波に当ってキラキラ光って

ウィンドサーフィンのカラフルな帆も、なんか絵になる感じで

富士さんも、雪のかぶったいつもの感じが綺麗に見えました。

冬の乾燥しすぎは困るけど、遠くの景色が良く見えると、冬っていいな~

って思います。

江の島神社にお参りして、登るつもりの無かった階段を上り

これまた久しぶりに島の反対まで言ってみると遠く見渡せる水平線が

ほわ~っと何も考えず見ていたかったです。

帰りの階段を上ると食堂のテラスのしたが見えたのですがコンクリートが風化して

鉄筋が見えてる所も・・・

以前より新しいお店が出ていましたしそれなりにお客さんも多いのでしょうが

どこも後継者に悩んでいたり、普通より施工費のかさむ立地条件では

維持管理の費用もばかにならないのでしょう。

歴史のある建物もあるのですがそれを維持するのも大変なのだと思います。

悲しかったのは(営業を妨害する訳ではございません)島の上にあった展望台?テラス?の

あった所がお店になっていて海が見渡せなかった・・・・。

お店の上にデッキのようなアプローチがあってそこから少しは見えそうでしたが

以前の解放感はありませんでした。

誰もがのんびりできた場所だったのに・・・。

仕事は遊びではなく生活の基盤を作っていく糧となるものですが

仕事の満足感や、達成感はお金だけでは味わえないと思います。

人に喜んでもらい、楽しんでもらい、安心感や感動を味わってもらう・・・。

それが長く愛され続けられる理由なのだろうと思います。

いろんな工夫があって良い物が生まれるのですけど、それが大変なんですよね。


景色のいいお店で「江の島丼」を頂きました(サザエの卵とじ丼)。

値段の事はさておき、いつまでもこの景色を見ながらの食事が楽しむ事が出来ればいいな~

と想い、食後の散歩にちょうどいい、長い坂と階段を降りて帰ってきました。

お参り

2014-11-20 21:18:16 | 日記


有名な神社だそうで、しかも「金運」

大きな企業の社長さん、政財界の方なんかも来てるらしい・・・。
(あくまでも個人的な情報ですが)

場所が富士山のふもと と言うだけで神秘的な感じはしますが

もともと信仰心の無い自分ですが、商売繁盛願ってお参りしてきました。

2.5合目辺り「奥宮」があって、ひっそりと(神主さんも常駐はしていません)こじんまりした

感じで、11月中過ぎには雪の為閉鎖になるそうです(結構ギリなタイミングで行ってきました)

そこまで立派でもなく、歴史がある感じもしませんが、周りの雰囲気はさすが富士の樹海って

感じでした。

「信じる信じないはあなた次第・・・。」

いろんな事を考える人がいて、いろんな思いがあって

同じ思いの人がどれだけいるか・・・そんな考えを大切だと思ってくれる人がいる・・・。

それがあるから人は頑張れるし、成長もするんだろうと思います。

一人で出来ることには限界があるし、人のつながりがもっと大きなつながりにもなるし

人に褒めてもらえるから、自分が成長できるから、人にやさしく出来るのだと・・・

誰かが言ってた・・・かな?!。

やれる事は、まだまだいっぱいありますね。




古き良き・・・

2014-11-16 19:55:16 | 日記
人それぞれいろんな事情があり

ラジオ電話相談室を聞いていると、自分の知らない世界の話が聞けて

大変な人、変わった考えの人など いろいろ勉強になります。

個人的な事情で田舎に帰ってきました。

結構雪深い地域なので庭木の「雪囲い」を手伝いに行き・・・

家の中のもろもろ親の手伝いをしてきましたが

誰でもそうだと思うのですが

歳を重ねるといろんな事が違った目線で感じられ

田舎もいいもんだと思うようになってしまい

子供の頃遊んだ場所に行ってみたりして・・・

「ここって、こんなに狭かったかな?」とか

「この団地まだあったんだ?」

とか思ってしまい、自分の生まれ育った街が良いとこだったと

生活するには大変かもしれないけど、人付き合いも大変だけど

歳とったら買い物大変だとか、屋根の雪下ろし大変だとか・・・

良くないとこの方が多いかもしれないけど・・・なんか 良い・・・。

古い建物とおんなじ

理屈じゃあ無い いいとこ  こんな時代だからこそ あらためて思う事は

他にもたくさん あるんだろうなと思いました。

*田舎の全景、山ン中の狭い町です。

 人口も減ってます、田舎があるっていい事だとおもいますよネ。(個人的な見解ですが・・・。)

50周年

2014-11-06 17:40:16 | 日記
恥ずかしながら、結婚記念日と言う事で

普段行かない所で食事をしようと思い・・・。

以前から興味のあった場所を予約し行ってきました。

そこには飛騨・五箇山の藁葺き屋根の古民家を移築した建物が

結婚式場など披露宴などに使用できるようになっています。

その他に東屋のような離れでの食事や

2階建てのこれも茅葺古民家を改装して2階でも食事が出来るようになっています。

なだらかな小道をゆっくり散策する感じで案内され、個室をいくつも通り抜け

今の時期、紅葉を楽しむか、優しくライトアップされた夕食を楽しむなど

日本人に生まれて良かったな~  と言う感じでした。

茅葺屋根の建物内は2・3階が展示室にもなってますが

曲がり梁がいくつも使ってあり、当時は格の高い民家だったのだろうと思います。

移築中の古い写真が展示してあり

そんなに古くからのお店なのかなと思っていましたが、入口に「50周年」と書いてありました。

自分が生まれる前です・・・・・。

今でこそ古民家再生、保存、再築などの話は多いですが

価値のない建物として解体されるしかない合掌造りの建物を

その当時、よくお店に使おうと判断したものです・・・。

金持ちの道楽と思う方もいるかと思いますが、遺産となる建物が解体してゴミになる

新建材は年数が経過すれば、ゴミ 

自然素材は年数が経過しても自然に返るか、再利用できます。

贅沢しての「ランチ」となりました。

身の丈を考えろとか、そんな状況じゃないだろとか、考える方もいると思いますが

以前ある方に言われました・・・。

本物を見る、贅沢な時間・空間を過ごす

そうすることで自分の仕事や生活に生かされると・・・。

何もかも贅沢なものを・・とは言いませんが

そんな時間を過ごせる今に感謝と、これからもそんな時間や経験が出来るよう

お仕事がんばらねばいけません。


*画像は合掌造りの建物ではありませんが、程よい 時 を感じさせる苔むした屋根がなんとも言えませんでした。


再生

2014-11-02 20:29:59 | 日記
再生と言うには当時の仕様とは違う内容になってしまい、今時のリフォームと変わらないのですが

予算や工期の許す中でそれらしい雰囲気での古民家再生を行っています。

天然乾燥、新建材を使わない、無垢材・自然素材を使う・・・・。

現実がどれほど難しく、大変なことなのだと痛感いたしました。

木材の加工技術はすごく進歩していますのでどんなサイズも作れます

でもそれに見合う材料がありません

それを施工する職人さんがいません(意欲的な方はいますが絶対数がすくないです)

それを希望するお施主さんも少なくなっています。

それでも体に悪く、環境に悪く、結果的に経済的に悪い

そんな今時の建築に疑問を持って、心豊かな生活が出来る住まい造りを目指し

日々勉強です。

そんな古民家(納屋ですが)の中にあった船です、昔、川が氾濫した時に使ったものですが

今はそんな面影も無です。

幕末、上野の彰義隊が討伐された時、雨などで上野一帯が浸水したそうです。

今では想像もできませんが・・・・。

その造形美を感じさせる船の裏側、こんなの今作ったら大変な金額になるでしょうね。