いまあるべき古民家

古くからある物を大切に、今あるべき事を取り入れて・・・。

田んぼ

2014-02-26 23:43:28 | 日記
農業を林業を活性化させようと自分なりの考え方を散々言ってきましたが

実際農業・林業を体験したことなど無く

話を聞いたり、現場を見学したりはしていましたが

本日田んぼに看板を立てるお手伝いをして、田んぼの畦から少しずれた端っこに穴を掘り

看板の足となる木の棒を差し込みました・・・・たかだか30分ほどの時間でしたが・・・

まずスコップを差し込んでみると表面はねっとりとすくい取れたのですが

少し掘り進むと粘土質な土に・・・・

足を使って掘らないと歯が立たない!

子供の頃粘土遊びでヘラなんか使ってそぎ取るような感覚でスコップを使っていると

力を入れたほうの足が「ずぶっと」田んぼにめり込みなかなか抜けない・・・・。

長靴が脱げそうになるくらいになるとようやく足がとれる・・・・・・

田んぼってこんなにあるきづらいのか?!

昔はこれを牛使って耕してたんだな~

大変な重労働だったんだね、耕すだけで無くて草取りとか、刈り取りとか

まだまだ大変さ作業があったと思うと、お米高いねって言ってられない気がします

今回の雪でビニールハウスがあちこちつぶれていて大変な被害とこれからの仕事に影響があると思います。

そんな事を少しでも感じて、安全で安心な日本の食に感謝とその仕事をされている農家の方に感謝です。
(食料自給率低いという問題はありますが・・・むつかしい問題です)

知り合に買って頂いた梅酒です、鹿児島産でかなりドロッとしており、炭酸割りがさいこー!!

自己流作品

2014-02-23 00:33:39 | 日記
毎年家族全員にクリスマスプレゼントとして何か作品を作っており

今年は時間もありまして少し時間をかけて制作に挑んでみました

どんなものにするかに当たっては仕事も絡めて考えてしまい

木造建築の加工技術でもある木と木の継手、支口を解りやすく説明したり見てもらうことは出来ないだろうか?

在来工法では見ることの少なくなった「追掛け大栓継ぎや」・「台持ち継ぎ」など

建築模型で構造部分が解りやすい模型もありますがもっと身近になればと思い

ふとしたきっかけで思いついたのが 箸!! スプーン!!!

柄の部分をそんな継手の加工が出来れば普段使いで、自然に意識してもらえるのでは

しかもグッズとして仕事にのノベルティとしても良いのでは・・・・

あわよくば商品になるかも(欲を出すとイカン!!)

そんな訳で材料調達!

最近はホームセンターにも東急ハンズにもいろんな材種のいろんな色した端材が売ってます

箸やスプーン・フォークになりそうな材の厚み・長さの材をチョイス!

注意点は継手部分を強調するために色合いを極端に変える

あんまり固い材だと削りにくい(知り合いの金子棟梁さんにもらった300年物の欅は固かった!!)

小学生の頃給食で使ってた先割れスプーンを再現しよう

見たことの無いスプーンを作ろうと工夫してみました

実際使ってみると問題点もありましたが、自分で作ったスプーンでチャーハンとかオムライス食べるとなんかいい感じでした。

問題点はあくまでも自己流なので継手の強度がどこまで信用できるか?

ウレタン塗装で無くエゴマの油で保護塗装してるのでカレーなど色が染み込みやすそうな食事には使用しない

など制約が出来てしまいます

本格的ではないので荒さは目立ちますが 作品ご覧ください!

仕事のイベントごとに出品するかプレゼント出来るようにしたいと思いますが

なにせ手間がかかる・・・・。

一般的な木のスプーンなどは¥1.000~¥3.000-くらいの値段なので

その値段では商売にならんでしょうな

まあ趣味の延長戦として考えせっかくなのでちまちま作品は作っていきたいと思います

もしほしい方がいるようでしたら要相談という事で・・・。

あっ!当初の目的を忘れていました

作った継手は
「腰かけあり継ぎ」
「目違ほぞ付きかま次」
「金輪継ぎ」
「追っ掛け大せん継ぎ」
「しりばさみ継ぎ」
などです、おもに梁・土台などの継手です、次回は柱の継手を紹介できたらと思います。
(そこまで飽きずに出来るのだろうか?)

地元密着

2014-02-20 23:56:45 | 日記
少し前に神奈川県相模原市緑区藤野の吉野宿に行きまして、藤野観光協会さん主催のイベントに参加してまいりました

相模原と言いながら少し行くとすぐに山梨県(政令指定都市の時に相模原になってしまった・・・住所だけで近いと思うとえらい目に・・)

吉野宿旧本陣の土蔵を見て、当主のお話を聞いてきました(90歳ですごい元気な方でした)

隣には本陣の木造建築五層楼があったそうですが明治の大火で土蔵だけ残ったとのこと

やっぱり土蔵は火災に強い すごい!

と思いましたが、かなり傷んでいて土壁の造りも特殊らしく補修するには一億以上かかるそうです。(やっぱり古民家は金持ちでないと維持できないのかな~・・・以前も書きましたが)

少し話題はそれますが、わたくし古民家鑑定一級と言う資格を取得しておりまして、鑑定を数件行っていますが以前鎌倉で鑑定したお客様は

譲り受けた古民家を週末住宅として、傷んでいるところを補修して維持していきたいと考えて相談されてきたのですが

鑑定後におっしゃっていた言葉に

「家というものは本来地域との調和をもって、地域ぐるみで残して行かなければならないのではないか」と・・・・。

結構ドスン!! とこの言葉は響いてきました、だって地域で守っていくなんて感覚今まで無かったですから・

吉野宿の当主さんも残していくには沢山の問題がありそうですが、地域の皆さんで残そうと今回のようなイベントを組んで多くの方に認知してもらえるようにと活動してそうでした

地域活性は全国で抱える問題があり、苦労しながらいろんな活動をしています、興味を持って頂ける方も以前より増えてきたと思います。

古民家鑑定と言う資格もそんなアイテムの一つで、多くの方に知ってもらう為のもので木の良さ、残して行く・繋いで行かなければならないものがあるという気持ちを少しでも感じてもらえたらいいなと思います。

以前に鑑定したお宅の一部です。


地域の活動

2014-02-17 21:59:31 | 日記
2年ほど前より地域の活動に参加せねば(少し遅いですが)と思い立ち「区民の会」なる活動に参加しております

一般公募や自治会の推薦などで集まった方々が地域で取り組みたい活動を出し合い、その中からいくつか選んで

2年間の活動を行い、最後にその報告を行います。

地域に密着した良い活動だと思いますが、自治会によって温度差もあり今季からは区の補助金も半額(数十万ほどですが)

区役所の施設も、駐車場も使用禁止!

来季は補助金もナシ!!

20年近く活動してきて意識の高い自治会も増えてきたという所で水をさされた感じですが・・・

最終的に予算削減だと思いますが、お役所には関わりの少く無い部分を減らそうと言うのでしょう。

農家のお客様に聞いたり、新聞で見たりしましたが(前回も書きましたが)農家の補助金廃止!

次は林業への補助金も廃止するのでしょうか??

愚痴と文句になってしまいました。

仕事に偏った話ですが、駆け込み需要に向けて建築業界が必死になってはいますが(大手メーカーがですけど)60年かけて大切に育てられた木材が30年ほどでゴミになってしまい

その後の植林、手入れする働き手も無く、補助金無しでは立ち行かない林業業界をもっと苦しくて、安くて大量にばらつきの少ない外材を輸入し続けて

その上補助金まで無くなってしまったらどうなってしまうのでしょう?

以前宮崎から杉材を仕入れました、熱意ある材木店専務さんと照葉樹林を保護しようという地域の活動など、良いお付き合いが出来たと思っていますが

最後にお聞きした現状ですが、伐採した後の植林は考えていない・・・とのお話もありました(未来の子供達に向けての活動が・・)

会社を存続させる為のいろんな活動は聞きます、これからも継続的に企業として残していける展望は農業も含めて悲しい現状しかないのではと感じました。

「農業はお金儲けでやっては行けない、人の命を守るために作物を作るのです。」

そんな言葉を聞きました、理想ですが心に響く言葉だと思います。

私が携わる建築も「住む人の命を守る」それが使命なのでは?!

そんな気持ちで仕事してる人、どれだけいるのでしょう?(かっこいい事行って自分も理想になってしまうのですが)

自分ももっと今の現実を把握して勉強せねば!


以前神奈川県の林業組合?主催の林業体験ツアーでの伐採現場です、切り倒しても皮一枚残して倒すそうです

この時期木材の成長が少ない時に伐採するのですごく寒くて、急な斜面で、足場が悪く危険も伴う大変な作業でした

原木単価聞いたら泣けてきますね・・・。

木の倒れる姿を見ると何か感じるところがあります。(60年育った命が一旦終わるような感じ)



2周連続

2014-02-15 20:48:44 | 日記
昨日の大雪で大変だった人は大勢いたと思いますが

ワタクシも埼玉県三郷を21:30頃出発・・・・横浜到着深夜2時・・・・。

一般道をひたすら自宅へと向いましたが途中埼玉県辺りは上りということもあり快適に(しかも高速したの道路で雪が少なくスムーズでした)
楽しみながら雪道ドライブ

都内は車もそれなりに走ってたし雪も道路にかなり積っていましたが雪景色の中、上野・皇居(国会議事堂など)・日比谷・渋谷など

ハトバス観光のようで、しかもかなり我が物顔の運転が出来るくらい空いてる交差点の轍をつるつるしながら走って二子玉川まで来ると国道246が環八先から動かない・・・(トンネルくぐるあたりから訳がわからず大渋滞!)

ギリで脇道に抜け、空いてそうで通行止めになっていない第三京浜に乗って「せめて多摩川は超えなくては・・・!!

でもこの雪の中、高速はやばいかも・・・??」

ガラガラだけどここは北海道か?というような見たこと無い景色の第三景品を時速40㌔で走ってると

何故か薄笑いが出て、高揚した感じで、今までスムーズに渋滞を回避しながら奇跡的にここまで来れた事が何やら嬉しくニヤケてしまったのだろうか?

しかし悪魔は潜んでいろようで

家の手前100mくらいのところで道路に車の通った後がなく(ほぼ新雪状態)結構雪が深くなっている。

ここまで来たし「え~~い!!」

ってつ込んでいくと5mくらいであえなくスタック!!!

深夜1時に雪かきをすることとなり

1時間後にようやく自宅駐車場にたどりつきました

まだいろんなアクシデントはありましたが何とか無事に帰れたことに感謝です。

雪国育ちとしては情けない最後でしたが、あちこち乗り捨ててある車や、立ち往生してるのを見ると

「備えあれば憂いなし」

スタッドレスとチェーンはこの時期、関東でも用意は必要ですね。

あほみたいに暑い夏いだったり、20年ぶりの大雪だったり

ここ数年の自然現象はだれが見ても 変だ と思うところがありますね

地球の歴史からみれば大きな変動では無いのかもしれませんが、映画のような大きな災害があってもおかしくないな~

と 思わせる出来事でした。


もうすぐひな祭り(娘の誕生日ももうすぐ)

近くで自宅の古民家を毎年(もう11年目)公開して古いお雛様を飾ってるお宅があります(無料公開)

茅葺屋根に板金をかぶせてはありますが庭もいい感じで落ち着く場所です。