暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お供

2024年06月25日 | 古民家
 浮かれた気持ちを揺さぶる音が・・・ゴソゴソ耳を叩き・・・
ガラス越しのぼやけた景色を手に取れば・・・
涙色に塗られた空の下には・・・時計の音だけが忙しく・・・
古びたバスの座席の下に・・・隠した足の、日焼けの跡も・・・
砂で荒れた爪の先に・・・潮の香りをのせて見ても・・・
横顔に隠れた頬の色が・・・夕日の代わりに微笑んでいる・・・。

道中時間を持て余し・・・
同じ道を、我先急ぐ旅でも無いならと・・・
身の上話しに、想い出話しと浮かれるほどに・・・
仕組まれた物語とも浮かぶような出会いは・・・夢と間違え訪れて・・・
持て余す時間の余白を覗くほど・・・浮かれた旅路のお供になる・・・。

水たまりのこぼれた道は・・・
当てにならない乗り物と・・・気ままな移動手段と・・・
どちらに転んで進んでも・・・おおらかな暮らしが助けを選んで呼び込んで・・・
意地らしく寄り添う途中で叶う奇跡を待ちわびて・・・
2人で見せた笑顔に、拍手を送る音は・・・
小さく揺れた行き先を・・・見守るように照らし始める。




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