日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

なんとなく「土筆」を食べたい

2010年03月17日 20時12分56秒 | 残日録
ご無沙汰の散髪に行った。

「散髪を待つ」という行為が嫌いだ。理屈では言えない奇妙な感覚なのだが・・・。
安い散髪屋さんなのだが(2000円)、ズラリと並ぶ整髪台が気に入っている。駐車場の車の台数が多いと、喫茶店や本屋で時間をつぶしてから再訪することにしている。今日は、ホームセンターに行った。ついでに行ったのに、財布(山羊皮製で柔らかく、ブランドはイタリヤのものだが縫製は中国。4800円。百貨店で見たが15000円程度だったので)が目についた。春なので(財布が張るとの言い伝えで、財布は春に買う)買った。履物も「ハンテン」のサンダル(2800円)さえ買った。

幸い、散髪屋さんは、待つことなく椅子に案内された。ここは、カルテを残しているので、前回と同じなら黙って座っているだけでことが済む。少しのリキッドをつけてもらって、スプレーは断った。まあ気に入った出来でもあった。

帰ってから、「そうだ土筆(つくし)を取りに行こう」と思ったのだ。理屈はない。
子供の時分に30年近くも前に亡くなった母親の「土筆料理」(炒め物)は、あまり美味しくなかった(子供には、あの少しだけだが春の苦味が苦手だった)。今では思い出すだに懐かしい味に替わっている。
散歩のついでのようなブラブラ歩きでも、40分で小さなビニール袋に半分ほどにもなった。まだ薄ら寒い陽気の所為で、丸々とは太っていないものもあったが、うれしい収穫となった。

明日の食卓にはのぼることでしょう。

大学時代の友人に電話した。4月にまた山に行くようだ、3日間もだ。酒飲みの男なので、心配もしているが、不思議に元気なので・・・。自分の方が確実に先に行くようだ。
なにか節制するためのきっかけがあればいいのにと気に病んでいる。「数人だけの同窓会」には、この男の「こまめさ」を頼りにしている。