日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

春の訪れ

2010年03月20日 20時12分07秒 | 残日録
今日の「毎日新聞」夕刊「万葉のとびら」が、さわらび(早蕨)を取り上げているので・・・・。
わらびの萌え出すのは、当地では五月初旬なんですが・・・風が春になったので・・・。

【石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも】(志貴皇子 巻8-1418)
いはばしる たるみのうへの さわらびの もえいづるはるに なりにけるかも

そこで、大好きな「太田南畝(蜀山人)」の狂歌を取り上げねばなるまい。
【早蕨の にぎりこぶしを振り上げて 山の横つら春風ぞ吹く】 
写真を見てください。粋がって握りこぶしを振り上げています。ワラビが「さわらび」と言われるのは、この瞬間です。すぐに大きな葉を広げて羊歯となってしまうんですから。
ワラビが握りこぶしを振り上げた瞬間に、季節を感じ取った「春風」が、山の斜面を吹き抜けていくよ!

春の清々しさが、さわらびと春風で・・・うれしくなります。

今日は、土筆摘みに行った。
家内が、このようなレクレーションが大好きなので・・・。
家からかなり遠い自分の畑の付近まで、歩いて出かけた。土手(天川の堤)や休耕にされた畑などで探した。程なく多くの収穫があった(ビニール袋に2杯ほども)次々と見つかるのでヤメ時を失ったかも。歩いて往復40分とで合計2時間もであった。
春の陽気で一枚脱いでも汗ばんだ。しかし、春風が通り過ぎる度に、冬の終を感じた。心地良さが残った。





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