くまドン旅日記

写真が趣味です。自然の風景、旅行、歴史に興味を持って撮影を続けています。

城007 秀吉の但馬攻め(3) 古墳の宝庫

2014年09月02日 00時10分01秒 | 訪城記
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、織田信長(おだのぶなが)配下の羽柴秀吉(はしばひでよし)の但馬攻めから、少し脱線して、朝来市の古墳についての話となります。但馬(たじま)の現在の兵庫県・北部にあたります。今回は、少し脱線して、古墳の話です。
 さて、前回、話をしました糸井京極陣屋(いといきょうごくじんや)のあった和田山町立郷土資料館には、
 下の写真のように小さな前方後円墳の復元があります。

 説明板も載せておきます。

 「くまドン」も知りませんでしたが、実は兵庫県は、日本の都道府県の中でも古墳の数が日本第1位!と古代遺跡の宝庫でした。(第2位が千葉県!!!は予想外でしたが、第3位・鳥取県、第4位・福岡県、第5位・京都府と続きます。)
 遺跡の数も日本第2位と歴史の古さを感じます。

 今回は、竹田城(たけだじょう)の後に、丹波柏原陣屋(たんばかいばらじんや)を見て、篠山城(さきやまじょう)に行く予定でした。途中に「道の駅 但馬のまほろば」があり、「城001 竹田城」の初回に登場した近畿最大の円墳「茶すり山古墳」に関する資料館も併設されています。入口には、銅鏡の巨大レプリカがありました。

 下の地図の真中左の青丸が「道の駅 但馬のまほろば」の所です。見ての通り周辺に古墳・遺跡が沢山あります。

 大和政権(やまとせいけん)の勢力傘下の王の墓について説明がありました。

 銅鏡も展示されていました。左が飛禽鏡(ひきんきょう)、右が内行花文鏡(ないこうかもんきょう)です。

 特に飛禽鏡というのは、数が少なく珍しいらしく、全国でも12例ほどだそうです。(数自体は、今後の遺跡調査で変わっていくでしょうが、珍しいこと自体は変わらないでしょう)
 その他に、馬具や装飾品などの展示もありました。

 古代においては、日本でもガラスが製造されていたようですが、中世には衰退して、江戸時代の西洋ガラスの隆盛を待つ事になります。

 古墳の埋葬品である朝顔形埴輪(はにわ)の展示もありました。


 最後は、道の駅にいたハクセキレイの写真です。

【ハクセキレイ】
 主に水辺に棲むが、都市化に順応した鳥で、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでも生息しています。
 雑食で、水辺や土中など棲む昆虫やミミズなどがエサですが、近年は人間のこぼした食べ物を食べるようになり、尾を振りながら都市の路上や草地を歩きまわる姿が当り前のような時代となっています。
 以前は北日本が生息域でしたが、都市化に順応した為、昭和40年代ごろから関東など南に生息域を急速に広め、現在では九州まで生息域を広げています。
 一応、日本固有種のセグロセキレイは都市部に順応しておらず、河川域に分布しているので、ハクセキレイとセグロセキレイの生活圏は、棲み分け(すみわけ)になっているようです。もっとも、セグロセキレイも台湾方面に生息域を広げているようですが。

 前回までのブログは、ブログ右欄の「カテゴリーアーカイブ」にある「訪城記」をクリックすると、過去のお城周りのブログ一覧が表示されます。
(1)竹田城とその周辺の過去のブログは、
 「城001 天空の城 竹田城(1) (兵庫県・百名城56番)」
 「城001 天空の城 竹田城(2) (兵庫県・百名城56番)」
 「城001 天空の城 竹田城(3) (兵庫県・百名城56番)」
 「城003 天空の城 竹田城・再訪(1) (兵庫県・百名城56番)」
 「城003 天空の城 竹田城・再訪(2) (兵庫県・百名城56番)」
 「城003 天空の城 竹田城・再訪(3) (兵庫県・百名城56番)」

 「城007 秀吉の但馬攻め(1) 竹田城・羽柴秀長」
 「城007 秀吉の但馬攻め(2) 朝来市の陣屋」
 「城007 秀吉の但馬攻め(3) 古墳の宝庫」 (今回分)
 「城007 秀吉の但馬攻め(4) 秀長の但馬平定、そして鳥取へ」


 今回は、これで終了とさせていただきます。
 くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。

 次回は、大和郡山城の話の続きです。
 テスト的に、「城007 秀吉の但馬攻め」と「城008 大和郡山城」を並行して進めてみます。
 後で見ると分かりにくくなると思いますので、話しが一段落した所で、番号整列の為、順番を入れ替えます。
 次々回の「訪城記」は、「秀吉の但馬攻め」の続きです。

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