ある現場で 早朝から コンクリート打設に立ち会いました。事前に提出されていた「配合計画書(レシピみたいなもの)」と、現場に持ち込まれた生コンに品質の違いがないか チェックするのです。
まず 1台目ミキサー車から サンプルを取り出します。外気温は7度でしたが、生コンは11度とホカホカ状態。通常 生コン工場試験室の方が 作業を行います。
サンプルは スランプ試験、空気量試験、塩化物試験用に 手際よく注ぎ分けられます。塩化物試験以外はだいたいどこでも同じやり方です。その塩化物ですが、島原では リトマス紙のような試験片を使います。
残りの生コンも、7日目28日後の 強度試験(機械で破壊して、コンクリートの強さを確かめます)用に テストピースを作ります。
幸い この日の品質は 合格でした。この間約30分、じっと待っていた甲斐があって 関係者全員ホッとして 元の作業場へ戻りました。