半月ほど前の 映画の日、フリーになったので電車で長崎駅へ行き アニメが原作の作品を2つ見ました。
『夕凪の街 桜の国』は 広島に落ちた原爆でそれまでの暮らしを破壊された母子と 更に60年後にその子孫が暮らす東京の話を クロスオーバーさせて展開する映画です。主演の田中麗奈を見に来た・・・という人より、原爆を取り上げたテーマだったので、結構高齢の方々で席が埋まっていました。被爆直後の描写は かなり胸に迫りますが、60年後の現代編になると ほぼ現地ロケなのにあまりリアルさが伝わってこないのが 心残りでした。
2本目は『天然コケッコー』。このおバカなタイトルには かなり引いてしまいますが、ある映画評で褒められていたので 1000円損してもいいや!とトライ。ロケ地が島根県浜田市で、登場するのが小中学生という設定は、2002年に公開された「白い船」(ロケは同県平田市)に似ていて、安心して
見ていられます。学校生活以外何も起こらない 過疎に悩む村の平凡な1年間が描かれます。でも、ただそれだけをカメラに写し、観客に「なんいもない田舎」を分からせるには 結構技術がいるんだなーと 感心しました。
さて 都会では来週公開の『めがね』。「カモメ食堂」監督の最新作なので、待っているのですが、長崎では・・・・・・正月公開だそうです。忘れないように メモっておきましょう。