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けんちくブツブツだいありー(新館)

ネタを探して徒歩通勤中です(^^;)
★寝坊した朝、パソコンが家族に占拠された日は休刊★

ゴーンガール

2014-12-21 09:21:20 | 映画館
今回も週末の最終上映へでかけてみました『ゴーンガール』。
前半ではミステリーがと思いながら、頭の中で犯人探しを続けていると、後半のどんでん返しが。
ストーリーの他にも、アメリカの中上流層の暮らし方、考え方、テレビ番組の影響など、いろいろ学びました。
個人的にはとても面白く、★★★★の評価でございました。

『紙の月』を観てきました

2014-11-16 11:32:00 | 映画館
昨日の昼間の披露宴の酔も冷めた頃、東京映画祭に出品された『紙の月』を最終上映で観てきました。
住宅ローンに汲々とする主人公のりえちゃんは、とても華がありすぎてそうみえませんでした。むしろ大島優子さんの方が合っている感じでした。
しかし、後半の横領した金を使い捲る場面はすごく似合っていて、水を得た魚のようでした。
ストーリー的に
なぜ主人公が大学生へ惹かれたのかがよく分からないこと、時代設定をなぜ20年前にしたままてなのかが引っかかりましたが、よく出来た作品だと思います。
でも★★★です、次回のりえちゃんに期待を込めて。


オールユーニーズイズ キル

2014-07-20 10:40:28 | 映画館
日本原作のコミックを、トム・クルーズが、演じきった話題のSF映画。
地球外侵略者との戦いのシーンも手が込んでるが、戦闘のための準備、夢から得たアイディアを駆使する展開など、強大な敵を前に、弱者が怯まずにどう対応するか?が興味深い作品。

あるきっかけから、戦場で何度殺されても、ある時間にリセットされて生き返る主人公トムは、初め身の回りへの対応で精一杯だったが、段々スキルを積み上げ、また仲間も増やして、敵を倒す。という文字にすると単純なストーリーが、近未来の地上戦を中心に展開される。
前線へ巻き込まれ、強靭な武器を持て余し気味のトムが、何度も死んでリセットする間に、戦況を学習する。
また、あるレベルまではやり遂げるが、そこから先は死んだら終わりという状況になつても、それまでのスキルを役立てて目的を達成する。教条的なところはなく、あっさりハッピーエンドを迎えられるのが、ハリウッドらしいと感じた。


ハリケーン アワー

2014-04-13 13:57:08 | 映画館
ある映画評ですごい好評価だったので、正規料金でも見に行きました、『ハリケーン アワー』。ただしマイナーレーベルだからか、上映したのはまちなかの名画座です。
ハリケーン カトリーナ災害に翻弄される、未熟児の父という設定ですが、いろんな見方が出来ました。
まず、高度に専門化、システム化が進んだ大病院で、基幹システムがイカれたり、医者や看護婦が不在にすると、患者は自力で何もできないこと。
また、いつ救援があるかわからない中、父親が赤ん坊の生命維持のため、発電機を回し続けますが、孤立し、絶望したとしてもやらなければならないこと。
最後に、それでもどこかに助けの手を差し伸べる、善意の人はいるのだということです。
映画は、短時間にわかりやすく、いろんな事を教えてくれるので助かります。


白雪姫殺人事件

2014-03-30 20:36:03 | 映画館
原作の面白さと、井上真央主演に惹かれて観に行きました『白雪姫殺人事件』。劇中、Twitterと事件を報じるテレビの発信する情報が、関係者の証言とオーバーラップして、主人公が語りだすまで真相は分からない、という仕掛けです。
ミステリー的には、先日の『鑑定士と顔の無い依頼人』に及びませんが、日本人社会独特のドロドロした関係は、よく描けていると思いました。
今後三度、湊作品が映画化されるのを、楽しみにしています。


銀の匙

2014-03-23 15:49:39 | 映画館
珍しくちびが見に行きたい!と言い出したので、コミックが原作という、『銀の匙』へ駆け込みました。
ほぼ予備知識ゼロなので、舞台が北海道の十勝の高校で、生き物が相手という、個人的には盛り上がる背景が展開してわくわくしました。
ストーリーの中に、家畜の解体シーンが出てくるのですが、スレスレのリアルさで展開するのが、上手いなーと関心し、また、つい最近ベルリンで賞を獲った黒木華さんも登場して、ストーリーに奥行きが出ていい感じでした。
目当て通りの作品の出来で、チビも大喜びし、久しぶりの親子鑑賞会を楽しみました。



アナと雪の女王

2014-03-16 15:37:07 | 映画館
あまりの評判だったので、ちびをダシにして、久しぶりにアニメを見ました。
ちびに妥協し、吹替版だったのですが、930からの回は大入り満員(^_^)/。事前にネットでチケットを予約していたため、行列をスルーして入場できました。
ストーリーはミュージカル仕立ての、魔法を巡る物語。吹替版は、主役の神田沙也加の歌が素晴らしく、しみじみ聞き惚れてしまいました。絵も綺麗で、モデルは北欧か、ケルトだと思われますが、随所に笑いと涙を散りばめて、完璧でした。文句なしのアカデミー賞受賞作の、横綱相撲をみた感じでした。



鑑定士と顔のない依頼人

2014-03-15 22:27:51 | 映画館
噂通りの映像美に加えて、終盤にどんでん返しが待つミステリー。
ロケ地のローマを始めとしたイタリアをたっぷり鑑賞できますが、トルナトーレ監督のヒット作で見られた、生活密着とは無縁のハイソな世界が描かれています。
加えて、ルーブルを回るだけでは見れないほどの、肖像画の傑作をコレクションする主人公の偏屈さを、ハマり役のジェフリー・ラッシュが演じきり、どこにも隙のない、観客をアット言わせる映画に仕上がっています。
この作品、2012年制作のようですが、二年もたたないと観られないのが、もどかしいぐらいいい作品でした。
僕の中のトルナトーレブランド、まだまだ健在です。

ハンナ アーレント

2014-02-17 07:46:22 | 映画館
そろそろ記憶から忘れ去られそうなときに、西の端で上映された『ハンナアーレント』。待ち望んでいたコアな?ファンに囲まれて日曜日に鑑賞しました。
ナチスの生き残り、アイヒマン裁判をエルサレムで傍聴した彼女は、考えに考えて搾り出すように記事を発表します。その後、皮肉なことにナチス時代同様、記事を読みもしない汎庸な人々から様々な嫌がらせを受けますが、自説を貫き生き通します。
作品の大きなテーマは、考えることと生きること。それぞれは違っていて、生きることの苦しさに負け、考えることを辞めたらそれは未曾有の悪に繋がってしまうという警告が流れています。
幸い地元の図書館には、彼女の記事が著作になって残っていたので、映画を思い出しながら読んでみたいと思います。

ウルフオブウォールストリート

2014-02-15 21:35:26 | 映画館
絵に描いたような、成金ハチャメチャ人生が破綻するだけの映画ではありません。
レオ様の頭の回転の速さと、演技力はここまでやる?ほど、楽しめます。少なくともアメリカの金持ちのひとりは、こんな風に儲け、こんな風に使いますという、日本では逆立ちしてもお目にかからない風景もじっくり楽しめ、最後はセミナーで『このペンを俺に売ってみろ』と迫ります。
リスニングとお金の勉強には最高の教材ですが、R指定なのが唯一の心残りです。

ウォール フラワー

2014-02-09 17:00:16 | 映画館
曇天の日曜日。
チビを誘ってもついて来ない年ごろになってきたので、シメシメ(^ム^)と独りで出かけました、エマ・ワトソン狙い?の『ウォール フラワー』。
単なる学園モノかと思っていたら、アメリカの学生が抱える困難、自由と楽しさ、数年後には日本でも始まる到達度テストの様子など、すごく興味深い背景がてんこ盛りで、面白い作品になっています。
登場する高校生たちがいつ勉強してるのかは知りませんが、日本の同年代とはとても思えず、口あんぐりの場面も沢山ありました。

アメリカン ハッスル

2014-02-02 13:44:34 | 映画館
先入観も情報もなしで観に行きました、『アメリカンハッスル』。
70年代の実話をベースに、FBIとマフィアに政治家、それに家庭に問題を抱える詐欺師が騙し合いながら、テンポよく、ストーリーが流れます。
注意深くみると、ファッション、風俗など細かく丁寧に作り込まれていて、マニアにとってはたまらない映像が散りばめられている宝石のような作品かもしれません。
僕は、何度追い込まれても諦めない?諦めの悪い?詐欺師版アメリカンドリームとして、とても面白く鑑賞しました。なんだか秘密にしておきたい作品です。


レイダース 失われたアーク

2014-01-05 12:55:15 | 映画館
今年の初映画は、例によってちびのリスニングの勉強!と言いつつ出かけました。
作品はインディージョーンズシリーズの1作目、当時の大ヒット作なので、ワクワクして鑑賞。今ならCGを駆使するであろうアクション場面が、次々に飛び出して、退屈しません。探しものが古代ユダヤの宝箱なので、見逃したものも含め、歴史のウンチクもてんこ盛りらしく、スルメのように味わえるのも魅力的で、第二作の上映が待ち遠しぃです。
肝心のリスニング結果は?ムムム。

永遠のゼロ

2013-12-21 21:32:39 | 映画館
公開初日にしか行けそうになかったので、夕方に行きました。
事前の宣伝が派手で、作品そのものの重いテーマとの乖離が、ちと不安でしたが、杞憂に終わりました。

事前に原作を読んでいたので、細かい場面に目を凝らし、味わいました。なかでも、平幹二朗の演じる片腕をなくした老人が、ヤクザの親分より凄みがあって、改めて存在感に打たれました。CGと実写のマッチングもうまく、日米の空中戦を再現したのか?と、勘違いするほどでした。

観る人にも、個人と組織の目的が違ったまま、個人の領域まで組織…今回は国ですが介入してくるとき、どの様に行動し、大事な家族を守るのかという宿題が出ている気がして、今日の昼間はチビとキャッチボールをしました。


キャプテン フィリップス

2013-12-15 09:41:21 | 映画館

事実に基づく映画は、既にみんなが知っているストーリーと背景を超えて感動を呼べるか?キャプテン フィリップスのスタッフは、それが可能なのは、おそらく綿密な調査と配役次第だと考えたでしょう。
キャプテンのトム・ハンクスは、文句なく選べたとしても、海賊役は難しい。でもスクリーンでは、これは本物のソマリア人では?というくらいはまり役が演じきっています。
また貧しさから海賊へ志願する側の事情、家族にも触れ、今でしょ!感もタップリ味わえ、もちろんアメリカ海軍の物凄い登場で、勧善懲悪的に終わるので、なかなか良い作品ではありました。
ただ、ゼログラビティを観たすぐ後だつたので、まだ出来たのでは?という欲目も感じたのが正直な感想です。