![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ab/7980470949a4d14c5077ff5e61664c1a.jpg)
2001年夏。
「釜山国際ロックフェスティバル」というイベントがあることを知ったのは、10年ぶりに釜山港から韓国上陸を果たした日のことでした。
ホテルの予約をしようと釜山港にある観光案内所に行ったところ、そこに置いてあったパンフレットに引きつけられたのです。
会場となる広安里海水浴場近くのホテルを探してもらいました。見つかったのが「ホテル・バリハイ」という、アヤシイ名前のホテルです。でも海岸沿いの道路に面しているようで、ロケーションはばっちりです。
ちょうど2001年に、地下鉄2号線が広安里海岸まで延び(現在は海雲台海岸まで)、地下鉄の駅から海岸まで歩いて8分くらいでした。
ホテル・バリハイは、確かに海岸通りに面しているのですが、ホテルの入り口は裏通りにしかないので、あやしさ倍増です。
荷物をホテルの部屋に置いて、さっそく海岸を散歩します。広安里は、リゾートのような海雲台と違って、猥雑さがなかなかいい味を出しています。
ロックフェスティバルのリハーサルでしょうか、昼間から海風に乗って演奏が聞こえてきます。街全体がお祭り気分。ぼくの気分も高揚します。
夜になりました。人混みをかき分けかき分け、ロックフェスティバル会場にたどり着きます。観客も何千人いるのか想像もつきません。
「BRUCE LEE BAND」と「Crying Nut」のライブを見ました。シン・ヘチョルが出演予定でしたがドタキャンしたので、クライングナットが時間を繰り上げて出演したのです。
クライングナットの1曲目は「サーカスマジック流浪団」。このときはまだクライングナットのアルバムは聴いたことがなかったのですが。
黒服に身を包んだ男がアコーディオンを演奏しています。いきなりドラムやギターの爆音。驚いたのは、まわりで見ていた若い連中(観客)が、みんな曲に合わせて「ウーリヌン クラインナッ」と歌っていたことです。
帰りの混雑(混乱)を避けるために、この1曲目が終わった時点で会場から抜け出しました。途中、「BIROF」(Busan International ROck Festival)のロゴが入ったTシャツを買いました。
ホテルの部屋にたどり着き、一息入れて、「BIROF」のTシャツを着て近くのコンビニに夜食を買いに行ったところ、コンビニのお兄ちゃんが「アンニョンハセヨ」と挨拶してくれました。Tシャツを見て仲間だと思ってくれたのかもしれません。うれしい体験でした。
夏が来るたびに、あの海岸の熱狂が思い出されます。
おしまい。
(追記)現在の会場は、釜山の広安里ではなくタデポ(多台浦? 漢字忘れました)海水浴場です。今年のロックフェスティバルは、ちょうど8月上旬に終わってしまったようで‥‥。あ~もう一度行きたい。ちなみに公式サイトはこちらです。
http://www.rockfestival.co.kr/
「釜山国際ロックフェスティバル」というイベントがあることを知ったのは、10年ぶりに釜山港から韓国上陸を果たした日のことでした。
ホテルの予約をしようと釜山港にある観光案内所に行ったところ、そこに置いてあったパンフレットに引きつけられたのです。
会場となる広安里海水浴場近くのホテルを探してもらいました。見つかったのが「ホテル・バリハイ」という、アヤシイ名前のホテルです。でも海岸沿いの道路に面しているようで、ロケーションはばっちりです。
ちょうど2001年に、地下鉄2号線が広安里海岸まで延び(現在は海雲台海岸まで)、地下鉄の駅から海岸まで歩いて8分くらいでした。
ホテル・バリハイは、確かに海岸通りに面しているのですが、ホテルの入り口は裏通りにしかないので、あやしさ倍増です。
荷物をホテルの部屋に置いて、さっそく海岸を散歩します。広安里は、リゾートのような海雲台と違って、猥雑さがなかなかいい味を出しています。
ロックフェスティバルのリハーサルでしょうか、昼間から海風に乗って演奏が聞こえてきます。街全体がお祭り気分。ぼくの気分も高揚します。
夜になりました。人混みをかき分けかき分け、ロックフェスティバル会場にたどり着きます。観客も何千人いるのか想像もつきません。
「BRUCE LEE BAND」と「Crying Nut」のライブを見ました。シン・ヘチョルが出演予定でしたがドタキャンしたので、クライングナットが時間を繰り上げて出演したのです。
クライングナットの1曲目は「サーカスマジック流浪団」。このときはまだクライングナットのアルバムは聴いたことがなかったのですが。
黒服に身を包んだ男がアコーディオンを演奏しています。いきなりドラムやギターの爆音。驚いたのは、まわりで見ていた若い連中(観客)が、みんな曲に合わせて「ウーリヌン クラインナッ」と歌っていたことです。
帰りの混雑(混乱)を避けるために、この1曲目が終わった時点で会場から抜け出しました。途中、「BIROF」(Busan International ROck Festival)のロゴが入ったTシャツを買いました。
ホテルの部屋にたどり着き、一息入れて、「BIROF」のTシャツを着て近くのコンビニに夜食を買いに行ったところ、コンビニのお兄ちゃんが「アンニョンハセヨ」と挨拶してくれました。Tシャツを見て仲間だと思ってくれたのかもしれません。うれしい体験でした。
夏が来るたびに、あの海岸の熱狂が思い出されます。
おしまい。
(追記)現在の会場は、釜山の広安里ではなくタデポ(多台浦? 漢字忘れました)海水浴場です。今年のロックフェスティバルは、ちょうど8月上旬に終わってしまったようで‥‥。あ~もう一度行きたい。ちなみに公式サイトはこちらです。
http://www.rockfestival.co.kr/