koyabiyori

koyaから始まる”い・い・か・げ・ん”な生活
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さて今日はいったい何をしよう!

中園孔二展

2018-08-26 08:57:01 | アート

再び横須賀美術館ネタですが、

昨今の展示で面白いのが、

撮影OK区域があります。

まさにこちらが、撮影okエリアです

 絵画を撮影できること自体、好きな方にはたまらないのでしょうが

ちょっと一風変わった美術館を撮影できるのも楽しいです

一方、今回撮影okエリアには

中園孔二さんという若い作家さんの作品が展示してあり

若くして亡くなられた方の様です。

ただ近代美術というのは、理解しがたいものが多く

観賞しても何も感じない時が多いのですが

ふと下の絵を見たときに

不思議絵の感覚を覚え、撮影OKを良いことに撮影したところ

一見ランダムに描かれた模様が、白とピンクの線だけを見ていると、人の顔の様に見える

実際の筆後を見ても、よく見ると、白は描かれているのではなく、カンバスの素地です

いろんな色を重ね合わせて、浮かび上がらせているんですね

こちらは9月30日まで展示されているので、もう少し時間がありますが

ポスターとなった絵もあり

 

こうして角度を変えてみると緑のラインや、黄色(少しくすんだ黄色)のラインには顔が、

青緑のラインでは手が判りますね、背景には至る所に目が合ったり

現実の目と思いが交錯しているような感じでしょうかね、

何かを探して、見つけられる(作者の意図とは全く別に宝探しの様な感覚で

ここに三角があるとか、ここに眉毛があるといった宝探し感が得られると

見ているほうも楽しみを見いだせると思います)

こちらは、また色味が濃いですが、テーブルの上で参っている様子がうかがえます

ちょっと興味を示した矢先に入ってきたのがこの絵

 

目を凝らさず、細めてぼんやり見ると(もしくは思いっきり遠くから見てください

人が走っているように見えます

このような少し何かが隠れていてそれを探し出せると、楽しみも増えますね

作者の生前のインタビューでも描いているその絵の”こっち”に何かがある

と、絵の手前=自分を指しているのでしょうかね、ピカソや岡本太郎さん

わかるようなわからないけどもなにか惹かれるような?でも近寄れない感じといった

不思議な感覚より、マグリットの不思議絵の様に、見ているだけでその世界に引き込まれて

出れなくなっていく感覚を覚えましたね

そう、まるで人生観ですかね

そんな空間がいま、横須賀美術館で開催されています

 


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