お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

「トーン(階調)の色々」新垣結衣(似顔絵塾)

2017-03-22 08:52:25 | 似顔絵教室談
色々なトーンの表現を紹介します。
モデル:新垣結衣

1)固有色でみる
新垣結衣の似顔絵
髪の毛、肌、服など、そのものが持っている色を表現する。

2)光の陰影でみる
新垣結衣の似顔絵
固有色にとらわれず、陰影を表現します。真っ白な石膏デッサンが効果的です。

3)固有色と陰影をみる
新垣結衣の似顔絵
1)と2)のミックスです。固有色と陰影とを分けてみられるようにならないと、固有色だけになったりします。

以上が基本的なトーンの表現でした。
「リアルに描きたい人」は、3)の見方を身につければよいと思います。

似顔絵はデッサンではありません。
平面的であろうが、立体的であろうがかまいません。
自分の好きな描き方を身につけるとよいと思います。

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「アフォーダンス理論-固定観念の打破」研ナオコ(マニアック似顔絵雑記)

2017-03-17 15:37:51 | 雑記
【注意】非常にマニアックな話です。似顔絵ビギナーはスルーしてくださいませ。

「アフォーダンス理論を用いた似顔絵を描けないか?」
という欲求があって考えてみたのですが、逆に似顔絵はアフォーダンスだらけのような気がしてきました。

例えば、「似顔絵は顔の輪郭から描いたほうがよい」という基本があります。
けれど、一度顔の輪郭を決めてしまうと、描かれる目鼻口のパーツのサイズや描き方なりが、輪郭によってアフォード(提供)されてしまっているのではないか。
描く以前から、決められてしまっているのではないか、と思うようになりました。

自分の似顔絵が固定化される理由が二つ浮かびました。

一つは画材。
画材によって、描く似顔絵がすでに決められてしまう。細いペンだったら、細い線の似顔絵になる。パソコンだったら、パソコンの似顔絵になる。

もう一つは、描き方。
「輪郭から描く」というような、自分の描き方の癖が、無意識に完成までアフォードされてしまう。

これは、逆にアフォーダンス理論を打破するような似顔絵を描いたほうがよいのではないか。
アフォーダンスには、固定観念という意味でも用いられるようです。

この固定観念を取り去ることができれば、また今までとは違った似顔絵が描けるのではないか。
実験的な似顔絵に関しては、理論を利用するのではなく、打ち破るくらいの気持ちが大事だと思いました。

研ナオコの似顔絵
モデル:研ナオコ

目がはなれているのではなく、顔が小さいだけ。

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色々な見方「リアル、デフォルメ、カリカチュア的」(似顔絵教室テキスト)

2017-03-17 04:58:04 | 似顔絵教室談
ー描き方の違いは、ものの見方の違いー

似顔絵で、デフォルメではなく、リアル(写実的)に描きたい人もいると思います。
また、デフォルメの軽いものを描きたい人もいるでしょう。
はたまた、強烈なデフォルメのアメリカンカリカチュア的な似顔絵を描きたい人もいるかもしれません。

実は、描き方の違いは、「ものの見方の違い」でもあります。
「ものの見方」を変えることで、自分の描きたい似顔絵に近づくことができます。

(※私は色々な画風で似顔絵を描きますが、それぞれ違った見方で描いているのです。)

似顔絵教室では、そんなことも、分かりやすくレクチャーし、
最終的には自分だけの見方、描き方で描けるようになることを目指します。




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