
画家のクロード・モネの似顔絵を描いてみました。
結果的には、印象派の画風模写似顔絵になると思います。
ところで、似顔絵塾テーマ「ヘタウマ文化論」(=山藤先生の新著)からヒントに、「ヘタウマ似顔絵」も描けるようにと、描き続けてきたわけですが、それは、人の理論に乗っかった借り物だったと言えます。
どういう意味かと言うと、一般的な視点、デザイナーの視点として、「ヘタウマ」を描こうとしていたということです。
印象派も、最初は「印象しか描いていない」という否定的な目から名付けられたそうです。
つまり、評論家の視点では「ヘタな絵」だったわけです。
(私の個人的な)「ヘタウマ」は、印象派であったと言えます。
他の「○○派」という分類も、自ら命名していない場合は、否定的な意味で用いられていた、と思います。
まとめると、
一般の人や、評論家、デザイナーには受け入れられない「ヘタ」というくくりの似顔絵に、
革新的な希望があると言えるのではないでしょうか。
もちろん、肖像画に対する、軽視的な意味での似顔絵の存在そのものも、革新的である、と私は思います。
肖像画に近づくことも時には必要ですが、似顔絵という自由であるくくり、さらに「ヘタ」と言われるくくりにこそ、未来の芸術の光を見るのです。
全くの見当違いかもしれませんが、似顔絵に魅かれるのは、似顔絵がまだ革新的なサブカルチャーであるところです。
ヘタウマの習作を通じて、これからも似顔絵を描いていこうと思ったのでした。
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