お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

画像使用に関して

2024-09-11 09:23:38 | 未分類
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注意してほしいのは、有名人の似顔絵についてです。
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似顔絵の基礎

2024-09-11 07:29:02 | 似顔絵教室談
似顔絵教室では描き方ではなく、ものの見方を指導してきました。(ですます調をやめます)
描き方は人それぞれだが、似顔絵を描くには日常と違ったものの見方が必要になってくる。
まず、髪型と輪郭を見ること。
似顔絵というと、目鼻口などの細部に目が行きがちだが、その人らしい髪型と輪郭さえ描ければ、のっぺらぼうでも似てくる。
次に、目と鼻の位置と大きさと角度を同時に見ること。
どうやって同時に見るのかというと、目と鼻の頂点を角とする三角形をイメージし、その形を見るのである。
ここで注意しなければならないのは、「見る」のであって、「描く」のではないということ。
説明図にすると描くしかないので難しいが、目の角度を写実的に回転させるわけではない。
描くときには、あくまで自然に。
実際に足を運んでいただいた方は分かっていると思うのだが、見本は「ものの見方」であり、「描き方」ではない。
それを描き方として真似されても困る。
これは模写の問題が関わってくる。
手本を模写して学ばせる先生もいらっしゃるだろうが、私は模写を推奨していない。
それは、自然な感覚的な誇張を促すためである。

三種類の似顔絵について

2024-09-11 07:12:20 | 似顔絵教室談
お客様の似顔絵を描くときに大切なことがあります。
それは、どのような似顔絵を描いてほしいのかを感じることです。
それは、会話の中から探っていきます。
私はパフォーマンスが苦手でしたので、三種類の似顔絵をお客様に選択してもらうことで、その目安としてきました。
普通と言われたときには、極力誇張を抑え、ちょいとクールにと言われたときには、遊び心のある人だと判断して、思い切りデフォルメします。
ここで大事なのは、三種類の似顔絵を描けることを自慢しているのではなくて、どのような似顔絵を描けばよいのかの見当をつけるためだということです。
現場で三種類描かずにもめたことがあったのですが、たくさんの画風が描けることが大事なのではありません。
似顔絵師の中には私のやり方「ことのデザイン」を勘違いして真似する方もいらっしゃるようですが、自分の首をしめるだけです。
ヒントとしては、パフォーマンスを取り入れることです。
重複しますが、私はパフォーマンスが苦手ですので、三種類の似顔絵の場合があるということです。