ムネオ日記
2009年6月25日(木)
与謝野馨財務相に対し、平成4年から17年にかけ、商品先物取引会社のオリエント貿易などグループ数社の幹部社員の給与から天引きして集められたお金が、政治団体を経由して献金されるという、迂回献金があったことが報じられ、国会でも質問があった。
昨日の衆議院決算行政監視委員会では「どの様に資金集めをしていたのか全く知らなかったし、その当時は知る必要も感じていなかった」と与謝野大臣は答弁している。その後の記者会見でも「業界やその会社に何か便宜を図ったことは一切ない」と述べている。
西松献金問題で、小沢前民主党代表は「西松建設がどういう集め方をしていたか知らない。お金の出どころをいちいち詮索しない」と話して批判されていたが、今回の与謝野大臣も、同じ言い方ではないか。
自民党は「説明責任を果たしていない」と小沢さんを批判したが、与謝野大臣の答弁は十分なのか。今度は自民党がしっかり説明する番である。
河村官房長官は「小沢氏とケースが違う」「秘書が寄附の仕組み作りにも関わったのではないかという疑惑と今回のケースとの違いははっきりしている」と記者会見で述べているが、与謝野大臣の秘書も、政治資金規正法が変わり、企業献金の上限が50万円となり、それ以上の献金を受けるには政治団体からもらうしかないということは、十分認識していただろう。小沢さんの事務所の判断とどこが違うのか。
また、1995年、西松建設からの政治献金の仕組みをつくったのは、当時の高橋嘉信第一秘書であり、逮捕された大久保秘書ではない。19日の西松建設前社長の国沢氏の公判でも、95年、97年に資金枠を決めたと検察側が冒頭陳述で述べているが、この事実をもってしても、河村官房長官の認識は間違っている。この枠組み作りをした高橋氏は、現在自民党岩手第4選挙区支部長である。
まだ裁判も始まっておらず、いわんや最終結論も出ていない小沢さんの秘書の件について、断定的にものを言うのは拙速ではないか。身内をかばうことが正しく、公平なことなのか。もっと謙虚に、事実関係が明らかになってから比較すべきでないか。この点も政治家として基礎体力が問われるところであり、内閣の支持率が低迷しているゆえんであろう。
今回の与謝野大臣の件を見ても、不透明な企業・団体献金は即刻禁止しすべきであると考える。与党も野党もなく、このことに真摯に向き合うことが、国民の理解を得る道である。
あえて私は訴える。企業・団体献金の禁止、併せて政党助成金の廃止をすべきであると。
朝一便で広島から帰り、10時半、鳩山民主党代表に神奈川ネットワーク運動の代表者を引き合わせ、選挙協力についてお願いする。
夕方千葉県に向かい、民主党の候補予定者を応援。
今日も広島、東京、千葉と、あわただしい一日だった。
◎
本日提出した質問主意書5件
・
№400 外務省におけるワインの保管並びに使用等に関する質問主意書
・
№401 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する第3回質問主意書
・
№402 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する再質問主意書
・
№403 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する第3回質問主意書
・
№404 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する第3回質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
◆++++++++++++++++++++++++++++++++++++++◆
新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2009年6月25日(木)
与謝野馨財務相に対し、平成4年から17年にかけ、商品先物取引会社のオリエント貿易などグループ数社の幹部社員の給与から天引きして集められたお金が、政治団体を経由して献金されるという、迂回献金があったことが報じられ、国会でも質問があった。
昨日の衆議院決算行政監視委員会では「どの様に資金集めをしていたのか全く知らなかったし、その当時は知る必要も感じていなかった」と与謝野大臣は答弁している。その後の記者会見でも「業界やその会社に何か便宜を図ったことは一切ない」と述べている。
西松献金問題で、小沢前民主党代表は「西松建設がどういう集め方をしていたか知らない。お金の出どころをいちいち詮索しない」と話して批判されていたが、今回の与謝野大臣も、同じ言い方ではないか。
自民党は「説明責任を果たしていない」と小沢さんを批判したが、与謝野大臣の答弁は十分なのか。今度は自民党がしっかり説明する番である。
河村官房長官は「小沢氏とケースが違う」「秘書が寄附の仕組み作りにも関わったのではないかという疑惑と今回のケースとの違いははっきりしている」と記者会見で述べているが、与謝野大臣の秘書も、政治資金規正法が変わり、企業献金の上限が50万円となり、それ以上の献金を受けるには政治団体からもらうしかないということは、十分認識していただろう。小沢さんの事務所の判断とどこが違うのか。
また、1995年、西松建設からの政治献金の仕組みをつくったのは、当時の高橋嘉信第一秘書であり、逮捕された大久保秘書ではない。19日の西松建設前社長の国沢氏の公判でも、95年、97年に資金枠を決めたと検察側が冒頭陳述で述べているが、この事実をもってしても、河村官房長官の認識は間違っている。この枠組み作りをした高橋氏は、現在自民党岩手第4選挙区支部長である。
まだ裁判も始まっておらず、いわんや最終結論も出ていない小沢さんの秘書の件について、断定的にものを言うのは拙速ではないか。身内をかばうことが正しく、公平なことなのか。もっと謙虚に、事実関係が明らかになってから比較すべきでないか。この点も政治家として基礎体力が問われるところであり、内閣の支持率が低迷しているゆえんであろう。
今回の与謝野大臣の件を見ても、不透明な企業・団体献金は即刻禁止しすべきであると考える。与党も野党もなく、このことに真摯に向き合うことが、国民の理解を得る道である。
あえて私は訴える。企業・団体献金の禁止、併せて政党助成金の廃止をすべきであると。
朝一便で広島から帰り、10時半、鳩山民主党代表に神奈川ネットワーク運動の代表者を引き合わせ、選挙協力についてお願いする。
夕方千葉県に向かい、民主党の候補予定者を応援。
今日も広島、東京、千葉と、あわただしい一日だった。
◎
本日提出した質問主意書5件
・
№400 外務省におけるワインの保管並びに使用等に関する質問主意書
・
№401 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する第3回質問主意書
・
№402 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する再質問主意書
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№403 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する第3回質問主意書
・
№404 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する第3回質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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