ムネオ日記
2009年6月5日(金)
杉村太蔵衆議院議員が次期衆議院選挙での不出馬を表明した。「不退転の決意で何が何でも北海道1区からやります」と勇ましく言っていた杉村議員の心境の変化に驚く。
「今の状態では勝ち目はなく、民主を利するだけだ」と述べたと伝えられているが、政治家は自分の志、考え、思いを有権者に訴え、判断してもらうのだ。勝つか負けるかで政治家を志望したのなら、そもそも政治家としての資格はない。時には「百万人と雖(いえど)も我ゆかん」の精神が重要なのであり、安易な選択をするのでは、期待してくれた人を裏切ることになる。
何よりも、政治家は人間関係、人の道を大切にすることが大事である。少なくとも「不退転の決意でやります」と私のところに言ってきた経緯がある。それならば、事前にまたは事後にでも、なにがしかの連絡があって然るべきと思うのだが、なしのつぶてであった。この辺が政治家としての基本ができていない。
出る出ると言って具体的な動きも見られなかったので、「本当にやるのだろうか?」と思っていたが、結果として自ら退場の道を選んだ。まだ若いのでしっかりとエネルギーを蓄えて、今度は「出る出る詐欺」と言われない様に、不退転の決意を示されることを望みたい。
この杉村議員の言葉と比較すると、足利事件で逮捕され、昨日釈放された菅家さんの記者会見における訴えは、まさに“神の声”と言っても良い、重みのあるものであった。
・ 17年我慢 人生を返せ(読売1面トップ)
・ 謝ってほしい(朝日1面トップ)
・ 刑事、検事許さぬ(毎日1面トップ)
・ 私は無実 人生返して(産経1面トップ)
・ 人生返してほしい(東京1面トップ)
この菅家さんの叫びを、警察、検察はどう受け止め、聞くのか。
昨日の東京高検の意見書の最後に「本日、宇都宮地検において刑訴法に基づき、申立人の刑の執行を停止する手続きを取ることにするので、その旨申し添える」とある。いかにも官僚的な上からの目線で、反省、お詫びの見られない、人間としての心がない文章である。
かけがえのない、取り返しのつかない菅家さんのこの18年間の時間をどうするのか。土下座して謝ってもすまないことだ。
この思い上がった態度を、読者の皆さん、国民の皆さんはどうお考えになるだろうか。えん罪をなくすためにも、取り調べの全面可視化が必要だと、改めて私は訴える。
麻生首相は4日記者団に「一概に可視化すれば直ちにえん罪が減るという感じはない」と言っているが、麻生首相がどれほど検察の取り調べについて知っているのか。官僚からの受け売りでものを言ってはいけない。
私は国策捜査を受けた自らの経験を踏まえ、更に証人、参考人として事情聴取され、調書をつくられた人達から直接話を聞き、事実に基づいて、取り調べの全面可視化をすることがえん罪をなくす、防ぐことになると考えている。麻生首相は何を根拠に、どの様なデータ、調査を元にこの様な発言しているのか、明らかにしてもらいたい。
言葉の軽さは杉村議員と同じレベルだと受け止められると、麻生首相にとっても良いことではない。真に公平、公正な社会をつくるためにも、力を注いで戴きたいものだ。
菅家さんが何とも言えない笑顔を見せ、手を振りながら千葉刑務所を出る姿に、多くの人が「良かった良かった」と思ったことだろう。菅家さんを支えてこられた佐藤博史弁護士の満足げな笑みも印象的であった。支持者の皆さんにも敬意を表したい。
とにかく、権力の横暴を正して行かなくてはいけない。
◎
本日提出した質問主意書4件
・
№333 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する質問主意書
・
№334 裁判官と検察官の人事交流に関する質問主意書
・
№335 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する質問主意書
・
№336 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する再質問主意書
◎
本日受領した政府答弁書16件
・
№291 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する第3回質問主意書
・
№292 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する質問主意書
・
№293 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する第3回質問主意書
・
№294 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する質問主意書
・
№295 国会議員に支給されるJR無料パス等の実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
・
№296 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する再質問主意書
・
№297 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する質問主意書
・
№298 新型インフルエンザに係る政府が作成したテレビCMに関する質問主意書
・
№299 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する質問主意書
・
№300 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する質問主意書
・
№301 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する質問主意書
・
№302 外務省の在外公館派遣員制度に関する質問主意書
・
№303 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する質問主意書
・
№304 外務省の専門調査員制度に関する質問主意書
・
№305 外務省における健康管理休暇制度に関する質問主意書
・
№306 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2009年6月5日(金)
杉村太蔵衆議院議員が次期衆議院選挙での不出馬を表明した。「不退転の決意で何が何でも北海道1区からやります」と勇ましく言っていた杉村議員の心境の変化に驚く。
「今の状態では勝ち目はなく、民主を利するだけだ」と述べたと伝えられているが、政治家は自分の志、考え、思いを有権者に訴え、判断してもらうのだ。勝つか負けるかで政治家を志望したのなら、そもそも政治家としての資格はない。時には「百万人と雖(いえど)も我ゆかん」の精神が重要なのであり、安易な選択をするのでは、期待してくれた人を裏切ることになる。
何よりも、政治家は人間関係、人の道を大切にすることが大事である。少なくとも「不退転の決意でやります」と私のところに言ってきた経緯がある。それならば、事前にまたは事後にでも、なにがしかの連絡があって然るべきと思うのだが、なしのつぶてであった。この辺が政治家としての基本ができていない。
出る出ると言って具体的な動きも見られなかったので、「本当にやるのだろうか?」と思っていたが、結果として自ら退場の道を選んだ。まだ若いのでしっかりとエネルギーを蓄えて、今度は「出る出る詐欺」と言われない様に、不退転の決意を示されることを望みたい。
この杉村議員の言葉と比較すると、足利事件で逮捕され、昨日釈放された菅家さんの記者会見における訴えは、まさに“神の声”と言っても良い、重みのあるものであった。
・ 17年我慢 人生を返せ(読売1面トップ)
・ 謝ってほしい(朝日1面トップ)
・ 刑事、検事許さぬ(毎日1面トップ)
・ 私は無実 人生返して(産経1面トップ)
・ 人生返してほしい(東京1面トップ)
この菅家さんの叫びを、警察、検察はどう受け止め、聞くのか。
昨日の東京高検の意見書の最後に「本日、宇都宮地検において刑訴法に基づき、申立人の刑の執行を停止する手続きを取ることにするので、その旨申し添える」とある。いかにも官僚的な上からの目線で、反省、お詫びの見られない、人間としての心がない文章である。
かけがえのない、取り返しのつかない菅家さんのこの18年間の時間をどうするのか。土下座して謝ってもすまないことだ。
この思い上がった態度を、読者の皆さん、国民の皆さんはどうお考えになるだろうか。えん罪をなくすためにも、取り調べの全面可視化が必要だと、改めて私は訴える。
麻生首相は4日記者団に「一概に可視化すれば直ちにえん罪が減るという感じはない」と言っているが、麻生首相がどれほど検察の取り調べについて知っているのか。官僚からの受け売りでものを言ってはいけない。
私は国策捜査を受けた自らの経験を踏まえ、更に証人、参考人として事情聴取され、調書をつくられた人達から直接話を聞き、事実に基づいて、取り調べの全面可視化をすることがえん罪をなくす、防ぐことになると考えている。麻生首相は何を根拠に、どの様なデータ、調査を元にこの様な発言しているのか、明らかにしてもらいたい。
言葉の軽さは杉村議員と同じレベルだと受け止められると、麻生首相にとっても良いことではない。真に公平、公正な社会をつくるためにも、力を注いで戴きたいものだ。
菅家さんが何とも言えない笑顔を見せ、手を振りながら千葉刑務所を出る姿に、多くの人が「良かった良かった」と思ったことだろう。菅家さんを支えてこられた佐藤博史弁護士の満足げな笑みも印象的であった。支持者の皆さんにも敬意を表したい。
とにかく、権力の横暴を正して行かなくてはいけない。
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本日提出した質問主意書4件
・
№333 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する質問主意書
・
№334 裁判官と検察官の人事交流に関する質問主意書
・
№335 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する質問主意書
・
№336 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する再質問主意書
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本日受領した政府答弁書16件
・
№291 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する第3回質問主意書
・
№292 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する質問主意書
・
№293 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する第3回質問主意書
・
№294 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する質問主意書
・
№295 国会議員に支給されるJR無料パス等の実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
・
№296 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する再質問主意書
・
№297 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する質問主意書
・
№298 新型インフルエンザに係る政府が作成したテレビCMに関する質問主意書
・
№299 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する質問主意書
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№300 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する質問主意書
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№301 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する質問主意書
・
№302 外務省の在外公館派遣員制度に関する質問主意書
・
№303 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する質問主意書
・
№304 外務省の専門調査員制度に関する質問主意書
・
№305 外務省における健康管理休暇制度に関する質問主意書
・
№306 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
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