この日、私達が周回したとき、覚満淵には鳥居峠を越えた霧が流れ込んでいた。覚満淵は赤城山で唯一つの中間・高層湿原である。かつて、湿原ではあちらこちらでモウセンゴケなどが見られるほど、植生が豊かであった(数十年前)。現在は笹と低木の侵入が進行しているが、植生にはある程度そのころの面影が残っている。撮影、5月31日。
霧で覆われた湿原と黒檜山
覚満淵散策、霧が漂う方向の景色
湿原で出会った花
クサタチバナ(山地に生えるキョウチクトウ科の多年草、高さ 30-50 cm)の蕾と花。赤城山にはこのものの群生地がある。
午後の日差しを浴びるマイズソルソとウマノアシガタ
ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科サギゴケ属の多年草)
このものは田のあぜなどで見られる低地植物である。なぜ、この湿原に生えているのだろうか。それにしても、花の姿は興味深い。
レンゲツツジ
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霧が漂っていないときの湿原。周辺ではズミの花が目立つ。左奥は大沼である(5月29日)。
赤城山には何度も行ったことがありますが、この湿原には行ったことがありません。
湿原らしさが良く撮れていますね。
覚満淵は山内で貴重な湿原ですが、周囲の山頂(黒檜山や地蔵岳)にくらべて
地味な存在です。私も時間的余裕があるときに湿原を周回しています。
しかし、最近はかつての豊かな植生を復活させる機運が高まっています。
画像についてのコメントありがとうございます。
初めまして
ちょいちょういお邪魔してお出かけの参考にさせてただいております。
コメントも残さず失礼しておりました。
今日私も赤城へ行ってきましたが、今年は花が早いですね。ピークを過ぎていました。
情報をこれからも利用させていただきます。
よろしくお願いいたします。 前橋の在住です。
コメントありがとうございます。拙ブログのご訪問に感謝いたします。
確かに、今年は花の盛りのときが早いですね。そして、ツツジやズミの
花付きの良さには驚いています。余談ですが、近所の山ではヤマボウシが
今まで見たことがないほど多くの花を開いています。
昨日での赤城山の様子についてはありがとうございます。
貴ブログを訪問いたしました。今後もよろしくお願いします。