こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

三方ヶ峰・見晴岳(池の平湿原)での展望

2013-10-22 | 湿原

前回に続いて、三方ヶ峰(2040 m)や見晴岳(2095 m)などで撮った画像をアップロードする。10月13日、私達は湿原の木道を経て、三方ヶ峰、見晴岳、雲上の丘広場(2110 m)、雷の丘(2108 m)、村界の丘(2113 m)と、湿原の周辺を歩いた。

 


●富士山、金峰山、奥秩父連山、佐久平

三方ヶ峰(2040 m)で眺めた富士山など。市街地、里山、そして富士山と2000 mクラスの山波(瑞牆山、金峰山、秩父連山)の組み合わせには、何度見ても飽きないような広がりがある。この時は、富士山の山頂部が白く見えた(雪 or 雲?)。

 

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山座同定(カシミールによる)

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黒斑山、剣ヶ峰、高峰山(なだらかな山形)、湿原、そして富士山。三方ヶ峰付近にて。

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●中央アルプス(木曽山脈)と御嶽山

三方ヶ峰や見晴岳で、中央アルプスや御嶽山をはっきりと眺めることができた。このよう機会は冬季を除いて多くないらしい。

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山座同定。車山(車山高原)と鷲が峰(八島ヶ原湿原)が意外と離れて見える。

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中央アルプスをクローズアップする。ところで、強引な画像処理をすると、アルプスでの山肌の凹凸がはっきりする。しかし、全体としては色調が不自然な画像になってしまう。ここでは、中庸な処理(現像)を選んだ。

 

●御嶽山(剣ヶ峰)から北アルプス連峰(飛騨山脈)まで

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山座同定

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市街地(上田市)を入れて、穂高連峰、常念岳、槍ヶ岳などをクローズアップする。

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● 北アルプス後立山連峰方向

白馬三山の稜線が雪を被っている。稜線は、(左から)唐松岳、不帰ノ峰、天狗の頭、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、白馬乗鞍岳である。近くの山頂は烏帽子岳だ。ところで、今秋はナナカマドが赤い実を多くつけている。

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●角間山、根子岳、四阿山(左から)、そして、ヤナギラン(宴の跡)

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●志賀高原と草津白根山方向
NHK BS プレミアムで番組「にっぽん百名山」で、今回(21日)放送されたのは「飯豊山」であった。次回は「草津白根山」とのこと。番組では、映像のプロがどんな画像が見せるだろうか。
ここでは、白根山とともに、笠ヶ岳、志賀山(裏志賀山)、横手山、そして苗場山(右端)などを入れた。

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山座同定(カシミール)では、志賀山が2座となっている。しかし、そのうちの1座(右)は裏志賀山だろう。

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池の平から地蔵峠(湯の丸高原)に至る林道にて

画像は道沿いのゲレンデ(入り口)からの眺めだ。湯の丸山(左)と角間山(右)の間に、(左から)西岳、本院岳、八方睨、戸隠山、高妻山(最高峰)、乙妻山、地蔵山が見える。また、地蔵山の前には飯縄山がある。少し場所を移動すると、火打山なども視界に入る。角間山の山腹では、ナナカマドの紅葉が目立つ。

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当初、私達は高峰ビジターセンターに向かった(午前9時前)。しかし、センターの周辺では駐車スペースが全くないほど混雑していた。そこで、私達は湯の丸高見林道(半舗装)を通って、池の平湿原駐車場に向かった。この駐車場も混雑し始めていたが、スペースは少し残っていた。

林道で見上げると、水ノ登山の崩壊箇所(赤ゾレ)には迫力があった。如何にも、頭上からの落石がありそうであった。

 

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画像は夏に撮影したものである(東籠ノ登山にて)。

 


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「タイトルを離れて」

画像は、今回出会ったナナカマドとダケカンバとのバトル(?)の有様である。まだ、接木状態になっていないように見える。木の強い生命力に感心しながらも、接木が起こるならば、どんな結果になるだろうか。私達の勝手な想像をめぐらした。

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終わりの画像は、イワカガミ(岩鏡)の実である。

 

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池の平湿原での秋景色、2013年10月

2013-10-15 | 湿原

今週日曜日、私達は池の平湿原(長野県)とその周辺を歩いた。湿原の標高2,000 mである。湿原とその周辺部では、簡単な防寒着が必要なほど冷たい風が北アルプス方向から吹いてきた。しかし、青空は限りなく透明であった。


湿原に向かう道にて。歩き始めたとき、富士山、八ヶ岳連峰、そして北岳などが視界に入ってきた。湿原の入り口で、これほどの眺めを、私達は今までに見たことがなかった。

カシミールによる展望図

上の画像で飯盛山の左側に見える山は、毛無山(1,964 m、山梨・静岡県の県境)である

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八ヶ岳連峰のクローズアップ。稜線の奥に、北岳などの峰(南アルプス)が見える。甲斐駒ヶ岳も見えるだろうか。こんなことで、出会った人々と談笑した。

カシミールによる展望図

シュミレーションでは、視点の設定位置がずれたが、八ヶ岳連峰と南アルプスの山容は再現されている。僅かに、南アルプス・駒ヶ岳が見えるとの結果も得られた。

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ところで、湿原では、花の季節が終わっていた。しかし、周辺には、深まる秋の気配が漂っていた。

 

カラマツの黄葉化が中程度であり、ゴールデンイエローの光景はまだ見られなかった。しかし、この時季ならではの色の組み合わせは、私達にとって感動的であった。青空はフェルメールの世界に引き込まれたかと錯覚するほど美しかった。

 

ささやかな紅葉とシャクナゲの緑葉との対比。

 

湿原の小さな池(鏡池)のそばにて。カラマツ林の奥に見える山は東籠ノ登山(2,228 m)である。さざ波がなければ、鏡池の水面はその名に相応しいものとなったであろう。

 

湿原の周辺では、縞枯れ現象が起きているようなところもあった。湿原の乾燥化が進んでいるのだろうか。

 

湿原とその周辺。奥は黒斑山などの浅間山系である(カラマツの黄葉化がより進んだときの眺めを想像して)。

 

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ところで、湿原の周辺部、三方ヶ峰(2,040 m)や見晴岳(2,096 m)での展望は私達の期待を裏切らないものであった。

富士山と八ヶ岳連峰

 

最奥の稜線は左から中央アルプス、御嶽山、北アルプス連峰(乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳など)である。

 

 

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13日9時頃から12時半頃まで。 EOS 6D、 EOS F4L  70-200 mm、EOS F4L  17-45 mm。 

「2022年9月19日、再現像画像のアップロード」