こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今年のカッコソウ、みどり市小平にて(その3)、2017年

2017-04-29 | 

カッコソウの花が「小平サクラソウの会」の管理地(岩穴)で見頃となっている。今日は、前回(23日)のときにくらべて花の密度が高くなり、花の形や色での変化が大きくなっていた。

この花を見つけたとき、わたくしはその場に思わず立ち止まってしまった。花に格別の質感があると思ったからである。

日陰で、優しい色の花が塊となって咲いていた。

管理地では、カッコソウによる花景色が佳境に入っているようであった。

 

撮影、29日午後

管理地は5月3日にも公開されると聞いている(追記)管理地への経路は県道334号である。近くに駐車スペース(10数台)が設けられている。なお、午前中のカッコソウは一段と生き生きとしているとのことである。


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ところで、当地(桐生)の天候は、午前中は快晴、午後後半は雷雨、夕方は晴れであった。現在、部分的に星空。

 

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今年のカッコソウ、みどり市小平にて(その2)、2017年

2017-04-26 | 

みどり市の施設「小平の里」から前記事での管理地に向かう途中に、カッコソウの管理地がある(瀬見地区)。フェンスに囲まれた管理地で、カッコソウが日差しを受けていた。

日差しで輝く花々。

フェンスの西側からのスポットライト(木漏れ日)を浴びて

日陰に入っている花も美しい。

 

木漏れ日が風で揺れてほしかった。

 

管理地は県道334号沿いに設けられている。管理地の規模は小さいが、花には面目躍如たるものがあった。


4月23日午後3時過ぎ。一枚目以外の画像はフェンスの外側から望遠レンズで撮った。

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今年のカッコソウ、みどり市小平にて、2017年

2017-04-23 | 

カッコソウ(サクラソウ科の多年草)の花が「小平サクラソウの会」の管理地で咲き始めた。今日、わたくしは同会によるカッコソウ祭りでのツアーに参加した。

管理地の杉林では、カッコソウが午後の木漏れ日を受けていた。管理地は小平地区(岩穴)にある。

花のクローズアップ

花を開き始めたばかりであろう。花びらが完全には展開していない。カッコソウには、長花柱花と短花柱花の2つのタイプがある。前者では雌しべが長いが、後者では雌しべが短い。このものは、雌しべが見える(長い)ので長花柱花であろう。そして、受粉は異花柱花の間で行われる。

こちらの花では雌しべが見えない(短花柱花)。

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ツアーでは、サクラソウの会員と桐生・みどり市地区環境アドバイサーによって案内されて管理地内の通路を歩く。


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カッコソウは、鳴神山(群馬県桐生市・みどり市)の固有種として、環境省「種の保存法」で国内希少動植物に指定されている。ツアーでの案内によると、かつて小平地区では山一面がピンク色になるほどカッコソウの花が咲いたが、自生地は盗掘などによって壊滅状態になってしまったとのことである。


管理地にて。週末には花の数がさらに増えるだろう。


4月23日午後、群馬県みどり市小平、管理地(岩穴)にて。

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夕日の木漏れ日を受けるミツマタの群れ、2017年

2017-04-20 | 

桐生川沿いのミツマタの花は終盤を迎えている。それでも、道路で見上げる群生地には存在感がある。群生地が対岸の杉林からの木漏れ日を受ける時間帯では、思わず視線が引きつけられるような場面が現れる。先日は、木漏れ日で花の群れが部分的に夕日に染まった

 

 

 

木漏れ日が風で揺れるならば、動画を撮りたかったが。

さて、木漏れ日の光源にカメラを向けたとき、ファインダーには美しい光条が現れた。杉林が夕日に対してクロスフィルターとして作用したからであった。


4月中旬、17時頃、桐生市梅田町にて。

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昨日は日差しを浴びていたが、桐生川上流での桜。2017年4月

2017-04-17 | 桐生川・紅葉{桐生川)

昨日は市内を流れる川の上流で、咲きそろった桜の花が暖かな日差しを浴びていた。ここでは、市街地にくらべて一週間以上遅れて花が見頃になる。渓流の水のためであろうか、花には瑞々しい質感が保たれていた。


 

 

 

 

 

夕日が対岸の山に沈む直前にて。

 

 

今夜はやや強い雨が降っている。花は明日まで悪天候に耐えることができるであろうか(耐えてほしい)。


撮影、4月16日午後4-5時頃、桐生市梅田町にて。


追記

昨夜から今朝にかけて風雨が強くなるとの予想は外れた。しかし、日中の最高気温は29℃であった(18日)。


 

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夕日を浴びる山城址での桜、柄杓山(桐生市)にて、2017年4月

2017-04-14 | 

城山(柄杓山)は、山城の跡(桐生城)として市街地から目立つ里山であり、4月中旬には山腹が桜の花で覆われる。ここには、ソメイヨシノが640本ほど植えれられている(桐生市HP)。

夕刻に市街地から城山を眺める。右奥の山頂は鳴神山(980 m)である。

どちらの画像も南側(市街地)方向から眺めたものである。ときには、雲が夕日に染まる場面を期待してみる。


城山は柄杓山(ひしゃくやま)とも呼ばれている(標高、361 m)。山城(桐生城)は1350年に桐生国領によって築かれたと言われている。城址には堀切が遺構として残っている(増田宏著「山紫水明 桐生の山」、みやま文庫、2015年)。

本丸跡を囲む遊歩道(逆光にて)。

本丸跡での石碑とヤマツツジの蕾。

本丸跡にて。このときは、数人が和んでいた。


本丸跡を囲む桜には大きな木が多い。夕日を浴びて花が輝く。

花の背景は霞む市街地である。

楽な姿勢で見られる、桜の群れ。

広々とする気分になって、桜を楽しむ。

桜のトンネルを想像して。春霞が背景のコントラストを低くしている(春霞よ、ありがとう!)。

ところどころで、ヤマツツジの花も開き始めた。

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城址への駐車場(30台分)。


駐車場での案内板。遊歩道は傾斜の緩やかな山道である。かつては、この山は檜杓山と表記されていた。しかし、城址の地形が柄杓に似ているから名付けられたので、山名は柄杓山が正しいとされている(増田宏、「山紫水明 桐生の山」から引用)。


余談:遊歩道と城山林道の分岐点で、舗装されていることに引きづられて林道(右方向)を歩くと、城址から離れて行くハイキングということになる。

分岐点先の遊歩道にて(東方向の展望)。この景色は城址へのコースを辿ることの指標でもある。



公開後、タイトルを変更し、加筆しました(15日午前)。

撮影、4月14日午後5時頃。

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道端の花(2)、ヤマザクラ、2017年4月

2017-04-12 | 

夕刻での散策路にしている山道のそばで、サクラが夕日を浴びていた。日差しで、花びら、花柄、そして新葉が輝く姿には、春の風情が満ちていた。

 

 

 

4月9日午後5時過ぎ、桐生市菱町にて。

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道端の花(1)、アズマイチゲ、2017年4月

2017-04-10 | 

道を歩いているとき、なぜここに生えているのだろうかと思いたくなるような花に出会うことがある。先週は、県道のそばでアズマイチゲが花を開こうとしていた。



アズマイチゲは大雨が降れば崩れそうな場所に根をはっていた。美しさと危うさを感じさせる姿に魅せられて、わたくしはこの場に約30分ほど立ち止まっていた。撮影、4月上旬、群馬県みどり市にて。


ところで、あるとき、林道そばで、アズマイチゲが朝の光を浴びて花を開き始めていた。しかし、翌年は花に出会うことができなかった。この場が台風による豪雨で崩れてしまったからである。撮影、2012年4月上旬、群馬県桐生市にて。

 



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ミツマタの花(その3)、香りに包まれて、桐生川にて、2017年4月

2017-04-08 | 

桐生川沿いに生えているミツマタも花が見頃になってきた。花の群れの規模は小さいが、雰囲気が異なる群れは幾つかある。幾つかとしたのは、自分がその場所を知らない群れもあるらしいからだ。さて、昨日は夕刻に天候が回復したので、ミツマタの花を眺めるながら川沿いを歩いた。この二週間ほどの限定版として、渓流の音を聞きながら、花の香りに包まれてみたかった。

ミツマタの群れに近づくと、気分が和らぐような花の香りが漂ってきたミツマタの香りは同属のジンンチョウゲ(沈丁花)にくらべて控えめである。

香りに包まれて、花にレンズを向ける。


香りと彩りのやわらかさを感じて。


ときには、変わりものに出会う。庭の沈丁花でも、このような花が数十分の一程度の確率で咲いた。


この場面では、背景として青空が欲しかった。


どの花に焦点を合わせたらと迷いそうになったが。タイムリミット(日没)が迫っていた。

 

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杉の伐採後に生まれた、小高い山での群生地では、花の色が濃くなってきた(桐生川沿いの県道にて)。

 

花の群れを、波のうねりに見立てて。


ミツマタで覆われたときは、ライトアップ (ジョーク!)。

 

杉林のなかに散見されるミツマタ(望遠で)。

 

撮影:4月7日午後5時頃。桐生市梅田町。


現在、当地の天候は曇りであり、周辺の山々は霧で覆われている(8日15時)

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赤い太陽が沈んで行く 2017年3月

2017-04-05 | 夕景

春の到来を告げるかのように、この頃は晴れていても霞がかかることが多い。先月19日は、濃い春霞で西方向に位置している浅間山が全く見えなかった。それでも、落日のときに浅間山のシルエットが浮かび出ることを期待して、わたくしは市街地に近い山に向かった。夕日が浅間山の山頂に沈む場面を撮りたかったからだ。

日の入りの時刻が近づくにつれて、太陽が次第に赤く見えるようになった。しかし、シルエットが全く現れなかったので、山頂に赤い太陽が沈む場面は現れなかった。それでも、赤い太陽が沈んで行く場面は印象的であった

市街地の西に浮かぶ赤い太陽。

 

太陽の明るさに、露出を合わせてみた(マイナス側に補正)。画像は望遠 200 mmで撮ったものをトリミングしたものである。現像での色温度は曇り(6500 K)に設定した。


くっくりと、赤い太陽が撮れた。しかし、黒点が写っていない。インターネットで公開されている太陽観測データには、3月6日から3月20日までの間、観測された黒点数はゼロであったと報告されている(宇宙天気情報センター・太陽観測データ)。

なるほど、赤い太陽を黒点の数がゼロであるときに撮ったことになるのか。Google Scholarにおいて「太陽 黒点 気象」をキーワードとしてを検索すると、国内で500 件強の学術報告や解説などがヒットする。


太陽が雲に沈み始めた。このときの願いは雲よ去れであった。


望遠 200 mmで撮ったものをトリミングする。

 

次第に、赤い太陽は見えなくなった。

 

 

3月19日午後6時頃、群馬県桐生市にて。

 

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