巻雲(すじ雲)などの上層雲が夕日に染まる光景は、わたくしにとって見逃すことができない夕景である。美しい彩りを帯びた雲がゆっくりと流れる有様は、かつて自分達の街で見られた友禅流しを思い起こさせる。
ある施設からの帰り道で、穏やかに日が沈む場面に出会った。夕日を浴びる大室古墳公園のストーンサークル(群馬県前橋市)。
公園から、わたくしたちはカーナビに導かれて自分達の赤城山展望スポットに向かった。
赤城山の各山頂は、左から鍋割山、荒山、地蔵岳、長七郎山、小地蔵岳、鳥居峠、駒ヶ岳、そして黒檜山(標高、1,826 m)である。
すじ雲と飛行機雲の流れ。
赤城山の裾野は広い(底径は22 kmから35 km)。自分も南側の裾野で、その広がりを眺めている。 山頂は鍋割山である。
裾野の先には、榛名山が微かに写っている。
撮影、10月22日。