こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

桐生川での紅葉(その2)、桐生川ダムの下流にて、 2023年11月

2023-11-30 | 桐生川・紅葉{桐生川)
桐生川ダム下流のスポットでは、川沿いの紅葉が最高潮のときを迎えている。アップした画像は今日午前中に撮った紅葉の彩りである。

このスポットに向かう前、わたくしは無駄足は踏みたくないとの消極的な思いを抱いていたが、美しい紅葉との出会いで、その思いは消えた。





青空と雲を背景する大樹での彩りが、わたくしには唖然とするほど美しく感じられた。




強めの風が吹いてために、紅葉とそれの水面への映り込みをスローシャッタースピードにて撮影できなかったが。










紅葉を見下ろして。





30日11時頃、桐生市梅田町旧道沿いにて。ホワイトバランスは太陽光。




今月の月(その1)、 望(満月)と月光彩雲、 2023年11月

2023-11-29 | 月、月光彩雲
今夜も東の方向で昇って間もない月が赤い光を放っている。27日において、望(満月)になる時刻は18時16分、月の出は16時09分(群馬)であった(群馬県立天文台HP)。わたくしが視点に選んいるスポットでは、月が近くの山並みから平地にくらべて約1時間以上遅れて昇る。そのため、同日では、程なく望になる状態の月が山並みから昇った。


画像は「望、18時16分での月」である。その輝きは、わたくしの人工水晶体に置き換えた眼には眩しいほどであった(撮影でのISO感度 160、シャッタースピード 1/400秒、絞りf値 9、望遠 200 mm、トリミング)。




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月が昇る頃、山並みの上空にほどよい大きさの雲が流れてきた。そして、その雲は昇ったばかりの赤味を帯びた月の光に染まった。画像では、雲に対して露出を合わせているので(ISO感度 3,200、シャッタースピード 1/50秒、絞りf値 7)、月に対しては露出オーバーとなっている。



月が昇った位置である。スポットを選べば(たとえば、西側の山並みに登るなど)、暗くならないうちに、この時季ならではの山肌の彩りと満月の組み合わせを撮ることができたかもしれないが(苦笑)。



月が雲の上に昇ったとき、露出を月に合わせてみた。画像は17時34分での月であるISO感度 800、シャッタースピード 1/400秒、絞りf値 9、ホワイトバランスはオート)。




18時15分での月。16分に設定したタイマーで、望の瞬間までカウントダウンをしながらにて(ホワイトバランスはオートに設定)。



そして、「望の画像(一枚目)」である。


「月光彩雲」
ところで、18時20分過ぎに、昇りはじめた頃と同様に、大きな雲が月の位置まで流れてきた。月が雲に隠れる直前に、輝いている月によるものならではの彩雲が現れた。彩雲はあたかも月が波打ち際にあるかのような彩りを帯びた(ISO感度 2,000、シャッタースピード 1/20秒、絞りf値 9)



以後、月は雲に隠れた。しかし、22時頃、天頂まで昇った月が再び輝きを取り戻し、明るい月とその輝きによる月光彩雲が天頂を彩った。



彩雲の形と色彩は雲の位置、形、そして厚みに応じて多様に変化した。







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締めの画像は今夜の月(21時半頃)、月の姿はなんとなくユーモラスである。





27日、29日、桐生市にて。




桐生川での紅葉と黄葉 2023年11月

2023-11-23 | 桐生川・紅葉{桐生川)
今年は夏での酷暑と先日の雨の影響を受けたためであろうか、川沿いのモミジでは枯れ葉やまだ紅葉化が進んでいない木々が目立つようである。もっとも、自宅周囲の山並みでの彩りは日毎に変化しているので、桐生川沿いでの紅葉化と黄葉化がさらに進むことを当方は期待している。

ダム湖の上流にて













この川での特徴は紅葉、黄葉、そして緑葉の映り込みである。






対向車との出会いがないことを願いながら、一車線幅の狭い県道をさらに上流まで足を伸ばしてみたが。


紅葉を背景とする落葉広葉樹での黄葉が今年は目立つ。



21日、昼頃。ホワイトバランスは太陽光。

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自宅周辺での彩り(23日朝、薄日が差している状態にて)






桐生川ダム湖に架かる橋の上で 2023年11月

2023-11-19 | 桐生川ダム湖
今日は晴れているが、やや強めの風が吹いている(気温 17℃、風速 3 m/sec、午前10時半現在 )。昨日の天気も同様であった。さて、一作日は、朝から雨と霧の空模様が午後になると好転したので、桐生川ダム湖に架かる橋の上で、霧が残る状態での景色の変化を追ってみた。

上流側にレンズを向けると。


ダム湖を囲む山並みに霧雲(層雲)が残ると同時に、透明な青空(手前味噌的表現が許されるならば、「北関東ブルー」)と積雲(綿雲)による、この時季ならではの景色が広がった。


部分的に残されている自然林での黄葉・紅葉化がさらに進むことを期待して、シャッターボタンを押した、




下流側(ダム堰堤方向)にレンズを向けると。




高度が下がりはじめた太陽とそれの水面の映り込みがダイナミックな光景を創りだしていた。

雲が切れると、水面に映り込んだ太陽が直視できないほど眩しく輝いた。


少しさざ波が立っていたが、水面での輝きと形は太陽の高度に応じて大きく変化した。


水面での輝きには何か惹かれるものを感じて。


水面に光の道が現れるときもあった。






橋はダム湖の中央部に架かっているので、時間帯によっては上流側と下流側において対照的な風景(光景)が広がる。
なお、ダム湖の上流では、モミジの紅葉が部分的に進んでいたが、このときは雨に濡れた枯れ紅葉がやや目立つ状態であったため、紅葉ににレンズを向けなかった。

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17日午後、桐生市梅田町にて。



ある日での朝景と夕景 2023年11月

2023-11-14 | 朝景
今週は冬型の気圧配置によって寒暖差の大きい天気でスタートした。当地でも、昨日は夜明け時から周囲が濃い霧で包まれた。ところが、午前6時過ぎ霧に切れ間が生じて、数分間のことながら、その切れ際が朝日で異様な色に染まった。



そして、市街地を囲む山並みが濃い霧の中から現れた。



自分達が住む街の名「桐生」はしばしば霧が発生することにも由来すると聞いたことがある。どのような理由で「霧生」が「桐生」に転化したのか、歴史的背景を当方は知らないが。
それにしても、市街地において標高 300 m 程度の山並みが霧の中から姿を見せる風景は、半盆地地形の場に広がる当地ならではのものかもしれない。




山並みにレンズを向けているとき、上空からマガン(?)と思われる群れからの鳴き声を聞きたので、あわててレンズを群れに向けたが。




日中は透明な青空が広がった。そして日の入りのときが近づくと、西側の山並みの長い影が、朝とは対照的な風景を生みだした。






この日の風景において、キーワードは「大きな変化」であった。

撮影:11日(最高気温16℃、最低気温 4℃)。



日の出を待って 2023年11月

2023-11-12 | 朝景
今日は冬の到来を想わせるような日差しのない寒い天気になりましたが、この頃は近くの尾根から朝日が昇る光景にレンズを向けることが多くなりました。朝日が昇る時間帯では、気温の変化にともなって、そのときまで日の出方向を覆っていた雲が消えたり、逆に雲が発生して朝日に染まるなど、空模様が短時間のうちに変化するからです。

このときは、朝日が昇る直前に生まれた小さな積雲(わた雲)の群れが朝日に染まりました。
















桐生市にて。



秋景、11月上旬も明日まで、2023年

2023-11-09 | 雑感
11月に入ってから、この時季とは思えないような天気が続きましたが、当地では昨日から秋の深まりを感じさせる空模様になりました。

今朝は、午前7時過ぎから上空を覆っていた雲が切れて、この時季らしい色の青空が現れました。さらに、遅れていた山肌での黄葉・紅葉化もはじまりました。



間もなく、山頂付近の大樹も黄葉で覆われるはずです。黄葉の背後から月が昇る場面を、当方は期待しています。



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さて、昨日は早朝から全くといってもよいほど雲が浮かんでいなかった空模様が夕刻まで続きました。画像は、山並みが朝日を浴びたときに撮ったものです。東側にも山並みがありますので、この山並みは市街地に先がけて日差しで浮き出ます。


黄葉・紅葉で覆われた山肌が朝日で浮き出る場面を、当方は待っています。山腹右側でのソメイヨシノの群れが他の樹木の群れに先がけて色付いています。






奥の山並みで標高は 1,000〜1,100 m です。ときには、右奥の山頂やそれにかかる雲が選択的に朝日や夕日に染まります。



自分自身も朝日を浴びながら、山並みから朝日が昇る場面にレンズを向けてみました。


庭のゲンカイツツジ(玄海つつじ)においても紅葉化がはじまりました。あまりにも変則的であった今年の夏と初秋を過ごした葉が、枯れずにどこまで紅葉化するか、バロメーターとして色付きの変化を追いたいと思っています。



落日直後、いわゆるマジックアワーでの彩りです。落日の方向ではありませんが、前々日に雨が降りましたので、あまり低くない湿度を反映して、山並みの上空が夕焼け色を帯びました。



南西方向での彩りです。これからはマジックアワーでの彩りが濃くなります。落日直後での散策を寒くなるまで楽しむつもりです。



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先月末から、野暮用で記事の更新をストップしていました。

撮影: 8、9日